■NHK朝ドラの字幕が変わった~ガリ版書体が消えた | ★ 茶髭の熊のブログ (^(ェ)^)ゞ

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NHKの字幕の文字の書体(フォント)の話である。

最近はNHKのニュースや教育番組は、信用していないので殆ど見ていない。それにともない、他の一般番組も殆ど見なくなって久しい。
だから、NHKの放送番組全体での字幕書体は把握していない。


たまたま、朝の連続ドラマ『マッサン』が道内余市が舞台だったので見続けた。

その中で使用されていた字幕の書体が好きだった。
ガリ版の書体なのだ。

ガリ版とは、謄写印刷のことで鑢盤に載せた蝋塗り原紙に鉄筆で書き、それを印刷する。

その際、色々な書体の手本はあったが、ガリ版の王道を極めた書体がある。
残念ながら正式名称は分からぬが、今月28日まで放送されていた、『マッサン』の字幕の書体が似ている。その書体は、フォントワークスの『クレー』ではなかろうか。


ガリ版刷りの場合、草書や行書は適さず、活字のような判読性の高さが要求される。
有名なものから市井のものまで種々の手本があり、書体によっては発行主体の政治思想まで識別できた。


筆者は『クレー書体』が好きだ。

クレー書体は、手書き風の楷書だ。
手書き風でありながら、判読性に優れている。
活字のような高い判読性を保ちながら、堅苦しくない。
癖が無く明瞭でありながら、温もりがある。
そして、明朝ほど細くなく、ゴシックほど太くない。
楷書でありながら、硬くなく温もりを感じさせる。
一言で言えば過不足の無い書体と言える。


昨今は、手書きを見る機会が激減したが、各種フォントというかたちで、手書き風の書体をみることも多くなった。
しかし、手書き風書体の多くは、丸文字系の書体で醜悪なものが多い。


『マッサン』が終了し、次のドラマでは字幕の書体が変わった。

そのため、『クレー書体』とも別れを告げたが、半年に渡り美しい手書き風楷書を見ることができたことは望外の喜びだった。


この書体を見ると若い頃を思い出し、ただただ、懐かしい。


【参考】

http://www.akibatec.net/wabunfont/library/fontworks/classic.html
フォントワークスのサイトから抜粋


■クレー ファミリー
[クレー-M] [クレー-DB]

エレメントの起筆部と終筆部に硬質の筆記具で書いた文字特有のアクセントをもたせた楷書系の硬筆体です。毛筆の代わりに、鉛筆やペンなどを使って書いた手書き風の文字として独特の雰囲気が特長です。



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