田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

避難所暮らし

2016-09-24 19:21:59 | ヒゲの毒舌
四月の地震発生時、我々の避難所は本荘小学校だった。
夕方頃には、体育館は避難者でぎっしりと詰まっていました。
しばらくすると、おにぎりの配給が始まった。
ラップ包みおにぎりです。
しかも、温かいのでありがたい。
なるほど、食事だからと手を洗う水もないし、箸も用意出来ない。
ラップを持ってかぶりつけば、事足りる訳です。
しかし、ヒゲはおにぎりの温度に違和感が起きた。
こんなに温かいけど、大丈夫なのか?
これって、ラップを切って拡げてあるところに、炊き立てのご飯を置いていき、
直ぐに! 丸くくるんでいって、保温箱に入れていったのでしょう。

同じ作業なら、ヒゲはこうしたでしょう。
炊飯器の蓋を取って、炊き立てご飯を時々混ぜながら、放熱!します。
荒熱がとれたら、それからラップを切って、ご飯をくるむ作業に移ります。
ヒゲ達は、生温かい温度で長い時間保持すると、菌が繁殖するリスクが増大すると習ったもんだ。

1971年、京都駅から西にしばらく行くと、 大きなホテル がありました。
其所の地下にある和食店がヒゲのバイト先です。
ヒゲは遅い時間に入るから、雑務程度の仕事しかありません。
その日も、移し替え作業。
やっていると、煮方さんが血相変えて学生ヒゲのとこに。
「 お前! ナニしてんネ( 怒 )。コレとこれじゃ、温度差があるねん。
こんなモン、一緒にする馬鹿がどこにいる! 」
ヒゲ 「 ヘイ、すんまへん 」
温かい物と冷たい物を、同居させる危険性を悟らされた瞬間でした。

やがて、熊本地震避難所で、食中毒が発生。
ひとつは、ノロウイルスに因るモノ。
こんな時には、もうノロウイルスは避けようがないよね。
そして、もうひとつは、温かいおにぎりに因るモノです。
保健所も、営業での配達ではないので、お咎めなしに。
以後、避難所や病院での、食事の留め置きは避ける様に指導が。
つまり、持ってきて貰ったおにぎりは、その場で食べなかったら、廃棄する様に。
避難所の皆さんには、とても受け入れ難い通達ですが。

余談ですが、うちのカァちゃんが3日前から、めまいと吐き気でダウン。
さすがにシンドかったのか、病院へ。
なんと、感染性胃腸炎だと、驚いて報告。
これも、防ぎようがないのかな?

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