少し具体的に、臨床にありがちな話をしていこうと思う。

 

よく新人看護師と話すことは・・・

 

「赤信号になってからじゃ遅い。その前に防いでいこう」 ということ。

 

青→黄色→赤 と危険度が増していくとして、赤で気づくのは遅いといこと。

 

具体的に言うとショックだ。

ショックについて重要だということは、以前に書いたけど、ショックになってからの報告は

避けなければならない。

もちろん・・・すべて100%未然に報告できるわけでわない。

そういう意識でいようねっていうとこかな。それが患者さんのためでもある。

様子みて様子みてショック・・・はよくないよね。

 

血圧や意識レベルが落ちる前になんとか発見し、報告したいと。

 

できれば、青→黄色になりかかっている時に「おや?おかしいぞ」と気づけるかが大事だと思う。

 

さて、今回は臨床でも多い「下血」について。

下血については、新人以外にも経験の浅い看護師が戸惑うことも多い人がいる気がする。

 

下血ということはつまり・・・出血しているということ。

 

出血ということは・・・今のショックの分類だと

「循環血液量減少性ショック」 ということになる。

頻脈 血圧低下 意識レベル低下 顔面蒼白 冷汗 呼吸困難

に陥ってく。

もちろん、上記全部が一度には現れないかもしれない。

これらの状態に陥る前に発見できるものなら発見したい。というとこだ。

 

これも前に書いたけど・・・

人間は・・・・400mlの献血しても(できる人は)特に何も症状はない。

 

しかし、出血し続けていると・・・少しずつ変化がでてくる。はず。

どのような変化がでてくるか?

 

少しずつ少しずつ・・・だけど止まらない出血。

だらだらと続く出血。少しずつ出血が続くと・・・人間の体、症状はどうでてくるのか?

 

さて話は少し変わり・・・

 

目に見える場所が出血した場合・・・

例えば、腕とか。 「うわ!!出血している!」ってすぐなるよね。

ペットボトル1本出血するまでほっておく人っていないと思う・・・・

 

それは何故かっていうと・・・そう・・・

「目に見えているから」  当たり前のはなし ( ´艸`)

 

この当たり前の話が・・・・

 

体の中で起こっていると・・・その当たり前が当たり前じゃなくなる。

 

つまりどいういことかっていうと・・・

 

「見えにくいから」 「気づきにくいから。」

 これが出血が進行する原因の大きな一つ。

 

下血とは、その見えにくい体の中の状況を、把握するための

とても重要なポイントということになる。

 

続く・・・・