・オーストラリアシドニー⑫ モダン中華料理「Mr. Wong」

場所はシドニーのサーキュラーキーエリアからすぐの所に位置します。

ジャンルは中華料理店です。
こちらはシドニーの数あるお店の中でも腕ありシェフとして有名なお店でして、市内で一番名のある中華料理店として名を馳せる人気店です。
オーストラリアでのミシュラン代わりとなる、グッドフードガイドでは２ハットを獲得されており、トリップアドバイザーでもシドニーエリアで現在１４位と非常に評価の高いレストランです。

路地裏の様な道にお店があり、その雰囲気と建物に合わせたかの様な隠れ家的な外観。
内装も同じ空気感の薄暗い照明に、モダンな洞窟といった様なイメージ雰囲気です。

店内はフロアが分かれる程の広さでして、ウェイティングバーとしての利用を兼ねたバーカウンターも併設されており、さらに地下にもレストランスペースがある大型店舗です。
そんな大きな規模のお店ですが、平日にもかかわらず来店後続々とお客さんが集まり、最終的には並んで待つ人も出る程の盛況ぶり、間違いなく人気店ですね。

オーダーはアラカルトにて、こちらの４種類をお願いしました。

・Deep Fried Dim Sum Platter

・Chinese Rosted Duck

・Mabo-Dohu

・Fried Rice

(照明の具合で画質が非常に粗いですが、ご了承ください。)

モダン中華とされるジャンルで構成を楽しみにしてましたが、普通にベーシックな中華です。
まず一品目の点心セット、表面のパリッとした焼き加減が絶妙でとても美味しかったです。
続く北京ダックとチャーハンも、高級店としては引き立つ程のクオリティではないものの、共に口に合う味付けで美味しく、日本の美味しいお店で食べている様な感覚です。
最後の麻婆豆腐のみ少し面白く、全く切られていない豆腐の上に麻婆がかけられています。
斬新と言う程ではないが、ありそうでない感じは面白く、味も文句なく美味しかったです。

全体的に、２ハットを獲得される程のオリジナリティやこだわりは感じられませんでしたが、安定感は抜群、おそらくどれを食べても外れる事はないのではないかなと思います。
サービスはテーブルが多いので多少慌ただしを感じる時もありましたが、丁寧で不備はありません。

ちなみに評判が良い中で、現地を良く知る方にとってはコスパが悪いと仰っていました。
味だけで言えば、チャイナタウンの美味しいお店では３分の１の価格で食べられるとの事。
確かに料理内容だけで見ると、コスパはなかなか悪く金額は高いです。
ただ実績と知名度に人気が乗っている上、この華やかな空間を加えると納得せざるを得ないですね。
ドリンクメニューもかなり多いので、選択肢は広いです。
食事時間に何を求めるか、どこまで求めるかによって大きく価値観は変わると思います。
少々高く付いても、シドニーでオシャレに中華料理を食べたいという際にはお勧めです。