間違えたのが「幸運」ということもある | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

人間には「間違い」があるもの。
それをどう捉えるかで大きく違ってくる。
インドのノーベル賞詩人タゴールの言葉に、
「間違いの扉を閉じてしまったら、真理はどうやって入ったらいいのだろう」
とあろ。
この言葉から推測すると、「間違い」と表裏一体とするところに「真理」
というものが存在するということらしい。
間違いに対して完全な封じ込めをすると、本質というものが見えてこなくなる。

今回のリオ・オリンピックは、最初から多くのエラーが報道され、
どうなるかと思ったが無事に最終日を迎えることになった。
思えば、開催前の選手村での不備があり、そのため
オーストラリア選手たちが選手村を出てホテルに泊まったりした。
それに対して、ラテン系を思わせる返答。
「リオは、初めはそんなもの。だんだん良くなるのが我々」。
また、プールの水が緑色に変色。
中国の国旗の間違いなどの指摘もあった。
(間違いの発端を探ってみれば、もともと
中国大使館が送った国旗の図案が間違っていたという話もある)

そのほか、小さいエラーは数知れずあったことだろう。
中には、ニュース記事を読んでいると、リオ五輪視察中の室伏広治氏のもとに、
今回の陸上選手と同じ形のユニフォームが届けられたという。
それには名前とナンバーが付された、まさに本物のゼッケンがついている。
彼は、そのユニフォームを着た写真を掲載。
ちょっとしたミスも”ご愛嬌”というところだろうか。
エラーを楽しむということも人間には必要だ。

ローマカトリックの聖人アウグスティヌスの言葉にも、
「間違うことは人間的であり、間違いに固執することは悪魔的である」とある。
エラーそのものより、
エラーに対する、その後の対処が 肝心ということらしい...


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<了>