・・・・・・・っということで、東京ジャーミィに行くと、アジア系の信者を多く見かけます。
イスラム教の人口分布を見ると、圧倒的にアジア・太平洋が占めています。
中でもインドネシアが突出していますね。
イスラム教発祥の地であるアラブの人口は少ないのです。
イスラム過激派というと先ずアラブ人のテロリストを思い出すでしょ?
でも信者数は非アラブのほうが断然多いのです。
イスラム教はアラビア半島、即ち砂漠の遊牧民の宗教です。
しかし、水や緑の豊富なアジアで広く根付いている宗教なのです。
それは、イスラム教が普遍的な宗教であることを意味しています。
何も砂漠の民のための宗教ではないのです。
厳しい自然の中だけで通用する、過激な思想を説いているのではないということです。
東京ジャーミィに集う人々の表情や仕草を観察していると、非常にゆったりとした振る舞いをする、穏やかな人々だと判るでしょう。
イスラム教を唱えて過激な行動をする人々は、実はイスラム教以前の問題が原因ではないでしょうか。
即ち、アラブ社会が抱えている問題のせいではないかとぼくは思うのです。
すると、ヒジャブというスカーフを被っているからといって差別するのは如何に的外れなことだと判るでしょう。
テロリストがアッラーアクバルと叫んでいるからといって、イスラム教に問題があると考えるのは単細胞的な考えなのです。
ムハンマドが現在のテロリスト達の主張を聞いたら何と言うでしょうね?