ニューヨーク・パリ・東京 - 大人のエレガンスの極意 | ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

ミカリュス ブルガリスの心の薬箱

辛い恋とはさようなら。自分らしく幸せに生きる処方箋をフランス・パリから綴っています。

ずっと厚い雲に覆われていたこのところのパリ。
 
冬のパリの空がグレーだってことは、ずっと昔からパリの常識なのですが、長時間、太陽を浴びることができないと心のバランスが崩れるようで、毎年冬のパリでは、鬱っぽくなるパリジャンが続出なのです。
 
 
 
お天気の良い日にカフェのテラス席がすぐに満員になるのは、きっと体と心が太陽を欲しているのでしょうね。
 
 
 
さて、やっと晴れた火曜日、私もエネルギーチャージするために、家の近くのセーヌ川沿いを散歩してきました。
 
 
我が家の近くのセーヌ川沿いは、モネやルノアールなどの印象派の画家が好んで絵筆をとった印象派時代そのままの景色が残っていて、お天気の良い日の散歩には絶好の場所なのです。
 
 
 
こんなに晴れたのは、何日ぶりでしょうか。
 
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ジョギングをしている人がいっぱいいます。

 

フランス人って意外とスポーツ好きで、セーヌ川沿いや大きな公園では、真冬でも体にフィットしたジョギングウェアを着て、熱心に走っている人がたくさんいます。

 

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実は、私のセーヌ川は2つあるのです。

 

夫と出会う前に、ひとりきりで、ときには小さい息子の手を引いて、そして、ときには友達以上恋人未満の誰かと一緒に歩いた、甘酸っぱくて切ない思い出がいっぱいのパリのセーヌ川。

 

 

もうひとつは、木々に囲まれた印象派の絵画そのままの風景に囲まれた、パリ郊外のセーヌ川。

 

それが、今の私の散歩道。

 

優しい夫と共に歩む静かで穏やかな散歩道です。

 

 

クリップ 私のセーヌ川

 
 
 
 
 
さて、前回の記事で少し触れましたが、ニューヨーク在住の素敵な女性とパリで初デートドキドキしてきました。
 
 
皆様もよくご存知の誰も書かない★ニューヨーク1%未満★のコモンるみさんとエッフェル塔のそばの隠れ家フレンチレストランでランチをご一緒させていただいたのです。
 
 
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るみさんとはブログを通じて知り合い、私の書いたこちらの記事をリブログしてくださったことから、親近感が湧いていつかお会いできたらいいなって思っていたのです。
 
 
 
るみさんがパリにいらっしゃるということでご連絡いただいたときは、ニューヨークのアッパーイーストで素敵な暮らしをされていて、パリにも何度も来られているという旅慣れたるみさんをどこにお連れしたら喜んでいただけるのかしらと、少し悩んでしまいました。
 
 
しかも、私が20代の頃、バイブルとして大好きで読んでいたファッション雑誌「 25ans 」の編集をされていて、現在はニューヨークの新進デザイナーたちのファッションを日本に紹介するオンライン・ストア「Rish New York」代表を務められているファッションのプロ中のプロのるみさんに、パリ在住とはいえ、というかパリ在住だからこそ、東京時代の勝負服は全て処分して、観光客に見えないメトロに乗ってもスリの集団に狙われないパリの雑踏に紛れやすいワードローブばかりのクローゼットを前に、まるで、憧れのイケメン男性に誘われたけど、着ていく服がない初デート前みたいな気分でした。(笑)
 
 
 
 
 
るみさんと実際にお会いしてみて感じたのは、懐の深さと申しましょうか、落ち着いた大人の女性の包み込むような柔らかさです。
 
海外生活が長い方にありがちな、私は特別みたいな驕ったところは微塵もありません。
 
しかもニューヨークという大都会で切磋琢磨しながら生きてこられたことを感じさせない、いいえ、あの生き馬の目を抜くニューヨークという特別な場所で生き抜いてこられたからこそ培われたのであろう、奥ゆかしくもエレガントな振る舞いからは、ニューヨークのマダムでもパリのマダムでも敵わない本物の日本女性のエレガンスを感じさせられました。
 
 
 
そして、とっても聞き上手なんです。
 
私は、企業広報をしていた関係から、新聞社や雑誌社のインタビューを受けることは比較的慣れているのですが、さすが、ニューヨークで記者をしていらっしゃっただけあり、相手の話を遮ることなく、気持ち良く話を引き出してくださるのです。
 
 
 
そして、ファッション業界に長くいらして、現在も感度の高い日本女性に素敵なお洋服をご紹介されているるみさんの着こなしは、パリの高級住宅街の7区のマダムたちも一目置くに違いない、シックでエレガントな装いでした。
 
パリ滞在中のお洋服をプロの目線できちんと選ばれてこられたのだと思います。
 
 
 
 
 
 
一般的にアメリカでは、ゴージャス・セクシーな女性がもてはやされ、フランスでは、エレガントでシックな女性がリスペクトされる傾向があるように感じています。
 
 
 
 
ついでに言うなら、日本ではキュートでイノセンスな雰囲気な女性を好きな男性が多いですよね。
 
あまり大人っぽくセクシーにしたり、エレガントにしてしまうと、日本人男性はちょっと引いてしまう方もいらっしゃるのかもしれません。
 
 
 
