地区の配り物で近所のMちゃん宅を訪れたときである。丁度お昼頃のことで、玄関先で、主のMちゃんと奥さんが仲良く作業をしていた。
何かな?と覗き込むと、二人してハチの巣の幼虫をほじくり出していた。幼虫の大きさから察するに、それは、キイロスズメバチのようである。
「そのハチの巣はどうしたの?」と尋ねると、「家の軒に作られちまって、危ないから捕ったんだが、でっかい巣だったわ」とMちゃんは仰る。
「捨てるのは勿体ないから、コレを食ってやろうと思ってさ」と笑うMちゃん、「しかし、一つ一つほじくり出すのも面倒なもんだなぁ」と溜息をついた。
地バチでさえも苦手なオイラ、こんなデカイ幼虫を食らうなど考えただけでもおぞましい。「炒めて喰えば旨いで」と言うが、「お金貰ってもいらね!」