ちょっとしたマイノリティを感じるとき... | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「左利き」を英語で言えば?
という質問をすると日本では決まって「サウスポー(southpaw)」
という答えが返ってくるが、これは野球用語。
この言葉は1892年に、とある新聞記者が作った造語と言われている。
公式的な野球場は、ホームベースを西側に設置することになっている。
そのため、マウンドに立っている投手の左手は、南側(south)に位置することになる。
南にある四肢(paw) というところからつけられたようだ。
すなわち「左投げ投手」。決して「左利きの人」そのものを示す言葉ではない。
「左利き」を意味する言葉としては、"left-handed"か”left-handed person”。
人口に対する左利きの比率は約10%。
比率が少ないからか、比較的無視される傾向がある。
ほとんどの電気機器や製品は右手使用に作られている。
電子レンジ、テレビのコントローラー、マウス、スマホに至るまで
機器と名のつくものは、ほとんど右手優先。
とは言え、左利きでも、少々の不便を感じつつも、何とかやりこなせる範囲のものではある。
また、スポーツで有利にはたらくモノと不利になるものがある。
有利になるのは、野球の左バッター。
数歩、一塁ベースに近いところから間一髪間に合うというところでは有利になる。
不利になるものは陸上のトラック競技。これは、左回りとなっている。
トラック競技がスタートした19世紀頃は右回りであったという。
運動生理学から言えば、左回りが適しているとされる。
その根拠は、身体のバランス上、左足が支持作用をし、右足が運動作用となるからだという。
それは右利きの場合。これが、左利きならば、まったく逆。左利きには不利。
トラック系の競馬、カーレースなどは、たいてい右回りと左回りの両方があるものだが、
陸上競技だけは、間違いなく左回り。「怒れ!左利き諸氏」というところ。
何度か書いてきたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、かく言う私も左利き。
左で使えるものは、左で行なうが、どうしても右でしか出来ないものもある。
「急須にそろばん」。これらは、どうあがいても右で使う以外にない。

また、左利きが、咄嗟(とっさ)のことで戸惑うもの、
片手鍋から注ごうとして、注ぎぐちが片方にしかついていないと気づいたとき。
左利き用のハサミを渡されたとき。

こんな時の対処が意外と難しい...

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<了>