*Florence Between Calmness and Passion*
姉ジャスミンの出張をきっかけに、9月17日から始まった8泊9日のイタリア3人旅(最初の記事です→「イタリアへの旅 —彷徨いのフラスカティ編—」)。
22日の夜にフィレンツェ入りし(→「イタリアへの旅 —ドツボのテルミニ駅から花の都フィレンツェへの「赤い矢」編—」)、無事(実は少し道に迷いましたが)宿となるアパートスタイルのホテルに到着しました。
カリフォルニアとイタリアとの時差は9時間で、これがビミョーに昼夜が逆転するんです…夜中に目が覚めてしまってから朝まで殆ど眠れない、という日が続いた夫銀之丞と私でしたが(姉は仕事の疲れもあってか、途中目を覚ましても何とか眠れていたそうです…DCとローマの時差は6時間だからマシだったのかも?)。
イタリア時間も5日目という慣れとこれまでの疲れもあったのでしょう、この夜は少し眠れて、割合気分良く23日の朝を迎えることが出来ました。
いよいよ本格的なバケーションが始まる❣️という期待もあったかな?
記事タイトルでもお分かりになると思いますが。
今日は大好きな映画「冷静と情熱のあいだ」のクライマックスシーンの舞台にもなったあの「ドゥオモ」——フィレンツェのシンボル、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラに上るのです!
「ドゥオモ」とはラテン語の「Domus=家」から派生した言葉だそうで、神とその民の家を意味し、即ちその街を代表する教会堂のことを指すのだそうです。
天辺まで上がる手段は463段の階段のみ。
暑い季節は朝の早いうちが良いと聞いたので、オンラインで9時に予約を入れてありました(入場は有料で事前予約が必要です)。
朝、近くのカフェでクロワッサン(やはりほの甘かった)とカプチーノ(やはり抜群においしかった)の朝食を取った後、大聖堂に向かいました…ダウンタウンのアパートから歩いて12、3分くらいだったでしょうか。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂(左の建物)とジョットの鐘楼(右の背の高い建物)の間にドゥオモの赤い屋根が見えてきました…これだけでもう胸がドキドキして来ます。
参観する場所別に何箇所か入り口があるようで、それぞれに人の列が出来ていたので間違えそうになりましたが。
係員さんに確かめて、正しい列に並びました。
この位置からだと建物の影になって全くクーポラは見えません。
下はこの次の日に別の通りから撮影した写真です。
テラコッタ色の大きな荘厳たるドームと、白、緑、ピンクの優しい色合いの大理石の細部との対比が、華やかで美しい。
間近で見ることが出来て、初めて「花の聖母大聖堂」という名の意味が分かった気がしました。
ドアの上には受胎告知のシーンが描かれていました。
今回のイタリア旅行では、本当に、何枚もの、もしかしたら何十枚もの受胎告知の絵を目にすることになりましたが、これが最初の一枚でした。
9時を少し回った頃、入場が始まりました。
セキュリティーゲートをくぐって…(慌てた私の指が写ってしまっています)。
高さ116mのクーポラへの、463段の階段!スタートです!!
