夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

デジタル時代の「伝わる文章」の極意を学び、ブログ13年生の私は、最近感銘させられた御方の投稿文は・・。

2017-03-22 15:26:56 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読しているネットの【ダ・ヴィンチニュース】を見ている中で、
【 文は一行目から書かなくていい! 
           芥川賞作家が教える、デジタル時代の「伝わる文章」の極意】と題された見出しを見て、
ブログ13年生の私は、学ぼうと思いながら、記事を精読してしまった。

この文は木谷誠さんが綴られた寄稿文であり、【ダ・ヴィンチニュース】には、
3月21日に配信されて、私なりに要点をまとめて転載させて頂く。

《・・「どうしたら文章がうまくなるか?」──
こんな思いを抱いた人は少なくないはず。
              

作家・ライター志望でなくとも、日常生活ではSNSなどでのやり取りや季節ごとの挨拶状があるし、
ビジネスにおいても報告書や企画書、更には始末書を書かねばならないこともあるだろう。

このように文章で伝えなくてはならない場面は多い。

『文は一行目から書かなくていい』(藤原智美/小学館)は芥川賞作家でもあり、
ノンフィクション作家として第一線で活躍を続ける藤原智美氏の経験を基に、
この電子メディア時代で「伝わる文章」の極意を導き出す一冊だ。

やはり、最初に注目したいのはタイトルにもある「文は一行目から書かなくていい」の項目だろうか。
書き出しが決まらず悩む読者諸氏は、多いと思うが、
本書は「最初の一行が書けないなら、ほかのところから書き始めればいい」と結論付けている。

ではそもそも、なぜ順番に書かなくてはと思うのか。
著者は小学校における原稿用紙を用いた作文授業が、元凶ではないかと推測している。
授業中に配られる用紙は提出に必要な最低限の枚数で、下書きなどせず鉛筆で書いていた。

それだと終盤まで書き進めても、後で一行目を直そうとすれば、消しゴムで消してまた書き直すことになる。
それが面倒なので、一行目が書けるまで二行目に手を付けられなくなってしまうということだ。

しかし現代では、授業でなければ多くの人は、パソコンで書くことだろう。
それなら手書きとは違い、文章の増減や入れ替えは、自在にできるので
「思いつくとこから素直に書いていけばいい」と著者。
              

断片的に書かれた文章でも、パソコン上で並べて整理すれば、全体像や足りない要素も見えてくる。
そこから書き足したり順序を並べ替えたりすることは、パソコンを使えば容易だろう。

また、書く上で注意したいのは、相手に伝わるか否か。
私も書く上で常に注意しているつもりだが、それでも第三者から見ると、
伝わらない文章になっていることがあり反省しきりである。(略)

読み手に伝わる文章を書くことは難しい。(略)

書くこと自体が苦手なら1~2行の程度の日記から始めてもよいのだ。
その際には単語の羅列ではなく文章で書き、感情が動いたことも書くのが大切。

例えば「近所に新しい喫茶店がオープン。
気になって入ってみたが、想像以上にコーヒーが美味しかった。また行こう」という感じ。

これを皮切りに、どう美味しかったのか、どのような店なのかも書けるようになれば上達は進む。
まずは感じたまま、素直に書いてみるのがオススメだ。・・》
              

私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の72歳の身であるが、
過ぎし2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始め、
まもなく偶然にブログの世界を知って、早13年生となっている。

結果としては、パソコンの故障、国内旅行などしない限り、日に少なくとも一通は投稿してきた。
                                      
こうした私の根底には、私の幼少時代から年金生活している現在までの生きてきた心の軌跡を発露して、
自己表現のひとつとして、心の証(あかし)の残したいからであった。
            
そして年金生活を過ごしている今、日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
         
私の投稿文の殆どの内容は、幼年期からサラリーマン退職時まで、そして年金生活の日々の心情は、
脚色もないありのままの思い、真情を投稿文に認(したた)めたく、あますことのないように綴ってきた。

私は綴る際は、自身のその時の心に素直に綴るようにし、
あとで振り返った時、あの時はこのような思いで過ごしていたのか、
何より自身に対して、その時の思いの心情が大切にしているひとりである。
       
従って、数多くの駄文を綴ってきたが、ひとえに自身の為の心の軌跡の発露、と言っても差し支えない。    
                                                                                             
こうした中で、私は投稿文の時に、多くの方に読んで頂きたい自己顕示欲もあり、
投稿文の中では、改行を多くし読みやすいようにしている。

或いは5年半前の頃から、何とか写真を添付することが出来たので、
乏しい筆力を補(おぎ)いながら、カット代わりに写真を掲載したりしている。

そして私の投稿文の最初の一行に於いては、殆ど私の住んでいる地域を明記している。
このことは私が投稿文の中で、散策、買い物したりする場合、日本のどの地域なのか、
初めて読んで下さる方に理解して頂く為である。
                      
私はブログを投稿する際、ひとつのテーマを決めて、真摯に、ときには楽しく綴ることもあるが、
恥ずかしながら筆力が乏しいながら、最後までお読み頂けるように試行錯誤をしたりしている。

