「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

…今さらすぎてごめんなさい…の、砕氷艦「しらせ」 ~艦内見学編~ 

2016年12月31日 | 海上自衛隊


…今年はもう、更新ないだろう…と思っていた、そのアナタ(?)の予想を裏切ってみました(笑)


いや、今さら更新しても、中途半端すぎてどうしようかなぁ…って思わないでもなかったのですが、


いい加減、書いてしまおうとようやく決断しました…はい。



さて、では、おまちかねの…(待っていてくれている、と信じたい…)「しらせ」書きま~す(←アムロ風に)





新婚さんとも無事に合流を果たし、ウキウキと桟橋にやってまいりました。


近くで見ると…



思ったより大きいものすごい迫力


と思ったら、12000トンくらいあるんですね…でかいはずだわ…。


甲板までも、ものすごく高いです。


たぶん、輸送艦の甲板と、そんなに高さが変わらないんじゃなかろうか?と推測。(輸送艦のほうが高いとは思うけど)





そして、ワクワクしながら「しらせ」への第一歩を踏み入れますと…





おおやっぱり護衛艦とは違う雰囲気


通路も、護衛艦よりはだんぜん広くて、「かしま」みたい。


上を見上げると…





上陸して、下から見上げるとこんな感じです。


横見ても



…艦というより、工場みたい…?


通路には、




この丸い窓、新しい艦ではなかなか見なくなりましたね…。


ある意味、船らしいイメージがあるのが、この丸い窓なんですが…さみしい


そして、格納庫に向かうためのラッタルが…と、おもいきや、



え~~~ナニコレラッタルじゃなくて、普通に室内の階段じゃん


いきなり、めっちゃ驚きました(笑)


ここを曲がると




やっぱり、ラッタルじゃなくて、階段(笑)





で、



それはさておき、飛行甲板にたどり着きますと…



もちろんあった、南極の石。


あと、スノーモービル(かな?)とかも展示してありました。


この日はけっこう暑かったこともあり(10月なのに)、さくさくと格納庫内を目指しますと、



Tシャツ売ってた(笑)



手ぬぐいも。



もちろん、帽子も。


そして、もちろんコチラ、



見切れてしまっていますが…おなじみの南極の氷です(↑パネルの上の白い四角い物体です)


私的には、南極の氷というと、


「あ~、あれでしょ?広報でいつも、地本のブースに飾ってある、プチプチ音がする氷でしょ?」


というイメージです(笑)


でも、このプチプチ音は、何万年前とかの空気の音なので、とても貴重な音なんですよ~


その南極の氷の向こう側に気になる存在がいました…。




かなりデカいペンギンの人形です…が、これ、実物大らしいです。(でも、横幅はこんなに太ってないっていう注意書きがあった(笑))