階段は幅が狭くて人がすれ違うのもやっとです。
一方通行で、上り下りでは違う階段を使ったので、さほど窮屈には感じませんでしたが…。
踊り場に設けられた小窓から入る風が、とてもありがたかったです。
朝のうちとは言え登り始めるとすぐ汗をかいてきましたが、ハンカチを握りしめ、時々水で喉を潤しつつ、黙々と上り続けるのみ。
7分くらいで、天井のフレスコ画「最後の審判」が見える階まで来ました。
下の写真、ステンドグラスがアクリル板に反射してしまっています…ステンドグラスも、もう少しゆっくり鑑賞したかったのですが。
とにかく気持ちのベクトルは「上へ!」。
ここまでぐるぐる螺旋階段を上り続けて来たために、上下左右の感覚がちょっと麻痺したようになったところに、現れたこの天井画。
圧倒されて少し目眩を覚えたほど。
直径45m、八角形の天井全体の面積は3600㎡。
ジョルジョ・ヴァザーリ&フェデリコ・ズッカリ作。
完成まで、7年を要したそうです。
上の写真で逆さまになってしまっていますが、左上の右手を差し伸べている人物が審判者キリスト。
生前の行いによって、天使によって天国へ導かれる者と、地獄へ落とされて悪魔に責め苛まれる者とに振り分けられているシーン。
地獄の方が低い位置に描かれているため、よく見えるのですが…結構容赦のない描かれ方です。
もう少し時間をかけて眺めたかったのですが、後ろから人が来るのでとにかく進みました。
外を見ると、結構高くまで上って来たことがわかります。
ここまでの所要時間は多分12分くらい(上り口からストップウォッチで測っていればよかったと途中で気付きました)。
胸がドキドキ高鳴っていたのは、日頃の運動不足のせいだけではなかったと思います。
「竹野内豊クンが、あおいが上ったのと同じ階段を今、私は踏みしめているのだ」と思うと、最近はめっきり味わう事のなくなっていた高揚感を感じました。
(私、順正は原作より映画の方が、あおいは映画より原作の方が好きなんです。)
「どうしてもこうしたい」という思いに駆られたのは本当に久しぶりのことで。
一段、また一段と目の前に現れるステップにひたすら足を乗せながら、「私の中にもまだこんな情熱が残っていたんだなあ」としみじみ思ったりしました。
階段が狭くなり急勾配になって、もうすぐ天辺です!
(先を行くジャスミンのオシリを激写してしまいました。^^)
上り切りました!
夢にまで見た、ドゥオモからのフィレンツェの眺めです。
鐘塔が少し下に見えます。
この場所にこうやって立ってみたかったのです、どうしても。
ドーム型の屋根が邪魔で真下は見えず。
雲の多い空ですが、お陰で暑すぎなくて良かったです。
同じくアメリカから来てらしたカップルの男性の方に撮っていただいた一枚。
本当に来て良かった!
これで私の今回の旅の目的の半分は達成したようなものです(笑)。
ちなみに、このお隣のジョットの鐘塔は414段だそう…いつか上ることはあるでしょうか…?
ドゥオモに上ると決めてから、姉と二人、「『荒地の魔女』にならないために」を合言葉に(宮崎アニメ「ハウルの動く城」の登場人物です…あの椅子を求めて突進するシーンったら^^)。
毎日トレッドミル(ウォーキングマシン)で早めのテンポで30分歩くことを課していたせいか、思ったより楽…ではなかったけれど、大変でもなく、16、7分程で上りきることができたのは嬉しかったです。
途中、夫がハアハアふうふう、大汗をかいて大変そうだったので「もし心臓発作でも起こしちゃったらどうしよう…?」と少し心配になったのですが(夫は持病もないので大丈夫でした)。
途中何箇所かと、屋上のすぐ下の踊り場にはAEDが備え付けてありました(納得…)。
また、入場した時はいなかったのですが、帰りに建物の外に出たら、何台もの救急車が待機していたのにはビックリ(上の写真の左下に一台写っています)。
大聖堂の中や、付属の美術館等、他にも見学できる箇所はいくつもあったのですが、次の目的地の予約時間が迫っていましたので。
晴れ晴れとした気分でドゥオモを後にしました。
汗をかいたので着替えたいという姉と、教会へ入るために着ていたフルレングスのパンツを(ノースリーブやショートパンツ、ミニスカートはNGです)ショートパンツに替えたいという銀之丞のために一度アパートに戻り。
向かったのはウフィッツィ美術館です。
フィレンツェの街はこぢんまりしていて、観光スポットが歩いて回れる距離にあるのも魅力ですね。
アパートからウフィッツィまで6、7分くらいだったでしょうか。
正面にヴェッキオ宮殿が。
現在はフィレンツェ市庁舎として使われているそうですが、13世紀——日本で言ったら鎌倉時代に造られた建造物が現在もまだ現役とは…(途中改築はされているそうですけど)。
宮殿前のシニョーリア広場は、まさしく人種のるつぼ!…色んな言語が飛び交っていて面白かったです。
目指すウフィッツィ美術館はこの宮殿の向かって右隣です(写真撮り忘れました、ごめんなさい)。
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館で、イタリア国内の美術館としては収蔵品の質、量ともに最大だそう。
なので、本当は何日かかけてゆっくり見たいところを、この日一日、数時間だけで頑張ります。
この展示室前の廊下!
