勉強すること、本を読むこと
当たり前だと思われるだろうが、実はそうでもない。若い人は特にそうであるらしい。まず、新聞や月刊誌を読んでいる若い人は少ないのではないだろうか。残念ながら「批判精神」に乏しい若者が多いという印象を持っている。時代の雰囲気が内向きで、また人類は第一次世界大戦や第二次世界大戦時のような失敗をくり返しそうな感じがしてならない。自分の物差しで時流を図り、自分の良さや他者を劣っていると攻撃して自分の優秀さを増しているのが今の時流である。その根底に「世界市民」といった理想は皆無である。あるのは排除の思想だけ。ナチスのアーリア人至上主義とか、日本帝国が植民地にやった「創氏改名」にある側面が前面にでいる。では、そういう風になぜ感じることが出来るかというと、勉強しているからだ。本を読んだからだ。新聞を読んでいるからだ。ネットだけで事足りると思っていてはいけない。
若者は本当に自分でものを考えるということになれていない。情報が限られているからだ。どうか、本を読んで欲しいと思う。
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