クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

鏑川河畔にハクチョウ飛来中 H-27- 1-24

2015-01-25 07:57:51 | その他
広報高崎の一月十五日版で藤岡・高崎境界の鏑川に飛来している白鳥と
それを見守る「鏑川白鳥を守る会」が表紙を飾っていたので天候の様子を
伺いながら朝夕二回に亘って見物してきた。全国では500ヶ所もあるという
白鳥の越冬地は群馬では著名な多々良沼とか邑楽町の「ガバ沼」などでは
100羽を越えているというしこの高崎近辺でも新町・玉村境の烏川・岩倉橋辺でも
50羽とも伝えられているがここでは約13羽ぐらいと規模は少ないが
「守る会」とハクチョウの交流風景は何とも微笑ましい雰囲気だった。
第一日は夜明け前に自宅を出発、守る会の箕輪会長さんと電話連絡が付いたので
大体の位置は想定していたが自信がないので山名南信号を東に向かい200m程の
所にある小公園脇に駐車して鏑川土手に向かう。



位置を探すため一旦、土手上の道を東に歩きだすと丁度日の出の時間で太陽が
顔を出す。こんな冬の早朝に河川敷を歩いたことは初めてなので何とも爽快。



何人もの散策者に様子を聞きながら河川敷を約1k、やがて数台の車と集まっている
多数のカメラマンの姿を発見して土手に作られた立派な階段を下りる。
推定ではここは既に山名町ではなく木部町に入っていると思われる。



土手を降りて河原に向かうとこんな看板。



もう、七時を過ぎているので周囲は明るくなっており既に朝の給餌は終わっていたが
会長さんにお会いして色々と話を聞いた。この方が会長の箕輪さんで
もう10年以上も朝晩欠かさず給餌を続けているとのこと。



ハクチョウに混じって給餌狙いのカモも見られるがその様子。
見たところ、コハクチョウらしく嘴の半分が黄色と聞いているオオハクチョウは
見つけられなかったし、幼鳥・亜成鳥・成鳥の区別も認識できなかった。
















盛んに水中に嘴を突っ込んでいるのは給餌されたものを採食しているらしい。
水深は極めて浅く土手から見ても川底が良く見えるほど。

MVI 5739


(もう一度見るには終了後に下段左端の繰り返しマークをクリックしてください。)

会長さんの話や守る会がネットに出している解説からの情報は門外漢の爺イにとって
極めて新鮮なのでマメ知識を纏めてみた。当然内容は100%の受け売り。

「ハクチョウ」とは、日本列島に飛来・越冬するオオハクチョウ及びコハクチョウの総称
とのこと。 オオハクチョウとコハクチョウの識別は、鼻孔が完全に黒色部にまで
ついているのが「コハクチョウ」で、「オオハクチョウ」は、 くちばし全体の半分以上が黄色。
大きさは体型の違いが10%位なので遠目からの識別は困難。
オオハクチョウの繁殖地はシベリア大陸の北緯50度以北のタイガー地帯、
コハクチョウはさらに北極寄りの北緯60度以北のツンドラ地帯。そこで、
五月中旬ころから3~6個の卵を産み、約40日間で孵化、ヒナは親鳥に見守られ、
水中の藻類やプランクトンなどを摂取しながら急速に成長し、9月末から10月初旬に
かけて、日本各地の越冬地をめざし南下を始め、北極に近い東シベリアから、カムチャッカ、
北海道、東北地方の日本海側ぞいに4000kmを 一ヶ月ちかくかけて飛んでくる。
白鳥は「ヒナ」・「幼鳥」・「成鳥」と3年を要する。シベリア極東北部で生まれて日本に
飛来越冬してシベリアに帰り、繁殖地で幼鳥群で越夏し日本で2度目の越冬(亜成鳥)をして
シベリアに帰りようやく成鳥となる。つまり、繁殖地と越冬地を2回往復して成鳥になる。
コハクチョウがシベリアの繁殖地(ツンドラ地帯)を出発するのは9月~10月、そして、
鏑川には、毎年12月下旬から1月初旬には飛来し、3月中旬頃まで越冬し、
昼は川岸近くでエサを食べているが、夜は野生動物を避けて川の中州で寝ているとのこと。

二回目の訪問は夕刻の給餌を見に行った。今度は様子が分かったので給餌場所に近い
土手下の古い神社跡に駐車。



河原に下りるとハクチョウは給餌場所から100m上流の対岸近くに固まっていて採食中で
何とも距離が遠くて爺イのオンボロのコンパクトデジカメでは届かないが数枚。









四時半を過ぎてから会長さんが餌を運んできて白鳥に呼びかけると段々近寄ってきた。

MVI 5768


(もう一度見るには終了後に下段左端の繰り返しマークをクリックしてください。)


給餌が始まりカメラマンさんのシャター音だけが川面に響く。



夕日を浴びるハクチョウは赤く染まってまるでフラミンゴだが日が当たらないと
本来の色に見える。良く撮ることは出来なかったがそれでも初体験なので
我慢の範囲。











爺イ本人は正月に油断して掛かってしまった気管支炎が長引いて
肺気腫への心配があったので未だ冬眠中だがそろそろ雪の無い低山めぐりを
開始したいと思っている。

デジブック 『高崎にハクチョウ飛来』


「守る会」のHPはこちら

http://blogs.yahoo.co.jp/suwanawus

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鏑川白鳥を守る会みのわです。)
2015-07-18 16:01:00
貴殿と連絡を取りたいので返事欲しい
RE.白鳥 (爺イ)
2015-07-20 14:17:45
みのわさん
小生の電話は 080-1371-3746
メール rsf29380@nifty.comです。

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