東チベットで中国当局が、ダライ・ラマの歌を歌うなどしたチベット人に対する新たな規制・刑罰を導入
東チベットのディルで中国当局が、「ディル当局による2つのルール」というハンドブックを発行した。
この本は4つの章からなり、26の条項が収録されている。内容は、チベット人が中国政府に抗議した場合の新たな罰に関するものだ。
第1章「社会問題」では、チベット人はモンラム祭に参加したり、噂をしたり、僧侶がディル以外の場所で学ぶことを禁じている。また、チベット人はディルの調和と安定に努めるようにとも記されている。
また、国家の分裂を扇動したり、海外の人物と情報を共有したり、公開トークを行ったり、噂を広めたり、ダライ・ラマを讃える歌を歌ったり、ダライ・ラマのティーチングの内容を回覧した場合には、投獄、6か月間の再教育(訳注:中国政府が正、ダライ・ラマが悪という教育)、2年間の冬虫夏草採取禁止などの厳罰に処されるという。
また、このルールに従わない場合は、家族も逮捕され、有罪となるという。
今年初めの冬虫夏草の採取の際、約100人のチベット人が逮捕され、有罪となった。所在不明のまま8か月以上拘束されている人もいる。
ディルでは、中国政府に抗議して3人が焼身自殺している。
【亀田浩史訳】
元の英語記事はこちら
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