映画「冷静と情熱のあいだ」の冒頭で、純正が修復士の仕事についての説明をするシーンで使われていました。
「ああ、竹野内クンが歩いたのと同じ廊下を今私は…(以下省略)」。
おっと、廊下を歩いただけで胸がいっぱいになっている場合では…勿論、見たい絵があってここに来たのです。
でも、ご覧の通り、廊下でさえこの混雑です。
廊下がこの状態、と言うことは…。
人気の展示品の前は、まさに芋洗い。
何とか人の波間を縫うようにして前へ進み、人の頭抜きで写真を撮ろうとしますが…。
やっぱり人の頭が入ってしまったり(絵が高い位置に掛けてあって、腕を伸ばして撮影したので曲がってますし…)。
サンドロ・ボッティチェッリ作「プリマヴェーラ(春)」。
生でこの目で鑑賞できるなんて!と、感動した…のですが。
ウ〜ム、果たして「鑑賞した」と言えるのでしょうか…?
とにかく展示品の数が多い上に、見たい絵の前は大抵ものすごい人だかりで。
作品を人の頭越しに遠巻きに眺めながら少しづつ距離を縮め、やっと絵の前のポジションを確保して瞬間向き合っても、「あっ、次の人に順番を譲らなきゃ…」と何となく気が急いて、すぐ絵の前から離れてしまう…。
そんな感じで、このあまりにも有名な、同じくボッティチェッリ作「ビーナスの誕生」も。
「ハイ、ありました!見ました!では次!」
といった感じで、とてもゆっくり眺めることは出来なかったんです。
今度行く時は、風の神ゼフュロスが起こすさざ波の様子、舞い落ちる薔薇の花、ドレスやマントの小花模様(ドレスがヤグルマギク、マントがヒナギクなのだそう)、なびく金髪の先…などの筆つかいまで、じっくり味わって来たいと思います(オフシーズンに行かなきゃムリですね…)。
そして、この美術館でも何枚も目にした「受胎告知」をモチーフとした絵なのですが——。
まず、シモーネ・マルティーニとリッポ・メンミ作。
こちらはボッティチェッリによるもので——。
こちらがレオナルド・ダ・ヴィンチ。
銀之丞は、一番目のマルティーニ&メンミのマリアの表情が秀逸だと言います。
同じテーマで構図も似たような3枚の絵ですが、夫に言われてマリア様の顔に注目して見るようにしたら、とても面白いのです。
「受胎告知」—— 神の使いである大天使ガブリエルが結婚前のマリアの前に現れ、マリアが聖霊によって神の子キリストを宿したことを告げ、マリアがそれを受け入れる、というシーン。
銀之丞が言うには、「大抵の受胎告知シーンのマリアは冷静すぎる」のだそうです。
「結婚前に『お前は妊娠しています』なんて言われたら、『何を言うのよ? そんなこと、両親もヨセフも信じるわけないじゃないの』というリアクションになるだろう」と。
「冷静すぎる」…言われてみれば。
二番目のボッティチェッリのマリアは、動作におののきが、表情に困惑が現れているような気もしますが、反応はそう大きくはなく…「あら、まあ、そんな、どうしましょう?」とでも言っているような?
三番目のダ・ヴィンチのマリアに至っては全く動揺は見られず、まるで「フーン、そうなんですね。了解しました」とでも言っているかのよう…?(下世話なセリフのアテレコで申し訳ありません)。
1枚目のマリアの、嫌悪と猜疑心に満ちた表情が一番現実味があるかもしれません。
正直、同じようなシーンを描いた宗教画ばかりで「もうお腹いっぱい…」という気分になっていたのですが、この視点を変えた、というか絞った見方を知ったおかげで残りの鑑賞がグンと楽しくなりました。
ありがとう、銀之丞!
