■情深い「釜山サナイ」通して味わうもう一つの韓国の味!♪ヽ(´▽`)/ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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「不屈のおせっかいで村を死守しろ!」


5月に観た情深い釜山コメディ映画『保安官(보안관)』(キム・ヒョンジュ監督)をご紹介します!♪ヽ(´▽`)/


大物俳優は出ていませんし、ストーリーもどこかで観たことがある感じではあるのですが、主役級ではなくても、とってもいい味を出している大好きな俳優たちが集まって、一人ひとりの演技が「いいなあ」と思えました。それほど気負うことなく楽しめるコメディものとしてお勧めです!


主人公の元刑事を演じるイ・ソンミンさんはもちろん、チョ・ジヌンさん、キム・ソンギュンさんなどが演じる、舞台となっている釜山市の海辺の町である機張(キジャン)郡の、威勢がよくて気風がいい人々の、人情あふれる釜山弁の田舎臭い感じがとっても心温まります。実は次回、私が文化交流ツアーでお連れする方々の中に、この機張郡の方々がけっこういるんですよね。この映画も、麻薬犯罪という巨大な悪を描いていながら、実際には笑えるコメディです。展開の方向は分かり切っているといえば、それまでですが、それでも何かとってもいいものを観たなあと映画館を笑顔で出てきたのを覚えています。


ちなみに韓国の方がときどき質問してくる内容に、「日本人には、東京の人のような、いわゆる真面目でおとなしい日本人がいる反面、大阪のお笑い芸人のような、まったく計り知れない、また別の『西の日本人』がいるのか?」というものがありますが、ちょうど同じように、韓国には、ソウルを中心とした韓流・韓国人とはまた別に、釜山や麗水、光州や木浦などを中心とした「南の韓国人」が存在しています。


この映画の中で、ソウルで懲戒を受けて刑事を辞めさせられたにもかかわらず、故郷の釜山でむしろ生き生きと「特殊捜査隊」を名乗って町内保安官を買って出ている主人公の姿こそ、まさにもう一人の韓国人である「釜山サナイ(男)」というものである、と思いました。そういう、“また別の韓国の味”を味わうためにもお勧めします!ヾ(≧∇≦)〃♪



【あらすじ】 過剰捜査で首を切られて帰郷した、元職刑事デホ(イ・ソンミン)。保安官を自任し、海の町である釜山の機張(キジャン)を守護する。平和だった町内にビーチタウンを建設するといって、成功した事業家チョンジン(チョ・ジヌン)がソウルからやって来たその時から、近隣の海雲台(ヘウンデ)に麻薬が出回り始める。 チョンジンのすべてが疑問であるデホは、彼を麻薬犯と疑い、義弟トクマン(キム・ソンギュン)を助手として単独捜査に出るが…。





















映画『保安官(보안관)』(キム・ヒョンジュ監督)予告編。

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