ナイロンロングラインの設置のコツ・注意点

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先日ナイロンのロングラインを張ってきました。
スパイダーのマンバです。

80m送料込みで142ユーロなので17000円くらい。安いです。
2.2mくらいの高さで楽しむなら60mだろうなと思って切りました。

その考えは間違っていなかったと思います。

今回は56mなんですけど、脚立なしで張る限界の高さでギリギリでした。

slackline.jpを書いている人
歩き方

2009年からスラックライン乗ってます。国内旅程管理主任者、日本山岳ガイド協会公認ガイド(自然Ⅱ登山Ⅲ山岳Ⅰ)、NACS-J自然観察指導員。アウトドア好きでキャンプ、星、植物、お魚好き。
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張った方法

まず、使い道が無くてまったく出番がないライングリップを使ってプリテンショニング。
それから22mロープ付きのスラックラインブラザーズプーリーで限界まで引く。

しかし、中央部で地面についてしまう。
泣く泣く、解除してまた初めからやり直し。

3:1でプリテンショニングしてまたまた限界まで。
なんとかギリギリつかない。
すごく時間かかった。だって56mライン二本張ったと同じ労力つかったわけ。

張りなおし差し引いてもポリエステルと比べて二倍くらいキツカッタ気がする。

ナイロンロングを張る時の注意点

プーリーシステムのロープはなるべく長く

ぶっちゃけ50mロープでもok。50mあれば80mくらいまで一回で張れるはず。
ポリエステルと違って引こうと思えばどこまでも引ける。
ポリならある程度引くと固くなります。それは伸長限界に達しつつあるということ。

しかしナイロンだと伸長限界がありません。どこまでも引けます。
10%では足りない。つまり、50mの区間なら5m以上は余裕でプーリー区間が必要。プーリー区間の長さは15%位を目安にしたらいいはず。
もちろん緩く高く張るなら必要量は減るんですが・・・。

ロープが短い場合は、一回ラインを伸ばすために引いて、それから張りなおすのがいいと思う。プリテンショニングは可能ならやりたいけど必須じゃない。ブレーキからロープ抜いてやるのが早いかも。

高さの目安

今回は56mで2.3m。脚立は使わない派。持ち運びがめんどくさいし、飛び降りる時に当たりそうで怖い。

アンカーから普通に乗れず足かけて登りました。ラインには余裕がありそうだったので少し引けそうな気もします。
そう考えるとジャンプして届くくらいの高さで70mくらいかな。
100mじゃ3m近くになりそう。

ナイロンラインにも種類があり、クラシックなタイプほど伸びたら伸びっぱなしになるんだと思います。

ナイロンの美味しい長さ

ナイロンで20m張る時は2mくらいの程度の高さでやってます。短くても難しい面白いライン。発想次第でいくらでも楽しめる。

30mくらいで高く張るのがナイロンラインの最もおいしい長さかも。30mでも伸びるから、プーリーである程度引く必要があります。
プリミティブでは引き切れない。プリミティブだと頑張って15m。15mでも7%くらい引きます。

これからロングやりたいっていう人にも適していると思う。

まとめ

短いロープでナイロンライン張るのは疲れます。

ロープに余裕があってもポリよりは明らかに引くのは大変だと思う。

プーリーシステムの区間に長さは張り直しを避けるために15%を目安に。

20mとか30mでも十分楽しめる気がする。そのくらいの長さがナイロンラインの特徴がよくでる。

窪地状の良い場所があれば100mに迫るようなラインも張れるのかもしれません。
マンバ安いからナイロン欲しい人は買ってみてください。

簡単に買えます。個人輸入はロングの大きな楽しみ。

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