夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

若葉の色合いは新緑色に染められる中、富や名声に無縁な私でも、夢幻のようなひとときを過ごし・・。

2014-04-17 14:29:36 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
民間会社の中小業のある会社に35年近く奮戦し2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
最後の5年半はリストラ烈風の中、出向となったりし、敗残者のようなサラリーマン時代を過ごした。

その上、私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた・・。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後36年を迎える古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
          

平素の買物の専任者の私は、本日の10時過ぎに家内からの依頼された品を買い求めにスーパーを2店ばかり廻り、
責務を終えた後、いつものように散策をした。

私の住む所は、世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の辺鄙な処で、
住宅街で家並みが密集しているが、
自宅の近くに野川が流れ、この両岸に遊歩道があり、私は何かしら解放感を感じて、
こよなく愛している散策路のひとつである。

私は過ぎし3月下旬から桜花の染井吉野(ソメイヨシノ)、そして山桜(ヤマザクラ)、
終幕として八重桜(ヤエザクラ)を愛(め)でながら過ごしてきた。
          

この間、数多く観られる落葉樹は、芽吹き、そして若葉の色合いは、萌黄色から黄緑色にうつろい、
昨今は新緑色に染められいる。

或いは常緑樹は、新芽を伸ばしながら葉色は光沢を増し、眩(まばゆ)い色合いとなっている。


こうした中で本日も午前中のひととき、歩き始めた・・。
天上の気候の神々の采配に寄り、5月中旬のような20度前後の陽気の中、
眩(まばゆ)い陽射しを受け、ときおり吹く風は薫風かしらと感じたりしたので、
風光る時節だよねぇ、と心の中で呟(つぶや)いたりし、微笑んだりしたた。

そして私は小公園に立ち寄って、
欅(ケヤキ)は幼いあまたの葉を広げて、空に向かうように伸びはじめている。
          
               
こうした中で、クヌギ、コナラなどは芽吹きが始まり、
これから大きく育つからねぇ、見ていてねぇ、といったような風姿を見せてくれている。
               
新緑の若葉の色合いに魅せられて、長らく見惚(みと)れたりした・・。
         

やがて私は歩きだして、野川の川端に近い小路は、
この時節は黄色い花の菜の花、そして淡き紫色のハマダイコンの花が、長く帯のように咲くので、
私は遊歩道から見下ろして、ここ10数年眺めてきた情景である。        
          

やがて私は、遊歩道から川辺に下り、先ほど橋の上から眺めていた菜の花、ハマダイコンにお見合いする為、
川端の小道をわずかながら歩いた。
          
          
そして菜の花、ハマダイコンを長らく見つめたりした。
          
      
私は幼年期は農家の児として育てられたので、このような野花に今でも魅せられている。

このように平日の午前中のひととき、富や名声に無縁な拙(つたな)い私でも、
私にとっては夢幻のようなひとときを過ごしたりしている。


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