手放すと自由になる。 | 否定しない子育て。森と自然と親子の暮らし。

否定しない子育て。森と自然と親子の暮らし。

ずっと強い自己否定をして生きてきた私。母親になって子供たちの生きる姿に自分の生き方を見直し「否定しない」ことが幸せへの道だと知った。保育士となった私が大好きな自然の中での暮らしとともに綴るママと子どもたちへのメッセージ。

先日、無事に卒業式を迎えた息子くん。

私も

子育て卒業宣言♪

 
子育てを手放したら
息子の生意気な発言も
無理な要求も
すべて聞き流せるようになりました(^^)
 
くそが!うるせぇ!
という言葉もスルー♪
ママ上履き洗っておいて!という要求も
「ママはやらない♪」でスルー
「ママは普通のママより家事をしてないよ!」
という理不尽な責めも
どこふく風♪
「ママは家政婦じゃないし、ごはん作ってるし、今日は洗濯したし
 できることはやった~」
もう気にしない。
 
昔は子育てを頑張っていた頃は
ぜんぶやるのが当たり前と思いこんでいて
本当はしんどかったのに、家事をがんばってがんばって
「私ばっかり!大変!なんで私ばっかり(泣)」と
文句と不満にあふれていた。
好きでやっていたくせに、やらされていると勝手に思い込んで
やめてみたらいいのに、それができず苦しんでいた。
 
子どもを世話しなきゃいけない。
家事をやるのが当たり前。
みてみて!私大変なの!
手伝ってよ。やってよ。(心の声)
なんでみんなやってくんないの!
そんな不満が爆発し
泣いて暴れることも多々。
頑張っているのに家はぐちゃぐちゃ。心もぐちゃぐちゃ。
 
ひとつひとつ手放した。
まずは家事。
苦手な片付け、掃除はやらない。
やりたくないときは、ごろごろ。
炊飯は子どもの仕事にしてご飯も炊かない。
気が乗らない時は作らない。
気が向くときだけやることにした。
 
そしたら別に誰も困らない。
家はぐちゃぐちゃだけど
限界点を超えると旦那が片付けてくれる(笑)
子どもたちだけで片付けてくれる(笑)
そしてママはできないやつというレッテルが貼られ
私は期待されない存在となり
がんばらなくてよくなった。
 
私が家事を手放したら
みんながそこそこやるようになり
ママはいらないよ、出かけてきていいよと言われるようになり
夜の外出や一人泊まり旅も
難なくできるようになった。
 
で、今回息子の卒業式をきっかけに
子育てを手放す決意をしたら
息子のたわごとが
まったく響かなくなって
聞き流せるようになってびっくり!
 
息子が3歳のころには
「ママだいきらい!」って言われるだけで
私、悪いママだわ、嫌われちゃったと泣いていたのに(笑)
愛されている自信がまったくなかった。
息子の無償の愛を受け取る自信がなかった。
 
今はクソと言われようが、何言われようが
まったく動じない。
面白いものだ。
 
息子への将来の期待も手放した。
今日は中学校の入学説明会で
中高一貫の6年間で将来の仕事、将来のキャリアのために
こんなカリキュラムでいきますという話があり
将来のことを考えたのか
そんな帰りに息子がふと
「ママは俺について欲しい職業とかないの?」と聞かれたので
考えてみた。
 
そしたら別に何もでてこなかった。
「そうだね~敢えて言えばパラサイトされるのは嫌だな。
 30、40になっても養う力はママにはないから
 自分で生活できるようになって欲しいな」
でももっと考えてみた。
 
そうしたら出てきたのが
「そうだねぇ。欲を言えば、あなたが生み出した経済活動で
 周りの人がより幸せになったりしたら嬉しいなぁ。
 あなたの活動で雇用が生まれてみんなが豊かになったら幸せだなぁ。
 でもそれで自分が辛くなったりしたら嫌だから
 身体や心を壊すよりは何もかも辞めて何にもしないで家に帰ってきていいからね。」
なんて、もう家を出る息子に言うようなセリフが出てきてしまった(笑)
 
正直、ほんと、職業はなんでもいいな。
手段はどうでもいいから
毎日を充実して幸せを感じて生きて欲しいな。
これから始まる学校生活でも。
 
それを期待はするけど
でも辛いこと厳しいことにもまれることも
すべてが善きことにつながると信じてるから
何が起きても大丈夫だと
ただ信頼していよう。