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すみません(汗)。
「おっさん,読書がツラい。」とか,そんな話をしている場合じゃなかった。Σ(・ω・ノ)ノ!
今日のニュースで,極めて重要なものが報じられました。
こちらです。
※リンク:NHKニュース「ドイツ 連立協議決裂で大統領が調整へ 首相は再選挙に言及」
林 裕太@yuuta0120苦しいなぁ。選挙をやって打開できるとも思えない。 / メルケル独首相が再選挙の構え示唆、連立協議決裂受け https://t.co/nCvJepSdeQ #NewsPicks
2017年11月21日 12:46
お昼ごろにTwitterでポロっとつぶやいたりもしたのですけど,なんかドイツ政治に不穏な空気が流れています。
9月ごろの選挙の結果については,すでに皆さんにお伝えしているところです。
メルケル率いる「キリスト教民主・社会連盟(CDU/CSU)」が第一党の座を守ったという結果でした。
※参照:ドイツ連邦議会選挙2017の結果
第一党の座を守ったとはいえ,日本の衆議院議員総選挙と異なり,CDU/CSUが過半数を獲得したわけではありません。
議会の議席数のうち,約35%しか獲得していないのです。
何せドイツの連邦議会選挙は,皆さんご存知のとおり比例代表制がメインです。
そのため,「比例代表制」の短所でよく言われる「(特定の政党が過半数を獲得することが難しいため)政権が安定しない」という点が,モロに出ている事態に陥っています。
これは,本当にマズい。
なぜマズいかと言うと,ドイツ(というかメルケル)は,EUの盟主つまりボスです。
ドイツがしっかりしないことには,EUはガタガタになってしまいます。
イギリスとのブレグジット交渉もありますから,EUは一枚岩となって一致団結して事に当たらなければならない。
なのに,よりにもよってボスがグラグラだと,EU全体がぐらつき始めます。
相方のフランスはどうかと言えば,まぁ……その……(汗)。
再選挙と言いますけど,果たしてできるでしょうか。
気になるのが,移民排除を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」です。
この政党が,この再選挙を足掛かりにして,さらに勢力を伸ばす可能性がある。
う~ん,もうすぐ年末というのに,この騒ぎ。
「時事対策」の教材作成を担当する身としては,のんきな話「勘弁してくれ」ってなもんですが,国際政治に対して大きな影響を与える事情だけに,そんなことも言ってられない。
皆さんも,この動きについて,ぜひ注視してみてください。
山崎豊子よりも,こっちのほうがよっぽど「一般知識等」だと思うけどね。