仕事で新潟入りしておりましたが、
無理を聞いてもらって、
朝イチから、東京入り。
MAXときという、
かっこいい新幹線に乗って、
先生のところへ。
昨日の夜が、お通夜で、
今日が告別式。
会場に到着して、
祭壇を見ても、
大阪メンバーに会っても、
まだ、実感がなくて。
なんとなく、夢の中にいるような、
現実とは、少しかけ離れたような。
現実なんだけど、
なんか、ふわふわした、
そんな感覚で。
あ、なんか、大丈夫かも、と
思っていたのに、
麗美ちゃんの顔を見た瞬間、
涙が溢れてきて。
どこに、なんのスイッチがあるのか、
自分でもよくわからないのですが、
まぁでも、そんなものなんでしょうね。
大阪から駆けつけた、
現役メンバーと、OB&OG。
もちろん、東京も、
現役メンバーだけじゃなくて、
たくさんのOB&OGが、
参列されていて。
それぞれに、
先生とのいろんな思い出があって、
確実に、田村丸という、
演出家の存在が、
今の自分に
それぞれ、大きく影響しているはずで。
関わった期間の長さとか、
近さとか、
そういうことは、関係なくて、
確かに、先生が存在したという、
軌跡みたいなものを、
こんなにたくさんの人が、
ココロに持っているのだと。
もちろん、私もそうで。
もう、会えなくなることなんて、
想像もしてなかったなと。
「元気な先生と、大阪で一番最後に一緒にいたのは、
のぞみちゃんだよね。」
そう、浩子さんに言われて、あ、そーなのか・・・と。
4月公演が終わって、打ち上げが終わって、
私の車で、先生をホテルに送り届けたのが、
私と先生が会った最後で。
いつも通り、なんてことない会話をして、
「先生、気をつけて帰ってね！」
「あなたも、気をつけて帰ってくださいね。」
そんな会話が最後だったなーとか
思い出したら、また泣けてきて。
だって、最後だなんて
もう会えなくなるなんて、
思いもしてなくて、
きっと、また、すぐに会えると思っていたから。
最後のお別れの時に、
先生の顔を見ても、
まだ、起きてこられそうで。
もー！先生！
また寝てたでしょ！（笑）
突っついて、起こしたくなったけど、
冷たくなった先生は、
なんだか、おじいちゃんで。
いっぱい、みんなのために、
頑張ってくれたんだろうな
って思ったら、
涙があふれてきて、
なんにも言えなくなって
せんせ～ありがと～
それが伝えられた精一杯。
最後の挨拶で、
喪主を務められてた娘さんが、
話してくださった
お家での先生のこと。
劇団での先生しか、
私たちは知らないけど、
お父さん、としての先生のことは、
ほとんど知らなかったけど、
でも、そうか・・・
私たちが、先生を取っちゃってたんだな、と。
淋しくもあり、誇らしくもあった、
と、そう言ってくださった娘さん。
最後に、一緒にいられて、よかったと
病床の先生とのエピソードを聞きながら、
また涙。
こんなに泣いたのは、
何年ぶりだろうなってくらい、
この１週間、泣いた気がします。
先生、お疲れさまでした。
いっぱいいっぱい、大事なものを
私たちに教えてくれて、
いっぱいいっぱい、大事なものと、
出会わせてもらって、
いっぱいいっぱい、大事なものを
残していってくれましたね。
お芝居とか、舞台のことだけじゃなくて、
大好きな人たちに、出会わせてもらえたし、
離婚しちゃったけど、結婚もしたし（笑）
引っ越して、もうやめようと思ったけど、
続けさせてもらえたし、
照明も、それなりになんとか
できるようになったし、
なにより、私の価値観形成に、
一番影響したのが先生で。
先生が、作り出された場所で、
たくさんのことを、経験させてもらえて、
本当によかったなと。
先生の元で、お芝居ができたこと、
誇りにして、生きていきます。
きっと、みんなもね＾＾
大好きな先輩に送るために、
撮ったOGメンバーとの写真ですが、
あまりにもいい写真だったので♪
先生は、
最後まで、表現者だった、と
娘さんが言われてました。
「父の生涯は、千秋楽を迎えました。」
だからこそ、のこの言葉だったんでしょうね。
きっと、先生が自分で、
幕を下ろしたんだろうな・・・・・
そんな気がします。
だって、先生、演出家、ですから＾＾
いつか、先生の元に行くときには、
コーヒーか、コーラ、
持っていきますね！
先生・・・・・・
本当に本当に、
お疲れさまでした。
そして、
ありがとうございました。
きっと、みんな、大丈夫です。
だから、心配せずに、
ゆっくり、やすんでくださいね＾＾
ご冥福、お祈りしております。