チベット難民街で行われたチベット人の抗議活動を胸に刻むイベントに中国人が乱入し、暴行をはたらく
1987年にラサで起きたチベット人の抗議活動を胸に刻むイベントがインドのダラムサラで行われたが、この場に中国人女性 Wen Qi Zhu (43) が乱入し、イベントを妨害し、主催者を暴行した。このイベントの主催は NGO グチュスムの会であった。
Wen は「展示されている写真の出来事は中国では起きていない。虚偽だ。」と言い、グチュスムの会のスタッフに近づいた。Wen ははさみも所持しており、展示された写真を切ろうとした。
グチュスムの会代表ラギャリ・ナムギャル・ドルカは Wen に説明しようとしたが、Wen はドルカの頭をつかみ、揺さぶった。
グチュスムの会は、1987年の出来事についてチベット人もチベット人以外も知るべきだとして、今回のイベントを企画した。
ドルカは次のように語った。
「写真展示だけのイベントで、このようなことが起きるとは思いもしませんでした。彼女は写真が偽物だと言い、私たちの説明に耳を貸そうとしませんでした。」
「今日の行動で、彼女が真実を知りたいのではなく、トラブルを引き起こす意図があったことがわかりました。中国人が海外で同様の行動をすることはありますが、ダライ・ラマ法王がいらっしゃるこの場所でこのようなことが起きるとは思いませんでした。」
Wen は撮影を行っていたチベット人ジャーナリストも攻撃し、カメラを壊した。
【亀田浩史訳】