ナゴヤドームで連勝というのもなかなかお目にかかれない。。能見と今季登板機会の少ない雄太なら連勝しておきたい一戦であったはずだ。能見が7回2失点程度で抑えられるか。雄太から3点は取れるだろうという目算で予想をした。

4回3本の長短打であっさり逆転される。無死一、三塁から平田が2-0から打ち上げてくれたので無失点で切り抜けられる可能性もあったが、勿体ないWP。一塁が空いている状況でエルナンデスにも簡単に勝負に行って高目球を運ばれた。

のらりくらりの雄太を、勝ち投手の権利を含ませ、結局6回途中まで持たせてしまう。ナゴドで負ける時はいつもこんなパターンに包み込まれる。零封負けか2点程度取って競り負け。攻撃が淡白で気が付けば終盤…。そんなイメージばかり。

今日もそんな形で終わりそうな気配が漂い始めた7回。昨日温存していた田嶋と又吉をつぎ込んでくるのは明白。6回途中から田嶋、7回も回跨ぎで田嶋が続投していた。新井が倒れて江越の初球、シュート系の球が真ん中へ入ってきた。

積極性が売りの江越が見逃すはずもなかった。打ち損ずることなくフルスイングした打球はそれまでの3本とは違って弾丸ライナーでレフトスタンドへ突き刺さった。梅野が昨年ここで延長決勝弾を打った時のような素晴らしい打球だった。

能見は7回97球で降板。勝ち投手にはなれなかったがゲームはしっかり作った。8回、中日マウンドは又吉。又吉も田嶋も今日が46試合目、かなり投げ過ぎの感は拭えない。勝っていても負けていても使ってきた数字が残っている。

8回先頭鳥谷四球。上本のバントが小フライになるも鳥谷の好判断で二塁到達。こういう打球判断もセンスの良さというか感性の良さがプレーに出るもの。守備の良い投手なら飛び込んでダイビングしていた。だが福留、ゴメスが凡退。

8回安藤が上位打線を三者凡退。ゲームは最終回へと。9回無得点ならまたここでサヨナラ負けの危機が漂う展開へ流れ込む。又吉続投で先頭マートン。先日の記事で紹介したが、マートンは四球取得率がかなり低い。よく選球して出塁。

6番今成。ここは100％犠打のケース。一、二塁の時にやって欲しいような三塁線の絶妙な犠打。代走大和を二塁へおいて再び江越が打席へ入る。ここで江越が痛打して決勝点を奪うわけだが、9回の打席も打ったのは初球だった。

私が投手の立場ならストライクは投げない。江越が初球からブンブン振ってくる打者というのは情報として入っているはず。ましてや前の打席も初球を同点弾している選手、初球の入り方を谷繁はベンチでどう考えていただろうか…。

打球は前進守備の外野を軽々と越えた。頼もしい選手が今日も打った。このところ江越のお立ち台が連日続く。おそらく金曜日のヤクルト戦から江越の打順は一つ繰り上がる。藤浪が投げるであろう金曜日に参戦。江越は何番で登場か。

ところで昨日も今日もベンチに岩崎が入っていた。本当に入っていたのか上がりなのか情報がないが、前回打ち込まれても抹消されなかったところを見ると、土曜日か日曜日の先発もあるのか、それとも中継ぎ待機でのベンチ入りだったのか。

今季まだ勝ち星のない岩崎だが、打順2巡目までは安定している。3順目以降の被打率が高いというデータもあるようだ。中継ぎで一度岩崎を試してみるのも一手だと思う。これから夏場の厳しい戦いが続く。先発6枚も必要だが、岩崎の中継ぎ起用は検討すべきだ。3回一巡投げられれば大きい。

社会において、我々は人と人のコミュニケーションの中で生活している。コミュニケーション能力が高い人の話は分かりやすく聞きやすいが、普通にコミュニケーションがとれれば会話や議論は成り立つしそれほどストレスも感じない。

だが、それができなければコミュニケーションは図れない。野球の話以前の問題。相手の話をしっかり聞き、それに対してどう考えどう思うのか？　それでこそのキャッチボール。配慮もなく一方的に喋りまくる人間が嫌われるのは世の常。

銀傘さん、害虫消えないんですよ(笑)　

ゴキブリより性質悪いですわ…。

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