日コレ その633です。
これまで自分のことは話されなかったSさんが、あえて話された・・・・・
私はそこにもまた「いつもと違う」何かを感じました。
Sさんが、そこまでして私に伝えたいもの・・・・
Sさんにも、母の状態が本当はどのようなものなのか、これから母がどうなるのか、とうぜんわからないはずで、ご自分でもそう言われました。
それでも「何か」を感じ、私に伝えたがっておられる・・・・・・・
この時、私は漫画のように椅子に座り、テーブルの上にはこれまで医師と話した内容のメモなどが置いてありました。
でも、私はそのメモがない場所、つまりテーブルの”空き地”を見つめていました。
いえ、空き地の手前の空間だったかもしれません。
それは、なにかとてつもなく緊迫した一瞬でした。
どうしてかはわかりません。
医師が「今すぐ命に危険があるわけではない」と言われた言葉を、Sさんに繰りかえすこともできました。
でも、これは「重大な分かれ目」だと、私には思えたのです。
それを、無視してはならない。
私は、できるだけ早く日本へ行くことに決めました。
ところで、母の妹たちには電話しましたが、いつものように誰も出ず・・・
なので、母の今の様子と、私が日本へ行くことを伝え、病室へお見舞いに来てほしい旨の手紙を書きました。
母のすぐ下の妹は夫が認知症でたいへんだと聞いているので、その娘(私のいとこ)にも、同じ内容の手紙を出しておきました。
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