昨今は『鉄道ブーム』だという。
自分は根っからの鉄チャンなのでブームになろうがなるまいが関係ないが、
『鉄道ファン=ネクラ&ヲタク』という誤解が、
ブームによって少しでも解消すればいいなぁ…とは思っている。

今日はNHKで『BSデジタル号』なる特別列車の番組をやっていた。
ブルトレを仕立て、九州を三日間で一周するという
鉄チャン的にはヒジョーに面白い内容であり、朝から観ていた。
特に肥薩線の中継では、先日家族で訪問したばかりなので子供らは大騒ぎ(笑)
ハチロクを観て喜び、
人吉駅の駅弁屋さんが出ると歓声をあげるほど盛り上がっていたくらいだ。

鉄チャンにとって、
カミさんや子供たちが鉄道に対して理解してくれることは本当に喜ばしい。
新婚旅行は『ヨーロッパ鉄道の旅』、カミさんの実家(鹿児島)へ帰省するときはブルトレ、(廃止されちゃったけど…)その他の旅も鉄道ばかりだった。
家を新築する際に
『ロフトを造って鉄道模型の部屋にする!』と言ってもクレーム無しで実現した。
娘は女だてらに鉄分が含有しているようで、
夏休みの自由研究にJR九州の列車をネタにした。
鉄チャンとして、僕は相当恵まれている方ではないかと思う。

なんだかんだと人生を重ねて来て、僕はイチローの背番号と同じ年齢になってしまった…(汗)
悪いことに全く自覚が無い。
いつまでたっても、気持ちの上では若いつもりでいるのが、これまたタチが悪い…。
現在でも娘とライブに行くし、愛車は年増の赤いコンバーチブルだ。
とか言いながらも、最近は過去を振り返ることが増えたような気がする。

そういえば『自分は撮り鉄』だったはずなのに、
いつの間にか現役を引退していた…。

撮影対象がどんどん消え去り、遠きヨーロッパに活路を見出したものの、
さすがに三人の子持ちとなるとカンタンには渡欧出来るはずもない。
いつしかロフトでジオラマづくりをシコシコやるだけになっていたのだ。
かと言って国内で撮影したいモノも無いし、
こうなってくると鉄チャン特有の『過去振り返り症候群???』(笑)

でも、それもいいかも!
自分が歩んできた『撮り鉄人生』を振り返り、カビの生えたネガやポジを発掘して、
『あの頃はよかったなぁ~』なんて言いながら紹介してゆきたいと思う。


☆オーストリア/ツィラータール鉄道  2000年☆
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