日本や世界や宇宙の動向さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51939224.html
<転載開始>
<猫の道案内>

https://www.youtube.com/watch?v=5UoY-L-36G8

↑ こちらのビデオをご覧ください。







誰でも泣けてしまいます。実話だそうです。
ペットは恩返しをします。家族の一員として愛情をたっぷり与えて面倒を見ていると死後も飼い主を見守ってくれます。昨年の3月にこの世を去ったうちの猫もきっとハラハラしながら。。。私たちを見守ってくれていると思います

「小学校の頃、親戚に遊びに行ったら、痩せてがりがりの子猫が庭にいた。

両親にせがんで家に連れて帰り、その猫を飼うことになった。

思いっきり可愛がった。

猫は太って元気になり、小学生の私を(下校の)途中まで迎えに来てくれるようになった。

しっぽをぱたんぱたんしてくれるのが可愛かった。

いつも一緒に帰っていたけれど、六年生の林間学校に泊りがけで行っているときに、
(猫は)車に引かれて死んでしまった。

もう猫は飼わないと思った。

年月が過ぎ、私は就職して、バス通勤をするようになった。

仕事がうまく行かず、辞めようかどうしようか迷っていた。

バスを降りるといつも我慢していた仕事の悩みが噴出して、泣きながら暗い夜道を歩いていた。

そんなある日、バスを降りて歩いていると、少し先に猫がいた。

その猫は振り返りながら距離をとって、私の前を歩いて行く。

坂を上がりいくつもの曲がり道を曲がって行く。私の家に向かって。。。。

家の前に出る最後の曲がり角を曲がると、その猫の姿はなかった。

数日そうやって猫に先導されるように、家に帰る毎日が過ぎた。

ある日、いつものように待っていてくれる猫を見て気が付いた。

しっぽをぱたんぱたんとゆっくり上げて下ろす仕草。

小学生の時に飼っていた猫と同じ。思わず猫の名を呼んだ。

振り返った猫は一声鳴いて、また家に向かって歩いた。

涙が出て仕方がなかった。

「心配して出てきてくれたんだね。ありがとう、ごめんね。大丈夫だからね、もう安心して、
いるべき所に帰っていいよ。」

後ろ姿に向かってつぶやいた。

最後の曲がり角を曲がる前に猫は振り返った。

近づいて撫でたかったけど、近寄ったら消えてしまいそうで、もう一度つぶやいた。

「ありがとね。大丈夫だからね。」

そして猫は曲がり角を曲がった。

ふと後ろが気になって後ろを振り返ると、白い小さな魂がふっと消え行くところだった。

底は、林間学校に行って帰らない私を待ち続けて猫が車に引かれた場所だった。

それからもうその猫は二度と姿を見せることはなくなった。」


<転載終了>