さらに、この下の台座に書いてある


「HITACHI inspire the next」


の文字が、非常に気になりました。


後ほど、艦長さんとお話させていた時に伺ったのですが、


なんとこの「しらせ」という艦には、新幹線の技術が使われているんだそうです


そしてここで、鉄っちゃん垂涎(?)のうんちくを披露しますと…


「しらせ」の艦橋の横幅は、新幹線の1車輛と同じ長さなのですよ(←ドヤァ


というわけで、「しらせ」の艦橋は、海上自衛隊の艦艇の中で最も広いのです


ご存知の方も多いと思いますが、この「しらせ」は、色々と海上自衛隊の数ある艦艇の中でも、群を抜いて特殊な艦なのですが、


その最たる理由の一つに、予算が防衛省からではなく、文部科学省から出されて作られているから、というものがあります。


つまり、海上自衛隊の防衛の任務のために造られた艦なのではなく、南極観測隊という民間人を南極まで運ぶために造られた艦なのですよね~。


だから、いろいろと…(そもそも色も違う)わけです。


ではなぜ、オレンジ色なのか?…それは、オレンジ色はアラート(=警戒)と言って、雪や氷など白一色の南極で見つけやすい色


ということで塗られているらしいです。


へぇ…たしかに、グレーだと同化しかねないよねぇ…。


ところで、どうでもいいのですが…いや、よくないんだけど…民間の資料なんかで、「砕氷艦」ではなく「南極観測船」と説明している文も多くて、


海上自衛隊のことには一切ふれていなかったりするので、こういう文を見てしまうと、イラっとしてしまいます…


そもそもね、じゃあなぜ、海上自衛隊が南極観測隊を運んでいるのか?って話ですよ。


ずっとそこが気になっていたので、艦長さんにお話を伺ったところ…


ご存知の方も多いかと思いますが、一番最初の「宗谷」は海上保安庁の船で、ちょっと、この船で行ってみようか?とやってみたところ、


たまたまその年は、比較的温暖で氷が薄く、「宗谷」で行けちゃったのだけども、翌年からは、氷が普通の厚さに戻ってしまって、海保の船では、


「やっぱ無理っす」となり、じゃあもう海上自衛隊しかないじゃないか、ということで「ふじ」が出来たんですね。(すっごいざっくり(笑))


でまぁ、もちろん、世は自衛隊に対して風当たりが強い時代でしたから、なんやかんやいう連中はもちろんいたみたいですけどね…。






話は変わりますが、もう1つ、他の海上自衛隊の艦艇と違うことがあります。


これはもう、知っている人は多いと思いますが、艦名の「しらせ」が人の名前だということです。


そして、2代続けて同じ名前は付けない、というのが慣例だったにも関わらず、「しらせ」だけは2代続けて同じ「しらせ」と名付けられました。


言うまでもなく、名前は、日本人として初めて南極を旅した白瀬中尉(陸軍中尉さんです)の名前から付けられています。


2代続けて「しらせ」である理由は、名前を一般公募したところ、白瀬中尉出身の秋田県の方々から「変えないでほしい」と「しらせ」という手紙が、


一番多かったらしいので、慣例を遵守するのではなく、ここは1つ、国民(というか秋田県民)の意思を尊重しようではないか、ということで、


2代続けて「しらせ」になったらしいですね。


くわしくは、Wikipediaをご覧くださいませ。






そんなこんなで、いろいろ他の艦艇とは違う「しらせ」ですが…



格納庫に自販機があるのは初めて見ました(笑)


これ、もちろん、普段はここには置いていないらしく(置けるわけない)広報用にわざわざ運んできたそうで…お疲れ様です…。


ここでは、おなじみの制服の試着なんかもありまして、そこには着任ホヤホヤの海士くんもいました。


教育隊を出て、初めての赴任先が「しらせ」なんだそうで、興味津々に「初めて『しらせ』って聞いた時はどうだった?」と尋ねると


海「いや~~~!そりゃあもう、びっくりしましたよ(笑)…マジ???しらせかぁ…って(笑)」


さもあろう…。


私「まぁ、でも、勤務先:南極なんて、海上自衛隊か南極観測隊にでも入ってないと、ないから、すごく貴重じゃない?」


海「そうなんですよ!びっくりしましたけど、すごく楽しみです!」


うんうんきっと、すごく色々成長して帰ってくるんだろうね


よく、1月に


「祝!成人」


って、南極で二十歳を迎えたフレッシュな海士くんたちが、並んでる写真がFacebookにアップされているけど、


南極で成人式とか、マジでない機会
なので本当にレアな体験ですよね(笑)



…と、今回はここまでで、次回に続く…とさせていただきます


年をまたいでしまって、大変申し訳ないのですが、来年はもう少し気合を入れて書いていきますので、


これに懲りずに、拙ブログをご訪問いただけますとうれしいです。


今年も、なかなか更新しないのに、ブログをご訪問くださった皆様、本当にありがとうございます。


皆様にとって、新年がますます善き年となりますことを、心からお祈りいたしております




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