■共産中国の対韓政策は、どこで間違ったか | ◎ 浮輪浮遊録 ◎

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★「では、どうするか」が、視点のブログです。/ ★ 更新:【 第2 水曜 】、他・随時更新。(2010年9月15日 開設)

 

本日は、我が国にとっての善し悪しは別として、共産中国の対韓政策について述べたいと思います。

 

中国の中途半端な対韓併呑策と半島緊張緩和の失敗

 

中国は中韓通貨スワップを締結とともに、諸外国に比して若干程度の好水準で種々の対韓優遇策を行い、韓国をおだて上げて対中離断が出来るだけ困難にすべきでした。
併せて、中国は自らの国境周辺で摩擦無き様配慮し、緊張緩和に努めるべきでした。

 

2015年の抗日記念式典で、北京の雛壇で韓国元首にロシア元首に次ぐ扱いをしたことは見事でした。

この環境を、釣った魚に餌を与えぬごとくの昨今の対韓政策は、見事に消し去りました。
また、共産中国周辺国との国境紛争での強硬策は、対中賛同国を減らすことでしょう。

 

「駐韓米軍名誉撤収」と「休戦状態から半島一国二制度」

 

中国指導層の未熟かつ不熟からとはいえ、政権維持のための国威発揚策優先の結果、老獪な緊張緩和策は行えず、短兵急な軍事力誇示策が強行されました。

 

韓国前政権の媚中化に続き、現左派政権の反日疎米方針を最大限に利用すべきでした。
北鮮の核とミサイルを実用化前で中止に追い込み、『休戦状態の最終解決』を御旗にして駐韓米軍の『名誉ある撤収』を演出するほど、中国首脳は賢くありませんでした。

併せて、南北両鮮の限定的一国二制度化を後押しすることが必要でした。

 

中国最大の誤りは、北鮮を締め上げなかったこと

 

北鮮の核兵器とその投射技術を実験段階レベルで阻止しなかったことが、共産中国の最大の誤りです。
また、北鮮の大時代的なプロパガンダのアピールを阻止出来なかったことも挙げられます。

 

北鮮は中国からのエネルギー資源等の供給があってこそ、生きながらえてきました。
一定の段階で阻止出来なかったことで、共産中国は北鮮支援国として「相応の咎め」を甘受すべきです。

 

北鮮の野望

 

北鮮首脳にとり最大の願いは、自らの生存と政権継続です。
その次に、駐韓米軍の撤退と限定された南北両鮮の一国二制度導入でしょう。

これを合わせて実現するには、まずは共産中国による徹底した韓国併呑が必要です。

 

南支海“中間線越境”軍事基地は中国の未来を消した

 

共産中国は南支海で中間線を越境した島礁で軍事基地を構築しております。
これが各国の中国観の悪化に拍車を掛け、共産中国与国の減少をまねき同国経済悪化とともに終焉を早めるでしょう。

 

さて、共産中国との国境紛争解決は、圧倒的な力の差を見せつけることが必要です。
旧ソ連が、黒竜江珍宝島(アムール川ダマンスキー島)事件を収束出来たのは、圧倒的軍事力があればこそでした。

 

現在も何ら変わらず、多数の国家及び国際機関による様々な締め上げが求められます。
本来であれば、中間線越境の軍事基地構築となれば、国連軍出動案件です。
しかしながら共産中国が当事国であるとともに国連常任理事国であることから、実現不能です。

 

であるならば、共産中国から少なくともの常任理事国を剥奪するか、国連追放も目指すことになるでしょう。

 

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2016年4月より、月2回(第1と第3の水曜日)の更新としたため、本日が本年最後のブログ更新となります。


ご来訪の皆様には、深く感謝を申し上げますとともに、引き続き明年もよろしくお願い申し上げる次第です。
それでは皆様の明年のご多幸とご健康を心より祈念いたしまて、当ブログ本年最後の更新のご挨拶といたします。

 

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