ポルターガイストは思春期の少年少女の「心理現象」? | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

「ポルターガイスト現象」なるものがある。
誰も手を触れていないのに物体が空中を飛んだり舞ったり、はたまた、
物音がしたりする現象。一種の心霊現象と言われる。
この言葉ドイツ語で”Poltergeist” と綴るがpolternは「騒々しい音を立てる」
Geistは「霊」。すなわち「騒々しい幽霊」の意味になる。
こういったことが世界各地で起こっている記録がある。
我々に身近なもので言えば、
1999年の4月ごろ、岐阜県富加町の町営住宅団地で起きたこの現象。
ワイドショーでも取り上げられ、日本で大きな話題となった。
もっぱら心霊現象とされたが、その一方で、
この現象は思春期の少年少女など心理的に不安定である人の周辺で起きる現象
とも考えられ、無意識で引き起こす念力パワーの説を唱える人もいる。
いずれにせよ超常現象であるが、「心理現象」か「心霊現象」かで大きな違いがある。
「無意識の研究」で知られるフロイトの師匠に当たるのがフランスのシャルコー。
彼は催眠術、神経症やヒステリー現象を研究していた。
そういった中で起こった一つの事件があった。
ある恋愛関係のもつれから、神経症を病んだ女性が無意識で、ある男性に
ラブレターを書いた。それが「記憶にない」ということで、
不審に思った精神科医のシャルコーがこの女性の催眠術をかけ、語る言葉から、
一人の女性の中に二つの人格があることを突き止めた。
すなわち、この女性は二重人格だった。
そして、体の中にある一つの人格がもう一つの人格に対して嫉妬したという。
そのヒステリーがあまりに激しく、その場の電球のガラスが破壊されたとある。
これはポルターガイストというより、想念の力というべきもの。
心理カウンセリングをしていくことでこの現象がなくなったとある。
そんなところから、我が感想とすれば、ポルターガイストも心理現象のように思えてくる。

ここに挙げた「ガラスが割れる」と言えば、ドイツのノーベル賞作家
ギュンター・グラスの代表作に『ブリキの太鼓』と題する小説がある。
この小説の主人公オスカルは3歳で自らの意志で身体の成長を止め、
そこで得た力は泣くことによって「ガラスを破壊する」というパワー。物語ではあるが、
意識でガラスを割る。脳の中には、まだまだ、わからない世界が潜んでいる。

今から、サッカーのW杯のセネガル戦を見ることにする。
みなさんがこのブログを見る頃には、すべて結果は出ているが、
今の我が意識では、心理現象も含めて「超常現象」が現れて勝利するという、
甘い?(淡い?) 期待を抱いている...


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<了>