本日11時より長居公園にて大阪維新街頭演説会! #維新 | 選挙バカ一代~衆院選、参院選、統一地方選~

本日11時より長居公園にて大阪維新街頭演説会! #維新

大阪維新の会 10月12日(月)『街頭演説会』開催のお知らせ
http://oneosaka.jp/news/2015/10/09/1843.html

10月12日(月)に大阪維新の会街頭演説会を開催致します。

【街頭演説日程】
=======================================================================
11:00~ 長居公園(北東入口)(大阪府大阪市東住吉区長居公園1-23)
 弁士:橋下徹代表、松井幹事長、他
=======================================================================


当日、お近くにいらっしゃる方は是非お越しください。 ニコニコ生放送ツイキャスにて生配信いたしますので、是非ご視聴ください!
※日程・場所は一部変更の場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※生放送は電波状況が悪く、ご迷惑をおかけする場合もございます。
※現地撮影場所によって、映像や音声に乱れが生じる可能性があります。
※開催時間の重複等により、中継ができない可能性があります。
※スポット街宣につきましては、基本的にはニコニコ生放送・ツイキャスの生中継予定はありません。


一昨日に維新陣営非維新陣営の大阪府知事・市長W選挙へ向けた公約が発表されました。
(ただし、非維新陣営は市長選候補の柳本顕氏のみ。)

それぞれの公約を見ていくと、まず維新側。
スローガンは「過去に戻すか、前に進めるか」という事で、松井府知事・橋下市長の下で進められてきた路線をこのまま継続するのか、それとも維新登場以前の役人天国だった頃に戻すのかという事を府民・市民に訴えます。
公約を見ると、

1.副首都「大阪」の確立
  大阪に首都機能の一部を持たせる
2.大阪の経済成長戦略
  府市一体となった成長戦略(港・大学・研究所等の統合による産業育成基盤の整備)
3.国際エンターテイメント都市「OSAKA」の実現
  外国から人を呼び寄せ、年3%の経済成長を目指す
4.防災強化
  津波浸水対策の推進・消防施設・装備の充実(大阪消防庁の設立)
5.二重行政の根絶
  府市で並立している施設の統合(研究所・産業振興機構・病院など)

この5本柱のようです。そして、この5本柱を実現するための手段として大阪都構想を掲げる訳です。

これは、恐らく大阪都構想住民投票で敗北した反省から来たのでしょう。
あの頃、「大阪都構想が実現してもその先が見えない」という批判がよく見られましたからね。
手段ではなく、目的にフォーカスすべきだったのに、大阪都構想という手段にこだわったために他会派との関係もこじれ、泥沼に嵌っていったという訳です。
そうではなく、まず目的を掲げ、その目的に合った、大阪都構想よりも優れた案が他会派との協議で生まれてきたならば、そちらに変更してもいい訳です。

まぁ、これはこれでいいと思うのですが、気になった事が一つ。
上記は松井知事候補の公約としてはこれで問題ないと思いますが、吉村市長候補の公約としてはこれだけでいいのか?と疑問が残ります。

そう、福祉について特に言及がない。
維新の会自身が提唱してきたように、広域行政(府)と基礎自治体(市)にはそれぞれ役割というものがあります。
その役割が府と政令指定都市である大阪市との間で明確に分担されていないって事で大阪都構想で再編して役割を再定義しましょうって事だったのに、その基礎自治体である大阪市の、基礎自治体としての役割が見えてこない。
では具体的に基礎自治体としての役割とは何か。福祉じゃないの?と私は思います。
特に大阪市では70歳以上を対象とした敬老パスが有料化されて高齢者は怒っています。
もちろん、今まであまりに高齢者層重視の政策ばかりが続いていたので、現役世代重視に傾いた橋下市政の方向性は間違っていなかったと思います。
しかし、ポスト橋下では修復、創造がキーワードとなっているそうなので、今後は全世代に公平な政策を掲げていかなければなりません。
そのためには、高齢世代にも配慮しているんだよという所をアピールしていなければなりません。
例えば特別養護老人ホーム待機者解消のための取組みを進めていますよといったようなアピールが必要であるということです。
この辺りの分野のアピールは正直自民党の柳本候補の方が一枚上手であると思います。