しかしながら私の投稿文の内容は、あふれた思いを伝わるように熱意ばかりで、
一気呵成に書き上げてしまい、ときには長き投稿文になったり、
投稿文を送信した後、読み返したする時、つたない綴りが多いので反省することが多い。
              

こうした中で、特に数多くの50代以上の諸兄諸姉の投稿文を読ませて頂きながら、
いつも感じられることは、日記として綴られている場合は、
その人なりの思いをその方ご自身の言葉で、淡々と綴られているのに、
圧倒的に感動を覚(おぼ)えたりしてきた。

そして日々の日常生活の過ごした方、或いは人生の思いを学び、
こうしたお考えで、この人生を過ごされているのか、と教示されることが圧倒的に多く、
お住まいの地域、これまで綴られた人生航路の軌跡に思い馳せながら、
何よりも生きた人生の教科書、と確信を深めたりしている。

こうして読ませて頂きながら、私は秘かに励ましを感じたり、微笑んだりして、
確かな人生の底知れぬ哀歓を学びながら、年金生活を過ごしたりしている。
                            
こうした数多く投稿文を読ませて頂く中、たとえたった一行の綴りでも、
私は瞬時に琴線(きんせん)が静かに奏(かな)で始めて、
やがてその御方のブログに魅了されて、愛読者のひとりになってきた・・。
              

ここ数週間に於いて、これぞブログ投稿文のお手本だ、と深く感銘させられた投稿文がある。
http://blog.goo.ne.jp/yumeji_2014/e/b225a2329f09d67b65b6cca69c76b698
【世界に一つだけの姥花日記】サイト・・・2017年2月27日『合格お礼参り&矢川沿い散策』

心も清いご婦人が、いつも良質な投稿文を重ねて読まさせて頂いているが、この投稿文は突出している、
と私は感じ、深く感銘させられた。
              

今朝、数多くの投稿文を読ませて頂いた中で、圧倒的に魅せられた投稿文があった。
http://piano717.blog90.fc2.com/
【野いちごひとりごと】サイト・・・2017年3月21日『円熟した名演奏♪アンドラーシュ・シフピアノリサイタル』

私は楽譜も読めなく楽器も弾けない身で、拙(つたな)い感性で音楽を聴いたりしているが、
この御方は著名な音楽大学を修学した麗しきご婦人であるが、
演奏の内容を感性のある思いで深く表現され、シロウトの私でも、あたかも演奏場でピアニストの息遣いさえも感じ、
クラシック評論家を超越した優(すぐ)れた投稿文である。
              

このようなお二人の投稿文を私は読み終わった後、いつもながら文章修業に甘い私は、しばし項垂(うなだ)れたりして、
やがて高貴な貴婦人の前で、私はひざまずいて、恐れ入りました、と呟(つぶや)く情景を重ねたりしている。

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4 コメント

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Unknown (野いちご)
2017-03-22 19:34:17
こんばんは!
今日は私のブログ「野いちごひとりごと」にお越しいただきありがとうございました。

ご自身のブログに「クラシック評論家を超越した・・・」とまで書いてくださり、身に余るお褒めのお言葉に嬉しいようなお恥ずかしいような気持ちです。

また夢逢人さんの素晴らしいブログにリンクしていただき、本当に光栄に存じます。
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。


こちらこそ、よろしくお願い致します。 (夢逢人)
2017-03-23 09:15:16
野いちご様。

私は確か5年前の頃から、貴女様のブロク『野いちごひとりごと』を偶然に読ませて頂き、
大阪音大を卒業された後、声楽のコンサートに向けて、日頃レッスンをされている人と知り、
稀な御方・・と思ったりした次第です。

日本には数多く音楽大学がありますが、卒業された後、継続されている御方は、ほんの一部であり、
私の住む近くに私立の桐朋学園があり、たまたま生徒さん、卒業された方・・私の生家に近くに住み、
ピアノを弾かれる人、或いはバイオリンを奏でる御方など、私は中学生の頃から音色を聴いたりしていました。

こうした御方たちは、この後は継続されている人は少ないが実態と感じている次第です。

こうした中、貴女様はワインを愛飲されたり・・ガーデニング・・
或いはスキー、テニス、最近では乗馬までなさり、多彩なご趣味に私は圧倒された次第です。

私は大学を中退して、映画・文学青年の真似事をして敗退後、やむなく安定したサラリーマンの身に転向を決意し、
何とか大手の企業に中途入社する為に、あえて苦手な理数系のコンピュータの専門学校に一年通い、卒業した後、
1970年〈昭和45年〉の春、私はこの当時は大手の音響・映像のメーカーの日本ビクターに何とか中途入社でき、
音楽事業本部のある部署に配属されたのは、満25歳でした。

まもなく音楽事業本部のあるひとつのフィリップス事業部が、外資の要請でレコード専門会社として独立し、
私はこの新設された日本フォノグラム会社に移籍させられました。

そして親会社はフィリップスでは音楽事業としてフォノグラムで世界各国で統一され、
ドイツのジーメンスの音楽事業はポリドール、グラモフォンなどがあり、日本ではポリドールで統一され
本国ではイギリスのEMIに対抗する為に、ポリグラムとして結成されていました。

