北海道への移住を考え、自治体が行なう体験移住に参加する人がいる。
若い人で、移住後の生計に困らぬ技術や資格と、一定の資産があれば、どんな困難も乗り越えることは出来る。
しかしながら、定年後の移住を考えている場合は、話は別だ。
当ブログでは、過去の記事でシニアからの北海道移住について述べてきた。
一部重複するが、述べてみたい。
北海道の寒さは、衣服、住居とも適切に対応すれば全く問題ない。
雪も除雪完備の集合住宅であれば、全く問題ない。
問題は、雪が比較的多い日本海側の戸建て住宅である。
若い人であれば、除排雪など直ぐに慣れる。
しかし、退職後のシニア層が戸建てを選んだ場合、ロードヒーティングと融雪槽は必須となる。
加えて、除雪車が道路脇の人や車の出入り口に置き去りにした残雪の処理を、季節委託しなければならない。
このうち、一番厄介なのは、除雪車の残雪だ。
寒中は、雪は非常に軽くなるが、冬の前後は非常に重く難儀する。
ちなみに、ロードヒーティングの場合、面積やその年の降雪程度にもよるが、一月1万円から3万円は掛かかる。
加えて、道路に面した玄関先や車庫前の季節委託が一月5千円から3万円ほど掛かかる。
委託金額に差があるのは、契約条件によるからだ。
だから、シニア層が戸建てを選択する場合は、十分な財力が必須となる。
これが、シニア層が日本海側積雪地域で戸建てを希望する場合に、是非とも注意して欲しいところだ。
* * * *
◆2012-01-19 シニアからの移住
http://ameblo.jp/utwkz/entry-11140299668.html
◆2013-03-07 冬の嵐と北海道移住
http://ameblo.jp/utwkz/entry-11485377836.html
◆2013-12-26 老境の趣味
http://ameblo.jp/utwkz/entry-11736798962.html
◆2015-01-15 南に帰るシニア
http://ameblo.jp/utwkz/entry-11975912138.html
* * * *
↑当ブログは ブログランキングに参加しております。
・ にほんブログ村ランキング ~ シニア日記部門
・ 人気ブログランキング ~ 毒舌日記部門
・ バナーをクリックしていただきますと幸いです。
* * * *