♪ウワサを信じちゃいけないよ〜 でも... | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

映画『時計じかけのオレンジ("A clockwork Orange")』が
公開されたのは1972年のこと。
監督は、わが敬愛するスタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)。
衝撃的な映画で興行的には大ヒットとなった映画。
原作はイギリスのアンソニー・バージェス。
この小説、内容的には、アンチユートピアを描いたディストピア小説に分類される。
舞台となるのはイギリスの近未来の公営住宅。
そこを拠点とした不良グループが描かれている。
徹底した悪行の限りを尽くすティーンエイジャーのアレックスが主人公。
彼らが話しているのは、ナッドサットと呼ばれるティーンエイジャーだけに通じる言葉。
悪行もバレてしまい、ついにはアレックスは収監される。
刑務所ではつらい目にあったが、刑務所の幹部たちに見込まれ、
二度と犯罪を起こさない精神性を創るという
新しい、画期的な”ルドヴィコ療法”というものを処置されることになる。
そして、犯罪を忌避する心を持って早期に収監を解かれる。
ところが、いつの間にやら、その療法のコントロールが解けてしまい。
さらに輪をかけたような大胆な不良少年に戻りました、チャンチャン。
というブラックユーモア的な結末を迎える。

この映画、公開から40年以上が経過したが、
今見ても、感じることは「近未来」。
彼らが身につけているぴたっと身に合うスーツ。
住宅のキッチン設備など、いつの時代か特定できないように、
細心の舞台設定がなされているのがよくわかる。

あくまでもウワサだが、アポロ計画の月面着陸の様子を撮ったのは、
このスタンリー・キューブリックだったという話がある。
もちろん、月面ではなくスタジオで撮影。
この撮影に関してキューブリックに白羽の矢が当てられたのは、
このような細心の注意を持って撮影できる
という技術を買われたという話がある。

彼はそのことに関してノーコメントを貫いた。
”ルドヴィコ療法”から解けたアレックスのように、
「もう秘密にしてられませんでした」、チャンチャン。
ということもなく
鬼籍に入って20年近い歳月が流れて行った。


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<了>