昨日、テンセント社が2013年第4四半期及び通年の業績を公開し、そちらに微信(WeChat)をはじめとするソーシャルメディア関連の情報も掲載されていたので、いくつか紹介します。

まず、微信(WeChat)ですが、月間アクティブユーザーユーザー数(MAU)は前期比6%増、前年同期比121%増となる3.55億人に達したそうです。
Screenshot_from_2014-03-20 10:58:40













報告では微信とWeChatを合算したMAUが3.55億、と書かれており、中国国内と国外のアクティブユーザー比率が書いていないのですが、最近、微信(WeChat)は銀行口座などと連携した微信安全支付を強化したりと、通信プラットフォームという枠に囚われない生活全般のプラットフォームを目指している感じを受けますが、その辺がMAU増加に寄与しているのか、はたまた以前紹介したインド東南アジア各国を中心とした海外ユーザーが寄与しているのか、気になるところなので、機会があれば調査し別途紹介したいと思います。

その他ソーシャルメディア系の報告としては以下のものがありました。

- IM(QQ)の月間アクティブユーザー数は前期比1.0%減、前年同期比4.0%増の8.08億人
- IM(QQ)の最大同時オンライン数は前期比1.0%増、前年同期比6.5%増の1.80億人
- QQ空間の月間アクティブユーザー数は前期比0.3%増、前年同期比5.1%増の6.25億人

今回、QQのスマートフォンにおけるMAUも発表されていたのですが、その数は2013年末時点で4.26億人とまだまだ微信(WeChat)よりも7,000万人ほど多いそうです。


しかし、QQのMAUが8億超、QQ空間のMAUが6億超と微信(WeChat)あわせソーシャルメディア業界での強さが改めて浮き彫りになりますね。新浪微博(Sina Weibo)の2013年12月末時点でのMAUは6,140万人とのことですので、ソーシャルメディアとしての性格に違いがあるとはいえ尚更です。


先日、中国人民銀行(中央銀行)が同テンセントやアリババなどを中心に想定したQRコードによる決済処理やバーチャルクレジットカードなどの利用停止通知を行ない、株価下落など先行き不安が懸念されていましたが、本件など含め、今後も微信(WeChat)を中心とした同社の展開に注目していきたいと思います。


情報元 => テンセント社業績報告(中国語版、PDF直リンク)


人気ブログランキングへ にほんブログ村 ネットブログ SNS・ソーシャルメディアへ 中国関連ブログランキングへ