2015年10月6日(火)ニコニコ生放送【大阪維新の会特番】鼎談 橋下徹・松井一郎・吉村洋文~吉村洋文の素顔を大公開~




では、一方の非維新陣営の柳本候補の公約はどうか?
柳本氏は2011年からの橋下市政を「失われた4年間」と位置づけ、橋下市長の下で進められていた政策の一部変更を掲げました。
具体的には、市立学校の校長公募制度の抜本的な見直しや、有料化された敬老パスについて、1回の乗車につき50円の利用者負担をなくし、利用上限額の設定を検討するといった事です。(ただし、敬老パスについては、手数料として年3000円の負担を求める制度は維持)

柳本陣営の公約もやはり5本柱。
 経済
 教育・女性
 福祉
 住民自治
 市政改革

柳本氏の記者会見の動画も見たのですが、抽象的過ぎて私の理解力ではあまりよく分かりませんでした。
まぁ、こちらはまだ公約はあまり固まっていないのでしょう。府知事候補の栗原貴子氏は同席していませんでしたから、まだ公約のすり合わせもしていないでしょうし。
ちなみに、公約に女性の文字が入っています。まぁ安倍政権の方針を踏襲したという事で理解はできるのですが、自民党大阪市議団は20人中女性はたったの3人。果たして女性の気持ちを汲んだ政策を打つ出せるんでしょうか?
もっとも、最大会派の大阪維新の会でも36人中7人なので、どこの会派もどの課題についてはどっこいどっこいな訳ですが…

柳本あきら 出馬会見 【2015.10.10】


では、なぜ女性議員が少ないのか?こと大阪に関しては、やはり橋下知事の前任者という苦い記憶が大阪府民の間で記憶に残っていて、「女性に政治・行政を預けたらアカン」という意識が共有されているのではないでしょうか。

橋下知事の前任者とは?そう、太田房江です。
太田房江知事時代は本当に酷かった。借金隠しが普通に横行していましたからね。橋下知事登場直前に朝日新聞が報じた記事によれば、大阪府は、借金の一部を借り替えて、借金返済のために積み立てている減債基金の目減りを防ぎ、その分を一般会計に繰り入れる事で赤字額を圧縮していたという、いわば粉飾決算のような事をやっていたそうです。
え?!そんな事出来るの?と思いますが、まぁ要は減債基金を担保にして新たに借金をしたという事なんでしょうね。橋下氏は「隠れ借金」と表現しています。朝日新聞の記事では3500億円となってますが、最終的には、こうした隠れ借金が5500億円にまで積み上がったそうです。
こうした手法は違法ではないとしても、ツケを次世代に回す太田房江。
こんなクズの政治を目の当たりにしてしまうと、大阪府民が女性を政治・行政の舞台に上げる事に慎重になってしまったとしても、全く文句をいう事はできません。

しかし、先日安倍内閣の改造が行われましたが、何と、厚生労働大臣政務官に太田房江の名前が…。
この馬鹿、2年前の参議院選挙で自民党から比例区で立候補し、何と当選してしまっていたのですが、今度は厚生労働政務官ですか・・・
まぁ、この人、粉飾のプロフェッショナルですから、高齢化で社会保障制度がパンクしそうなこのご時勢、何とか国の財政破綻を会計の数字を操作することであたかも回避できるように見せかけるようにするために登用されたんでしょうか。

このようなデタラメな頃の大阪に戻すのか、それとも、行政の透明性を確保し、府市一体となって成長する大阪をこのまま継続するのか。それが問われています。

大阪W選挙は11月22日が投開票日。決戦はもうすぐです。
尚、大阪市長選には他にも中川暢三氏が出馬する予定だそうです。

【関連サイト】
<維新陣営>
大阪維新の会 2015秋の陣 特設サイト
http://oneosaka.jp/welection2015/
松井一郎ウェブサイト
http://www.gogo-ichiro.com/
吉村洋文ウェブサイト
http://yoshimura-hirofumi.com/

<非維新陣営>
栗原貴子ウェブサイト
http://kurihara-takako.com/
柳本顕ウェブサイト
http://www.yanagimotoakira.com/

<非維新・非既成政党陣営>
中川暢三ウェブサイト
http://chozo.info/