と、もう一つ、蛇足を付け加えると。
夫は1枚目のマリアの表情が、ちょっと私を思い出させる、とも言っていました。
…実は私も、最初にこの絵を見た時。
「この不服そうな、文句のありそうな顔、不機嫌な時の私に少し似てるかも…」と思ったのでした(いつもじゃない、いつもじゃないですよ〜!ね?ね?)。
このウフィッツィでもう一つ、楽しみにしていた絵がこちら。
ラファエロの「ヒワの聖母」。
本を持つマリアの膝に支えられた幼子イエスが、幼い洗礼者ヨハネが持った小鳥(ヒワ=鶸、フィンチ)の頭をなでている絵です。
「どうしてヒワなのかな?」と思ったのですが、この鳥は正確にはゴシキヒワ(ゴールドフィンチ)で、キリスト受難の象徴とされるアザミの種子を食べることと。
もう一つ、頭の一部が綺麗な赤色をしているのですが、これは磷付にされたイエスの元に飛んで行って茨の冠の刺を抜いた際、吹き出た血をその身に受けたため、と言われているそうです。
絵でイエスがヒワに手を伸ばしているのは、後の受難と贖いを自ら選択することを暗示しているから——とは。
宗教的背景を知らずに見れば、優しそうなお母さんと、愛らしい無垢な赤ちゃん二人を描いた明るい絵なんですけれどね…。
マリアが着ている服の、赤と青の色が好きだと思いました。
このウフィッツィは展示室の中のみならず、廊下の壁にも天井にも見るべきものがズラリ。
ドゥオモの463段を上り下りして来たところなので、大分足も疲れて、左右のみならず上も見上げるものですから、首も痛くなっていたのですが…全ての展示室を網羅すべく、もう少し頑張りました。
私にも分かりやすかった、アダムとイヴの絵。
ハンス・バルドゥング・グリーン作。
イヴの後ろの獣——ヒョウ?ライオン?のホンモノらしく見えないところに目が行きました——16世紀のイタリアの画家は、こういう動物をリアルで見る機会があったのでしょうか?
昔二条城で見た、猫をモデルにした虎の障壁画を思い出しました。
下はルーカス・クラナッハ作。
若々しい、現代のティーンエイジャーのようなアダムとイヴ——ここまで見て来た絵と比べると、比較的痩せ型でポーズもカジュアル、その辺を歩いていそうなくらい写実的というか、現代的な絵に感じました。
特に私の気を引いたのは、イヴの持つ、一口かじったリンゴについた歯型が生々しいところ——粒ぞろいの、小さめの歯並びを想像してしまいました(笑)——と。
そして、イヴの足!です。
横を向いた足のかかとが、後ろにぐっと飛び出す形をしています…きっと西欧人の足の形はこのタイプが多いんでしょうね。
私はバックストラップの靴は、すぐストラップが落ちて来てしまって履けないのですが、「ナルホド、こういう形の足の人のために作られた靴だったのね」と妙に納得してしまったのでした。
…と、芸術的観点からは程遠い見方をしながらですが、1時間半程、ウフィッツィを存分に楽しみました。
ウフィッツィの窓から見えたアルノ川と、フィレンツェ最古の橋、ポンテ・ベッキオ。
次の日この橋を渡って観光する予定でしたので、遠目からの眺めにも期待で胸がドキドキしました。
さて、ウフィッツィを出ると、12時を回っていました。
この日は朝7時過ぎにクロワッサンとカプチーノを食べた後、アパートでちょっとおやつ(持って来た柿ピー等^^)をつまんだきりでしたから、みんな相当お腹が空いていました。
アパートへ帰る道すがら、愛想のいいおじさまが客引きをしていたレストラン「La Grotta Guelfa」に入りました。
今回の旅行中に入ったレストランでは、案内されたのは殆どがテラス席でした。
夏日の日でしたので、日除けがあるとは言え外は結構暑いな、と感じたのですが、レストランの室内は冷房があまり効いていないので、外の方がまだ涼しいのです。
そして、これもこちらに来て初めて知ったのですが、イタリア人は原則、飲み物に氷を入れない!らしいのです。
レストランで出てくるお水には勿論、来る時に乗って来たITA(イタリアの航空会社)の飛行機の機内でも、飲み物に氷は入っていませんでした。
夫は晩酌にジンのオンザロックを飲むのを習慣にしているのですが、アメリカのホテルでは各階に当たり前に備え付けてある氷のディスペンサーマシンがない。
