こんばんは。

この土日、穏やかでしたね。

 

私は運よく休日出勤せずに、家でゆっくりしていましたよ。

今日は寒いくらい涼しくなって、本当の5月はこんな感じだったわねーって彼と話しました。

 

そうそう。話題と言えば日大アメフト部。ニュースだけでなく色んな番組で話題になっていますよね。

私はアメフトのルールとかほとんどわかりませんが、無防備な人を後ろから襲うって、卑怯だわーって感じました。

 

ここからは彼の言い分ですが、

・・・書きかけた、いえ、結構書いたのですが、何にでも反応するネット住民に見られたら怖いので、この話題はやめておきますね。

 

ただ言えるのは、企業の人事部は「目的のために手段を選ばない」教育を受けた学生を今後も取っていくには、相当の覚悟が必要だなって。彼がそう言ってましたよ。このコンプライアンスの時代、上司からやれと言われたら何でもやる人材は、今までは良い人材だったが、それが本当に「良い」人材かなって。

人って難しいですね。

 

さて、続きです。

 

その日の夜の事でした。

 

家族で夕ご飯を食べていると、一本の電話があったのです。

 

 

近くにいた私が電話に出ました。

 

「夜分恐れ入ります。高杉さんのお宅でしょうか?」

 

沈んだ感じの女性の声でした。

 

「はい、こんばんは。高杉でございます。」

 

「あのぅ・・・。」

 

そこまで言うと声は嗚咽に変わり、女性は急に泣き始めました。

 

「どうされました?」

 

もしや。すぐにピンときました。声は覚えていませんが、恐らく、あの家の奥様でしょう。

 

「すみません。△△町の〇〇ですが、ご主人はいらっしゃいますでしょうか?」

 

なんとか聞き取れるくらいの、か細い声でそれだけ言うと、また女性は泣き続けて話が出来ません。

 

仕方なしに、父に代わりました。

 

「はい、高杉ですが。」

 

少し掠れた渋い声で父が話し始めましたが、どうも泣いていて会話にならない様子です。

 

所々で、「あんた、泣いとったら話が分からんじゃろぅ。」とか。何とか父は一生懸命優しく言ってましたが、ダメみたいです。父はお世辞にも気が長いほうではないので、すぐにイライラしてるのがわかります。

 

「明日、10時くらいにはそちらに行くから、待ってなさい。」

 

そこまで言うと、父は電話を切りました。

 

父が簡単に説明してくれましたが、電話の相手はやはりあの家の奥様でした。

 

「家の中が大変で」と泣いていて話にならないから、明日行ってあげることにしたみたいです。

 

親しくもない相手が泣いているだけで、むこうまで行ってあげるとか。普通だったらあり得ないので、父も何か感じ取ったのでしょう。

 

「ナツ、お前がいてちょうど良かった。明日一緒に来るか?」

 

「この前の続きでしょう!行く行く~!!」

 

なんか(他人事だから)面白そうです。

 

こんな感じで、父と二人で出かけることにしました。

 

そして翌朝の日曜日。私が起きると、父はいつものように朝5時に家を出て、軽く畑仕事をして戻ってきたところでした。父の休日って、いつもこんなです。田舎の人は良く働きます。

 

朝ご飯を食べると、二人で出かけました。

 

前回のように木造の門の前で車を停めて、父と一緒に門をくぐり、少し広めの前庭を通って、玄関に着きます。

 

インターホンを鳴らさずにそのまま入って来たのに、玄関前では奥様が外に出て待っていました。一体、何時から待ってたのかしら?って、ちょっと心配になりましたよ。

 

奥様は前回お目にかかった時より、はるかにげっそりと痩せて、眼は泣き腫らして赤くボロボロ状態です。

 

「よくおいで下さりました。さあ、こちらへどうぞ。」

 

奥様はやっとそこまで言うと、中に案内してくれました。足元がふらつくくらいのやつれようです。

 

しかし、玄関前に着く前、前庭を歩いている段階で、私も父も気づいていました。

 

この家はお化け屋敷かって思えるくらい、黒いもので覆われていたからです。

 

「ナツ、気をつけろ。」

 

父が珍しく、奥様に聞こえないように小さな声で囁きます。

 

「らじゃー。」 

 

二人で前回通された応接間に通されました。

 

入った途端に父も私も少し気分が悪くなります。二人ともすごくハイレベルの守護霊様と神様について頂いているのに、こんな状態になるとか、どんだけ!って感じです。

 

ふらふらしながら、やっとのことでお茶を出していただき、奥様が私たちの前に座って話を始められました。

 

「高杉さま。本日はわざわざ来ていただき、本当にありがとうございます。主人は3日程前から入院しており、ご挨拶が出来ず申し訳ございません。ただ、主人が病院のベッドから『高杉さんを頼ってくれ。』と申しておりましたので、失礼ながら昨夜、お電話させていただいた次第です。」

 

「この前来た時からえろぅ変わっとるが、一体、何があったんかぁ。」

 

「それが・・・」

 

奥様は涙ながらに話されました。

 

 

続きます。

 

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