メジャーリーグ・ベースボールの大谷翔平さんが、日本での報道通りかどうかは分からないが、アメリカで人気らしい。
ところで、1960年代前半に、アメリカでプロレスのスター選手になったジャイアント馬場さんの本名が、大谷さんと読みが同じ正平だった。
大谷さんが「翔る(空を飛ぶ)平」で、馬場さんが「正しい平」というわけだ。
「平」は、平和とか平穏、平安、和平などとう、穏かで争いがない雰囲気があるが、平和を実現するために必要なものは、空を飛ぶような(ルパンはクラリスが信じてくれたら飛べると言ったが)特別な能力か、正しさか・・・
そんなことを考えてしまった。
しかし、現在と昔の、スポーツのスーパースターが同じ名前というのも面白い。

ジャイアント馬場さんと同じくらいの時代に、特に少年達の間で人気者になった空手家の大山倍達さんの伝記漫画『空手バカ一代』に、大山さんが、ムエタイという格闘技があるタイに行った時の、こんなお話がある。
当時のタイは、庶民がほとんどが貧しく、子供でも労働をするのは普通であることになっているが、それは本当かもしれない。
そんなタイで、大山さんが川の近くを通ると、川の中で少年が1人、じっと立っている。
その少年が不意に足を蹴り上げると、その足で捕らえた魚が岸に放り出される。
その見事な蹴りに、大山さんは、「この大山にも出来るか?」と驚く。
タイでは、子供の時から、こんなことをしているので、ムエタイという蹴り技が重要な格闘技が強いのだ・・・という話だったと思う。
『空手バカ一代』の原作者の梶原一騎さんは、実話と称していても、実際は創作を相当混ぜる人だと思うので、この話が本当かどうかは分からないが、印象的な話だ。
それは、『レ・ミゼラブル』で、ジャン・ヴァルジャンの異常とも言える優れた体力は、素質もあったのだろうが、毎日の厳しい農作業で鍛えられたものであるというのと同じようなものだ。
1920年代に、テニスの世界的選手(全英ベスト4、全米ベスト8)だった清水善造さんは、少年時代、釜で草刈をして手首を鍛えたのが、テニスで大きな力になったと言われている。
プロレス初の日本武道館公演のメインイベントでジャイアント馬場さんと戦った「鉄の爪」フリッツ・フォン・エリックは、常に野球ボールを持ち歩き、いつでもどこでも握力を鍛えていたという話がある。
フィクションであるが、笹沢佐保さんの時代劇小説『木枯し紋次郎』では、紋次郎が我流の喧嘩剣法とはいえ滅法強いのは、若い時に、木こりをしていて、毎日長時間、斧を振るったからだということになっている。

作家の村上龍さんや、チームラボ社長の猪子寿之さんらも、下で紹介する本の中で述べているが、時間をかけることがとても大切であるというのは確かだろう。
猪子さんは、「人間の能力に大差はない。決め手は時間をかけたかどうかだけ」と言い、完全にその通りではないとしても、それはやはり重要なことに違いない。
私のような超能力者は常に思念を集中することが訓練で仕事のようなものだが(半分冗談と思って欲しいが、実は本当かもしれない)、あなたも何かに大きな時間を注ぎ込めば成功疑いなしだ。
猪子さんのチームラボは日仏国交160周年記念イベント「ジャポニスム2018」で2000平方メートルの壮大なデジタルアートでパリを驚愕させるはずだが、初音ミクさんもコンサートを行う。猪子さんはミクさんの熱狂的なファンだと公言されておられたが、ミクさんにちょっかいを出さないか心配だ(笑)。
ミクさんはきっと、フランスの人達に真に生きる喜びを教えてあげることだろう。









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