海外の巡礼から戻ったウイグル人100人以上を中国当局が拘束 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

海外の巡礼から戻ったウイグル人100人以上を中国当局が拘束


海外の巡礼から戻ったウイグル人数百人を中国ウイグル自治区当局が拘束している。

 
匿名の弁護士からの情報によると、当地の裁判所は違法な宗教活動に関与した人物に対処するよう中国共産党から命令を受けているという。

「ウイグルでは大弾圧が行われています。」
 
「3月、チャングジ留置所に200~300人のウイグル人が拘束されているのを見つけました。中東への巡礼から戻ってきた人たちです。」
 
「彼らは調査のために拘束されていました。」
 
「26の違法な宗教活動」の21項目に、中国宗教局の承認を受けていない会社を使って、メッカへのハッジを含む海外への巡礼を禁じるとある。
 
当局はこの規則に反した人物を過剰に起訴しているようだという。
 
「家で集会を行った人が起訴されているケースもあると裁判官は言っています。」
 
「中国の新年の直後の時期、イスラム教の儀式を行って起訴された人もいます。」
 
「裁判はすでに行われており、判決が出るのを待っている状態です。」
 
「26の違法な宗教活動」の4項目には、「宗教施設の外で事前の許可なく、説法、クルアーンの解釈、宗教の集会を行ってはならない」とある。
 
また、3項には、「許可を受けていない人物、愛国教育を受けていない人物が宗教活動を指導してはならない」とある。
 
 
中東での勉強
 
世界ウイグル会議のディルサット・ラシット報道官によると、中東で学んだウイグル人は帰国時に拘束されているという。
 
「チャングジでは100人以上のウイグル人が拘束されています。漢人の拘束者もいます。」
 
「当局は、違法な巡礼を行った、また、違法な宗教活動を行ったとして、有罪にするようです。」
 
「過激主義やテロ容疑を着せられている人もいます。」
 
当局は、「違法な宗教活動」に対する弾圧を強めているという。
 
弁護士によると、いったん有罪となれば、職を見つけるのは難しいという。
 
移動労働の仕事をしている人は常時警察から監視されているという。
 
「ウイグル北部で移動労働の仕事に就いているウイグル人は、3か月に1回、警察署に出向いて調査を受ける必要があります。それほど厳しいのです。」
 
「南ウイグルでは人々は貧しいです。雇い主が彼らを雇いたがらないからです。」
 
先月、当局は、住人に対し、8月1日までに警察署にデジタルデバイスを提出するよう命じた。テロ動画の調査のためだという。
 
デバイスを期限までに提出しない場合は、処罰されるという。
 
【亀田浩史訳】
 

【8月24, 25日】

ダラムサラを訪ねるスタディーツアー
 
 
 
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