威風堂々

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誠に遺憾である

2018年03月20日 | 第一章 意識と知覚

昔の記事だが再録させて頂きたい。
  
私は昨今の教育を取り巻く状況を憂えている。やはり前川前事務次官に対する監視が政治家において行われ、それを抗しきれず、実施してしまうという状況。それがまともな調査ならいざ知らず、結局自分たちと意見を異にする者たちが赦せないという道徳観であり、正当性を持たせる理由が「彼が破廉恥で法令違反者だから」となると、授業に犯罪を犯した人は呼べなくなってしまう。狭量は避けたい。寛容さしか人類を救済する方策はない。

何をどう意識するのか。とても大切である。



『寺島実郎氏、2005年の『脳力のレッスン』より引用させて頂きながら、思い、感じたことを。

「社会主義の失敗は、階級矛盾に怒りを燃やすあまり、対立と憎悪を増幅させ、社会を動かす想像力が、愛とか協調といったポジティブな価値から生み出されることを見失ったことに由来すると思われる」世界は社会主義への関心を失ったしイデオロギー対立は無くなった。「対立が無くなった後の偏狭な宗教とナショナリズムへの回帰傾向、自国中心主義に立つ「力の論理」への傾斜、これらの問題の背後にある構造を見抜き、21世紀の世界秩序をあるべき姿に近づけようとする知的営為が求められていることは間違いない」「哲学者達は世界をただ様々に解釈してきたにすぎない。肝心なことは世界を変革することだ」というマルクスの言葉は重い。

昨今の政治・経済・教育を取り巻く状況はこの2005年当時の文章がそのまま当てはまる状況である。私は右翼でも左翼でも無いし、新興宗教を当てにしている人間でもない。「イデオロギー対立が無くなった後の偏狭な宗教とナショナリズムへの回帰傾向、自国中心主義に立つ「力の論理」への傾斜が確実に進展している」と危惧している人間である。防衛大臣も法務大臣も後ろで支える国家公務員がいないと答弁さえ出来ずにいるわけで。でも、官僚をこき下ろす議員さんも多いわけで。タレントを露出させて新宗教団体を宣伝する。入国禁止令を出す米国にEU離脱の英国。現役首相の名前を付けた小学校を作ろうとする日本人のメンタリティー。まさにこの予言通りの展開をしている。そこで、「これらの問題の背後にある構造を見抜き、21世紀の世界秩序をあるべき姿に近づけようとする知的営為が求められていることは間違いない」とある通りで、知的営為が求められているのだが、相変わらず、『傲慢』かました人々が大手をふってまかり通っている気がしてならない。もう『見てきたような嘘をつく輩は断じて赦してはならないのです』』







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