こうした中で、私は制作に直接かかわらないコンピュータを活用した情報畑を20年近く配属されたりした中で、
日本では遅ればせながらポリドールとフォノグラムが合併して、ポリグラムとなりまして、
こうした関係で、特にクラシック部門は突出した実績となった次第です。

そして私は経理畑、まもなく営業本部で勤務している中、1998年(平成10年)に音楽業界全体の売上げピークとなり、
この少し前の年からリストラ烈風となり、早期退職優遇制度などで退社を余儀なくされた方も多く、
やがて私も出向となり、各レコード会社が委託している音楽商品のCD、DVDなどを扱う物流会社に勤めた次第です。

まもなく本国のポリグラムが買収されて、ユニバーサル・ミュージックとして今日に至っています。
やがて2004年(平成16年)の秋に出向先で、定年を迎えることができ、
敗残者のような七転八起のサラリーマン航路を過ごした次第です。

このように拙(つたな)い定年退職までの半生を過ごした私ですが、
こちらこそ、よろしくお願い致します。

余談ですが、確か昭和50年の頃、私は営業本部長に引率されて中華料理店に行った時、
偶然に小沢征爾さん、入江美樹さんご夫妻が近くにいて、私は営業本部長に連れられて、
挨拶をして握手させて頂いたことがありました。



Unknown (花水木)
2017-03-23 19:59:59
夢逢人様、こんばんわ!
いつも読み逃げばかりで申し訳ありません。
こちらの記事は長くブログを綴っておりますブロガーとして「目から鱗」でございました。
是非本を手に入れ、読んでみたいと思っております。
いつもいつも為になる情報をありがとうございます。

またこのたびは私の記事を取り上げてくださり、身に余るお褒めの言葉を頂き、穴があったら入りたい気分です(苦笑)。
子供のころから作文はだいの苦手でした
そんな私が今こうしてブログを書いているなんて!
文中でも仰っているように、ブログでも書き出しはいつも悩みます。
「文は一行目から書かなくていい」。本当にそうですね。
パソコンという便利な文明の利器がありますもの。簡単に修正、並べ替え、削除できます。
もっと気楽に思ったことを素直に書き、後で「整列」させればいいのですよね。
とても参考になるお話ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
心も清き人は、数多く御方からご好意が寄せられる・・。 (夢逢人)
2017-03-23 21:36:46
花水木さま。

貴女様よりコメントを頂き、嬉しく読まさせて頂きました。

<いつも読み逃げばかりで申し訳ありません。

こうしたことは貴女様とコメント上で、長らく心の交流をしてきましたので、
貴女様の真のやさしさと私は感じている次第です。

ここ数年は、家内の母の老化と病状で、家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなり、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となっています。

こうした関係で、ときおり私は『おひとりさま』の生活をして、
私が洗濯、掃除、料理など戸惑いながらしている状況を察して下さり、
これ以上、私の時間をとらせまい・・と貴女様はご配慮頂いた結果、と私は感じています。
           
<またこのたびは私の記事を取り上げてくださり、身に余るお褒めの言葉を頂き、穴があったら入りたい気分です(苦笑)。

貴女様は心も清き人で、たとえブログ投稿文を綴っても、
「文は人なり」と日本の文藝評論家の小林秀雄さんが明記されていましたが、
綴られた文章は、貴女様の性格、感性、育ちなどすべてがにじみ出ている、と私は長らく感じています。

こうした意味合いから、貴女様の投稿文は、数多く御方からご好意が寄せられる、と私は解釈している次第です。

>文中でも仰っているように、ブログでも書き出しはいつも悩みます。
>「文は一行目から書かなくていい」。本当にそうですね。
>パソコンという便利な文明の利器がありますもの。簡単に修正、並べ替え、削除できます。
>もっと気楽に思ったことを素直に書き、後で「整列」させればいいのですよね。

私の投稿文は、あふれた思いを伝わるように熱意ばかりで、一気呵成に書き上げてしまい、
そして修正、並べ替え、削除を少しだけして投稿しているのが実情です。

このような状態ですから、貴女様の姉上さまの投稿文を読ませて頂く中で、推敲(すいこう)・・
と記載されると、私はドキットして、反省ばかりしている次第です(笑)

追記・・私が勤めた会社名は貴女様に明記してきませんでしたが、
中途入社した日本ビクターは、貴女様はお察しと思い、これまで明記しませんでした。

その後、移籍先の日本フォグラムは・・私が以前に尾崎紀世彦さんが亡くなった時、
私が投稿文を書きまして、貴女様よりアムバムを購入しましたとコメントを頂戴しました。

そして私は感謝しながら、貴女様よりブログ上で写真掲載に続いて、
貴女様のお住まい方面には、今後は足を向けて私は寝ません・・と私は記載しましたので、
勤めた会社名は御分かり、と私は思い明記しませんでした。

私は小心者ですので、少し気になり遅ればせながら、あえて追記した次第です。

こちらこそ、改めて今後ともよろしくお願い致しま~す。

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