医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

お持ち帰り

2017-09-24 05:45:09 | 薬局
研修に行こう!

ある企業の研修を担当してきた。
初めに1時間半ほど薬局が置かれている環境について講義をした。
その後は、グループによるディスカッション形式で、それぞれが思い描いたイメージを語り合ってもらう。
最近は、ちょっと長めの研修がお勧めだ。
私の話は情報量が多過ぎる。
自分でもわかっているが、伝えたいことがあまりにもてんこ盛り状態にある。

そこで、各自が思い描いた薬局が置かれた環境への理解を深めてもらうためにディスカッションを取り入れている。
このディスカッションもなんちゃってワールドカフェ方式を採用している。
5から6人程度のグループを作る。
初めにグループでテーマごとに話し合う。
グループではリーダーを中心にまとめてもらう。
一定時間を費やして、次はメンバーをシャッフルしてしまう。
リーダーはそのまま残る。
異なるグループへの他流試合が始まる。
リーダーは今までのメンバーから出てきた内容の概要を新メンバーに伝える。
それを受けて他から流れてきたメンバーは思いついたことを吐き出す。
グループの流れが変わる。
新しい発想が生まれる。
また、一定時間が経過したら元のグループに戻る。
そこでまた話し合いが始まる。
他のグループからのエッセンスを携えて戻って来るので発想が変わる。
それをリーダーがまとめて発表する。
かなり煮詰まった内容が出てくる。
更に、その発表に対して私からのコメントが内容を深めさせる。

これは意外に効果が有る。
「地域包括ケア」について理解できた。
「かかりつけ薬剤師指導料」の算定に取り組んでみる。
もっと在宅に積極的に行ってみようと思う。
いろいろな人の考えが聞けて参考になった。
などの感想が出てくる。

薬剤師はバカではない。
何を信じて、何をなすべきかが見えていないだけだ。
調剤室の中だけでは世の中など見えなくて当たり前だ。
地域における自分の役割を理解すると自ずとやるべき事が見えてくる。
そして、今を大切に、今を楽しむことが出来るようになる。
少なくとも何らかの目的があって薬剤師になったんだから。

今日は、東京の郊外でほぼ1日研修である。
ここは日曜日にもかかかわらず自主参加だ。
せっかく休みの日に出てきてもらうので、出来るだけ役に立つ情報と気づきを持ち帰って欲しいと願っている。

研修は会社が与えてくれる自分がお持ち帰り可能な資産だ。
大事にしたい。

ああ、もう行かなくっちゃ。
6時18分浅草橋発の電車に飛び乗ろう。






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