そういう意味で、日本で流行っているお洋服をパリでそのまま着ると、アジアからやって来たツーリスト感が前面で出てしまう可能性もあります。
 
 
そして度の過ぎた可愛らしさは、日本人好きの男性からは声がかかるかもしれませんが、特にアジアにも日本にも特別な思い入れのない男性からは、ちょっと苦笑いで引かれてしまう場合もあるように感じています。
 
 
 
 
今回、私がるみさんとの初デートラブラブのために最終的に選んだ服は、フランス・ノルマンディーの1889年創業の老舗ブランド『セントジェームス』のカシミアとメリノウールのシンプルな黒のタートルネック、そしてこちらもフレンチブランドの『Mat de Misaine』の少し光沢のある黒の細身のパンツ、数年前に購入してしばらく着ていなかった『Comptoir des Cotonniers』のウールのAラインのコートです。
 
 
 
『セントジェームス』は、日本ではマリンボーダーのコットンシャツが有名ですが、ウールのセーターの質が良く、19世紀からの伝統的な手法によるものづくりの精神は変わることなく、フランスでは、「伝統を正しく継承しフランスの精神を伝達する企業」として、社会へ貢献した優良企業に授与される名誉あるEDC優秀賞“EDC ETHIQUE & GOUVERNANCE”を受賞しています。
 
素材、縫製全てにおいて吟味されて製造されている割に、価格がリーズナブルなので、長く着られるシンプルなデザインのセーターなどを時々購入しています。
 
 
 
 
 
ところで、パリで暮らしているとどうしても選ぶお洋服が黒っぽくなってしまいます。
 
なぜかというと若いパリジェンヌが黒が好きなので、黒以外の明るい色のコートを着ていると若干ですが、パリの街では少し浮いた印象になってしまうのです。


特に私がパリに住み始めた10年以上前は、黒のコートが大流行していて、パリの街を闊歩する若い女性は皆黒っぽい格好をしていたのです。
 
でも、ここが重要なのですが、フランス人の若い女性の髪は、金髪もしくは明るめの栗色なので、黒いコートでも重くならないということです。
 
パリで見かける、可愛いラブラブ素敵ドキドキと思うパリジェンヌは黒いコートにブロンドや明るい栗色のロングということが多いのですが、黒髪の日本人がそれを真似してしまうと、全身真っ黒、お葬式風になってしまいます。
 
 
 
もちろん、人種のるつぼのパリですので、場所によっては金髪率はかなり減ります。
 
実際、髪や肌の色が濃いアフリカ人の女性で黒を着ている人は滅多に見かけません。
 
彼女らは、褐色の肌に映えるカラフルな色の服を着ていて、それがとても似合っていて素敵なのです。
 
 
 
 
 
 
一時期の留学などの短期間の滞在ではない長期のフランス在住の日本女性で、日本のように髪を明るく染めている人は少ないので、黒髪の日本人女性が黒を着るときは、顔まわりに明るい色(白やベージュなど)のスカーフやマフラーを巻くことで、かなり印象を和らげることができると思います。
 
 
もしくは、コートを選ぶときは、真っ黒ではなくてチャコールグレーやベージュなどを選ぶのもいいかもしれません。
 
 
 
 
 
私も今回は、全体に黒になってしまったので、首回りだけに明るい色のショールを巻き、ブーツはこちらのベージュのものを選びました。
 
 
パリの石畳をどんなにたくさん歩いても足が痛くならないフランス生まれのシューズブランド『メフィスト(MEPHISTO)』のブーツです。
 
 
 
折りたたんでこんなふうに少し短めにして履くこともできます。
 
『メフィスト(MEPHISTO)』の靴は、健康シューズというイメージが強くて、フランスでもオシャレ用ではないと思っている方が多く、実際、私の夫にも最初はマミー(フランス語でおばあちゃん)の履くブランドだよって言われたくらいなのですが、最近は、若い人をターゲットにした歩きやすさはそのままでファッションも兼ね備えたデザインも販売するようになってきているようです。
 
 
 
私の足は、皮膚が薄くて甲高・幅広なので、靴擦れができやすく、靴選びには毎回苦労しているのですが、このブーツはもう4年も履いて酷使していますが、皮が汚れてくるわけでもなく靴底が磨り減ることもなく、私のパリライフに貢献してくれています。
 
 
 
 
 
るみさんとは、お互いブログを通して人となりがわかっていたので、まるで旧来の友人と再会したときのように話が弾みました。
 
別れるときは、今度いつお会いできるのかしらと、目頭が熱くなったほどです。
 
 
 
 
 
 
7区のフレンチで食べた、パンムルムース(グレープフルーツ)のムースとカンパリのソルベのデザート。
 
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おしゃべりに夢中でお料理の写真はありませんが、とっても素敵な忘れがたいランチライムでした。
 
 
 
 
 
余談ですが、女性ファンの多いるみさんですが、彼女に実際に会ってお話された男性は、彼女の柔らかな物腰に、ふわふわっと恋に落ちてしまうのではないでしょうか。
 
 
 
私も、るみさんを見習って、一緒にいて相手を幸せ気分にさせるエレガントで優しい女性を目指して日々精進しようと決意した冬のパリの昼下がりでした。
 
 
 
 
 
その後、コモンるみさんが、二人のデートドキドキをこんな素敵な記事にしてくださいました。
 
 
 
 
 
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