中国当局が認定したチベットの高僧に敬意を表すよう、中国当局がチベット人に強要 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

中国当局が認定したチベットの高僧に敬意を表すよう、中国当局がチベット人に強要




チベットの中国当局が、中国政府が認定したチベットの高僧に敬意を表すよう村人に強要した。

この動きは、中国政府が認定したパンチェン・ラマ11世がチベット自治区シガツェのナムリン僧院を訪れた際に起きた。1995年、ダライ・ラマは、6歳のゲンドゥン・チューキ・ニマをパンチェン・ラマ11世と認定したが、中国当局は、ゲンドゥン・チューキ・ニマを家族もろとも拉致し、別人ギャルツェン・ノルブをパンチェン・ラマ11世として祭り上げ、操り人形にしている。

「8月24日、中国政府が認定したパンチェン・ラマが、ナムリン僧院を訪れ、宗教儀式を行いました。」
匿名の人物はこう語った。

ギャルツェン・ノルブは、中国武装警察、治安部隊、30人の僧侶、中国共産党の役人に付き添われていたという。

中国当局は、ナムリンの12の村に対し、「各村から80人を選出し、チベットの伝統衣装を着て、チベットのスカーフを持って、パンチェン・ラマ出迎えるようを命じました。」

「中国当局は、パンチェン・ラマを出迎えなければ、処罰すると警告しました。」

パンチェン・ラマを出迎えた人の身分証明書と携帯電話番号は、当局に控えられたという。

「出迎えに来ない人々は、家に留まり、窓や屋根から、パンチェン・ラマ到着の様子を見てはならないと命じられました。」

「命令に従わない場合は、処罰されるということでした。」


贅沢な歓迎

パンチェン・ラマが訪問することになっている僧院には、15万元が支給され、祭壇、仏具、清掃などにあてられたという。

「僧侶たちは、パンチェン・ラマ滞在中は適切に振る舞うよう命じられました。」

チベット人は、ギャルツェン・ノルブを支持しておらず、中国政府は、ギャルツェン・ノルブを支持させようと躍起になっている。

ギャルツェン・ノルブの政治デビューは、2010年5月の中国人民政治協商会議委員会であった。

彼は、中国仏教協会の副会長に任命されている。

【亀田浩史訳】

元の英語記事はこちら



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