ホテルのフロントに行って「氷を下さい」と頼むも、「氷…?」と困惑気に言われ、バーの冷凍庫から大分前に買ったものらしい、大きなカタマリと化した氷を一生懸命、ガンガン砕いて、やっと渡してくれる始末…。
どうもイタリア人は氷を入れた飲み物は「冷たすぎる」と言って敬遠するらしいのです(バーやレストランで氷の入ったカクテルは見かけましたが)。
ともあれ。
「イタリアで本場のポルチーニ茸が食べたい」と言っていた姉は、キノコのパスタを。
あっさり目で、でもポルチーニの歯ごたえが美味しいフェットチーネでした。
銀之丞はワイルドボア(野生のイノシシ)のラグーのラビオリ(中身は確かリコッタチーズ)。
赤ワイン(確かキアンティ)を飲みながら、「オイシイ」を連発して楽しんでいました。
私はナスのパルミジャーナ。
薄切りのナスとトマトソース、パルメザンチーズの重ね焼きですが、ちょっと焼き過ぎ感はあったもののチーズがこうばしく、私もキアンティを飲みながら美味しくいただきました。
この後はアパートに帰ってしばし休憩…流石に疲れました。
でも、このアパートには洗濯機がついていたので少しお洗濯をして(なにせ8泊9日の旅ですので)。
乾燥機がないので部屋干しです。
そして、翌日の朝食用の買い物に出かけました。
近くの小さなスーパーマーケットでコーヒー豆を買って。
(このコーヒー豆、エスプレッソ用に挽いてあるもので、リーズナブルな値段だったのにとっても美味しかったんです。)
帰り道、ジェラート屋さんがあったので休憩❣️
食べかけで失礼!(ジャスミンはヘーゼルナッツとバナナ、銀之丞はチョコレートとマンゴー、私は確かクリームとピスタチオにしたのかな?…すごく美味しかったのは覚えてるんですけど。)
この後立ち寄ったのは、昼間だというのにムード満点の赤い照明で、通りで一際目立っていたバールだったのですが…。
買ったのはペストリーです。
クロワッサン(やはりホノカに甘かったです)と、写真の下段の棚の中程に写っているマリトッツォを買いました。
翌朝食べたのですが、このマリトッツォが!
微かにレモンの風味がするリッチなクリームがたっぷりで、とーっても美味しかったんです(出来れば滞在中にもう一度買って来たかったんですが、機会がありませんでした)。
アパートに帰ると、早、夕食の心配です(笑)。
「イタリア料理は美味しいけれど、毎食はキツい」
「夕食は出来れば7時には食べ始めたい」
ということで姉とも意見が一致したので、数少ない6時半オープンのレストランを探して…。
「Miss Su」というお店に行って来ました。
前日とこの日と、ピンク色の提灯の飾りのあるこのお店の前を何度か通りすがっていて、私はてっきりタイ料理か何かのお店だと思っていたのですが。
「Ristorante Cinese e Giapponese」、中華と日本食のお店でした。
メニューにはお寿司もありましたが…(前々回のブログ→「イタリアへの旅 —彷徨いのフラスカティ編—」を参照願います)。
今回は中華で。
まずはサンラータンと…。
アメリカでは見ることのない、タケノコ入りのチャーハン(タケノコご飯、大好きなので嬉しかったです)。
エビチリのつもりで頼んだら、ちょっと予想と違ったものが出て来ました(でも野菜入り大歓迎)。
山盛りのシャキシャキ青梗菜に…。
こちらも、鶏の唐揚げのつもりでオーダーしたのですが微妙に違うお料理でした…多分、天ぷら粉で揚げた鶏胸肉の、甘いソース添え。
でも、全て美味しくいただきました(おねーさま、ご馳走様でした❣️)。
アパートに戻りがてら、夜のフィレンツェを少しお散歩しました。
夜の灯りが石造りの街に作る色合いに見惚れてしまいます。
サンタ・トリニタ橋は観光客で溢れていました。
夫が上の写真で撮っていた写真です。
半月が明るい夜でした。
サンタ・トリニタ橋からのヴェッキオ橋の眺め(銀之丞撮影)。
月が雲に隠れると、色合いがまるで変わります。
フィレンツェ観光一日目、計画通りに全て回ることが出来ました。
大満足でアパートに帰って来ました。
翌24日は美術館を2つ回って、その後は楽しい♫お土産ショッピング♪です。