辛口レビュアーろじねこさん Celebrate! Tokyo Disneyland斬り

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遂にディズニー2018年の夏のイベントが始まりました。

まぁ、日中お仕事のろじねこさんは、まだ夏イベントを堪能できませんが、

久しぶりに早く仕事が終わったので、夜のランドに遊びに来ました。

目的は、新プロジェクションマッピング「Celebrate! Tokyo Disneyland」(セレブレイト 東京ディズニーランド)と、

ミニオの後釜として始まったショー「レッツ・パーティグラ!」です。

どちらも仕事終わりでも、抽選に参加できるので、週末前に一勝負です。

ま、ハズレますよね。

と言う事で、遠巻きに鑑賞する事にしました。

レッツ・パーティグラは、アドベンチャーランドのシアターオーリンズで開催されますが。

ミニオ時代から、このシアターオーリンズは外から鑑賞できるエリアは限られていたので、

こちらは諦めて、今日はセレブレイト 東京ディズニーランドを鑑賞していく事にしました。

と言う事で、遠巻き鑑賞ではありますが、辛口レビュアーろじねこさんCelebrate! Tokyo Disneyland斬りです。

以降、ネタバレを含むので注意。

素晴らしかったです・・・

テーマも分かりやすく、演出も良かったですし・・・

素晴らしかったと思います。

なのに奥歯にモノが詰まったかのような喋り方になるのは何故でしょう?

それはどうしてもワンスと比べてしまうからです。

ワンスとは、2014年から2017年まで東京ディズニーランドで開催されていた、世界初のキャッスルプロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム」のことです。

結局我々はワンスと言う、ある一点において限りなくキャッスルプロジェクションの極北に近づいただろう傑作を、

その誕生から終了まで見てしまっています。

ワンスと言うショーを見れた事は、とても幸運な事だと思っていますが、

こうもキャッスルプロジェクションを見るたびに、その肩越しにワンスの影が見えてしまうのは、

これはもはや呪いなのではないかとさえ思えてきます。

「ワンスは良かった」と後ろ向きな事ばかり言っても仕方ないので、「Celebrate! Tokyo Disneyland」の感想も書きましょう。

まずストーリーミッキーマウスが、素晴らしい音楽とキャラクター達と共に、東京ディズニーランドのテーマランドを巡ると言うもの。

ディズニー作品を紹介するプロジェクションマッピングはいくつかありましたが、

パークをテーマにしたプロジェクションマッピングは初めてかもしれません。

ではろじねこさん的にはどう感じたかと言うと、

次はどのテーマランドで、どのアトラクションが出てくるんだろうと、ワクワクしながら鑑賞していました。

が、

途中から「これって東京ディズニーランドを紹介するプロモーション映像みたいな物なんじゃないの?」と思い始めました。

TDLのプロモーション映像をTDL内で流してどうするの?

本物のビッグサンダーマウンテンがすぐそこにあるのに、なんでわざわざ映像を見なきゃいけないの?

と言うか、プロモーション映像は、パーク外で流して「ディズニー行きたいなぁ」と思わせてこそ意味があるんじゃないの?と思っていました。

なので、途中からは言いようのないモヤモヤ感を抱えながらの鑑賞でした。

しかし鑑賞後、モヤモヤを抱えたまま帰路につき、ワールドバザールを抜けた辺りで、ふとある考えが浮かびました。

セレブレイト東京ディズニーランドは、オタと一般で感じ方が全く違うショーなのではないだろうか?

オタはオタとして、TDLと言う日常の中の「新しいショー」としてセレブレイト東京ディズニーランドを鑑賞し、

場合によっては、ろじねこさんのように「これプロモ映像だろ?」と言う感想を持つものもいるかもしれません。

しかし一年、あるいは数年に一度しかディズニーに来ない(来れない)人達はどうでしょうか?

ディズニーと言う非日常の夢の国を、一日中楽しんだ後に、その象徴たるシンデレラ城に映し出されるキャッスルプロジェクションで、

今日一日遊んだTDLが映し出されるのです。

「あ、あれ朝乗ったジェットコースターだよね!」

「あぁあんなヤツ、ホーンテッドマンションにいたなぁ・・・

などと、特別だった一日を追体験して、素晴らしい思い出を鮮明に蘇らせてから、日常に帰って行くのではないでしょうか。

もしセレブレイト東京ディズニーランドが、その様なショーなのであれば、

たとえワンスほどの感動を与えらなかったとしても、ワンスとは全く違う形で見る人の心を揺さぶる素晴らしいショーなのではないでしょうか。

その様なことを考えながら、ゲートを抜けて退園し、ふと振り返ってイルミネーション輝く東京ディズニーランドを見たとき、

「あぁ・・・多くの人にとってここは特別な場所なんだなぁ・・・」

と思い、自分はずいぶん遠い所まで来てしまったんだなぁ・・・と思いました。

と、しんみりしてばかりではつまらないので、「Celebrate! Tokyo Disneyland」の素晴らしかった所をもっと挙げてみましょう。

これは新しいキャッスルプロジェクションが公開されるたびに思うのですが、

演出レベルがドンドン上がっています

ワンスだって、たった数年前の作品なのに、すごく地味感じるほど演出のレベルが上がっています。

今回の好きなシーンホーンテッドマンションと、カリブの海賊、そしてバスです。

ホーンテッドマンションは、アトラクション内の台詞を外で聞くと、なんだか新鮮で面白かったです。

カリブの海賊は、単純に音楽が反則じみてかっこいいです。

そしてバズ

バズパートの後半の、ザーグと戦うシーンが素晴らしいです。

過去のプロジェクションでも使われていた、城に図形などを映し出す明るいライトでザーグを描き、

それが立体的にヌルヌル動くのです。

ワンスの時には、やや場違い感があり、個人的には「あのライトいらないんじゃない?」と思っていましたが、ここまで上手く使いこなせるとは・・・

おそれいりました。

あとは今回から噴水の演出も加わりました。

城の両サイドに噴水を上げることで、城を大きく見せる事も出来ますので、

実際に城前で鑑賞すると、すごい迫力なんだろうなぁと思いましたし、

単純に光を浴びてゆれる噴水を見ていると、シーの「ブラヴィッシーモ!」を思い出して、懐かしかったです。

あとはトゥモローランドのシーンで、すでにパーク内から消えてしまったアトラクションたちのポスターが登場したのも、なかなか粋な演出だったと思います。

と言う事で、残念ながら抽選には外れましたが、遠くから「Celebrate! Tokyo Disneyland」を鑑賞して来ましたので、

ろじねこさんなりの感想を書いてみました。

見なきゃいけないショーがたくさんあるので、この夏は忙しい夏になりそうです。