モノ売りになっていないか!?と考える癖 | 老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

老舗ニット会社三代目社長岡崎博之の自分らしく事業承継

東京の下町・墨田区・両国で、糸とセーターを売っている [丸安毛糸]の3代目社長です。 経営者の視点、後継者の視点、アパレル業界人の視点・・で気づいたこと、そして、自分らしく事業承継していく方法を書いています。みんなで一緒に元気になれるようにお伝えしていきます!


こんにちは。

藤村先生の22冊目の本が、 発売されました。

IMG_6498.jpg

マンガでわかる!安売りするな!「価値」を売れ!

発売してすぐに、Amazonでは、ビジネスコミック、経営学、マーケティングの
3部門でトリプル1位! すぐに品切れになっちゃって、2月19日でないと
入荷しません。凄いですね。

中身は、いつも私たち家族がお正月休みに行く、白馬のホテル五龍館が舞台。
登場人物も、短パン社長やかっちゃん、、、お馴染みのエクスマ塾生が
カッコよくなって(笑)登場します。いいな~。

2時間もかからないで、読めます。
とにかく、わかりやすい。

22冊目の本、、、

私は、10年前に藤村先生の1冊目の本、「モノを売るな、体験を売れ」に出会った
時の衝撃は、凄かった。

今でも、その感覚を、はっきり覚えています。


現在は、「モノを売ってはだめ」は理解される世の中になってきたけど、当時はまだモノが売れていたので、なかなか理解されず、私たちの会社でも、エクスマを浸透させるのに、かなりの時間がかかりました。

でも、1冊目の本の事例から、名刺を「ニットアドバイザー」にすぐに変更してみたし、
その後、ニットを一緒に作る空間「ニットラボ」も誕生しました、、、

この10年間で、、、

22冊の本は全部読んで来たし、塾も全部行きました。

そのおかげで、自分の思考回路が、何をするにしても「これって、モノ売りになっていないか!?」って、自動思考で考えることが出来るようになっているんです。

モノ売りになっていないか!?と考える癖

先日会社に来てくれた尾崎さんが、ブログにこう書いてくれて、気がついたし、また、スタッフにまで浸透している、と言ってくれて、さらに嬉しかったな。

岡崎社長はアイデアが豊富でいろいろな
ことを考え、実行しています。

今日もいろいろ興味深いお話を
聞かせていただきました。

そんな会話の中で頻繁に出てきた言葉が

「モノ売りになってない?」

ということ。


どういう事かというと、
例えば、丸安毛糸さんの場合は毛糸や
ニット製品を販売していますが、
毛糸やニット製品というモノの販売になってないか
と常に問い掛けているのです

まだよくわからないですよね。

マーケティングの話です。

今の時代、モノは行き渡っています。

だから、モノを販売しようと販促をしても
売れないのです。

そのモノを持つことによって得られる
目に見えない価値や体験を訴えていかないと
いくら販促してもダメなのです。

その「モノ売りになってないか」ということ
自分たちの販促にいつも投げて掛けているのです。

岡崎社長にはそういう風に考える癖が
付いていると感じました。

社長だけでなく、お話させていただいた
スタッフの方にもその癖が付いていました。

さて、マンガでわかる! 安売りするな!「価値」を売れ!だけどね、、、

私、こうして10年に渡り、エクスマを実践して来たからといって、エクスマを
もうよ~くわかっている、とか、もう勉強しなくていい、とか、そんな風に思ったことは
ないですよ。復習の意味、なんて考えたこともない。
セミナーにも行くし、こうして本も読みます。

それはね、これだけやっているつもりでも、毎回新しい気づきがあるからなんです。

私は、常に新しいネタを探します。
ゼッタイに見つけて帰って、実践してやろう! と思っています。(笑)

だからね、もう、もしかして何百回も聞いているコトバが、この本の中には
たくさん書かれているけれど、また新たにこの本から、2つ、新しくやりたいことが
見つかったよ~♫

ワクワクしますね。 まだナイショだけどね。(笑)

「モノ」を売るとワクワクしないけど、「体験」を売るとワクワクします。

それは、そこには人の笑顔が見えるからです。喜んでくれた笑顔が見えるからです。
その時、やってよかったな~って思うのです。