すっかりご無沙汰してしまいました。＜（＿ ＿）＞
残暑の候、皆様如何お過ごしでしょうか。
いえ、こちらでは「残」りも何もあったもんじゃあありません。
暑いです。
昨日２８日、ロサンジェルス近郊シャーマンオークスの午後４時の気温は３９℃。
夜８時を過ぎても３４℃。
冷房を入れていても、とてもラップトップを膝に置く気になれず（ＰＣ用パッドを使っても暑いですよね）、「もうちょっと涼しくなったら…」と更新を先延ばしにしているうちに…。
アラッ、もう八月が終わってしまうじゃないですか～。
せめて今月中に一度はアップしたいと思い、多少撮りためた写真もあるので、代わり映えのないメニューですが取り急ぎご紹介したいと思います。
今回のテーマ（という程のこともないのですが）は、今更ですが「夏野菜（とハーブ）」。
我が家の灼熱の庭で、健気にも実を結んでくれたナスとキュウリ、そして一人元気な２年目のしし唐が夏の食卓に彩りを添えてくれています。
ナスとキュウリは今まで５、６本ずつも採れたのかしら？…不作です。
しし唐だけはカリフォルニアの気候に合っているのか、お店で買う必要がないくらい、鈴なりになってくれています。
こちらは八月某日、マグロの南蛮漬け風と野菜のグリルがメインの夕食です。
マグロは片栗粉をはたいてからオリーブオイルをひいたフライパンで焼き（お刺身で食べられるものなら半生に）、昆布出汁、お醤油、お酢を同量ずつ混ぜたタレに軽く漬け込み、大根おろしと、この日は柚子胡椒を添えて食べました。
自家製のナスは残念ながら皮が厚めで、こうしてオリーブオイルをまぶしてオーブンで焼くとカチカチになってしまって食べられないんですが、実の方は甘くて味が濃くておいしかったんですよ。
自家製ナスとしし唐の他にはカボチャ、赤パプリカ。
同じ一本の木から同時期に収穫したしし唐が、ある物はとびきり辛かったり、ある物はまったく辛くなかったりするのはどういう訳なんでしょうね？
高温や乾燥等のストレスで辛くなると聞いたことがあるのですが、一本の木になる実の中にも、我慢強いのとそうじゃないのと、個体差があるということでしょうか？
そう思うと、しし唐でいるのも楽じゃないんだな…なんて思えて来たりして（笑）。
こちらはシェーブルのカプレーゼ風。
エアルームトマト（エアルーム＝遺産、家宝の意で、味が濃くて美味。大抵大ぶりで色は赤に黄や緑とまだら状になっていて、形のいびつなものが多いです）と、モッツァレラより大分味が強いシェーブル（マイルドな山羊のチーズ）は糸で薄切りにしてバジルを添え、フランス産塩の華と胡椒、オリーブオイルをふりかけました。
クセのあるシェーブルに甘味の強いトマトとバジルの風味、悪くなかったです。
添えたきゅうりも自家製。
形はいびつでも、やはり買った物より香りと甘味が強いですね。
このバジルも庭で育てているのですが、こちらは暑さには強くても青虫（多分モンシロチョウの幼虫）にはやられちゃうんですねえ。
直接葉を食べるハーブには除虫剤を使いたくないんですが、青虫って余程大きくならない限り、ほんっとに見つけにくいんですよね。
お陰でバジルの他にも、ペパーミント、パイナップルミント、セージが丸坊主になりかかっています。
こちらのサングリアに添えたイチゴも庭で採れた一粒種（イエ、累計７、８個は採れてるカナ？＾＾）。
このサングリアは赤＆白ワインにオレンジジュースとキルシュワッサーを加え、アメリカンチェリーとネクタリンを入れて２、３日置いたものです。
イチゴにも２重にネットをかけていますが、これは虫ではなくリス（squirrel、スクォーレル）から守るため。
一心にヤシの実の芯を齧る姿なんぞ、とっても可愛いんですけどね…。
イチゴはもちろん、薔薇の蕾なんかも齧ってくれちゃうし、更にピーナツ等を隠すために植物の根元をボコボコ掘り返してくれるので、根が傷ついて苗がダメになってしまうこともあるんです。
こちらの鉢はハチドリ寄せにと色々な花の種を植えて、その芽が出たところだったんですが…。
ネットをかけてあったにも関わらずその上から掘られ、苗は全滅しました。（；＿；）。
この後、また新たに種を播き、この目の粗いネットの内側を更に目の細かい金網で囲ったので、日光不足気味ながらも、今は何とか順調に育っています。
こちらはターボット（カレイの一種）のサルティンボッカ風をメインにした、ある日の食卓。
サルティンボッカは「口に飛び込む」という意味だそうですが（あっと言う間に出来るかららしい）、本場ローマでは仔牛肉を使う事が多いらしいです。
軽く塩コショウをした切り身に、この日はバジル（私は仔牛や豚肉にはセージを使います）を乗せて生ハムで巻き、小麦粉をまぶしてからオリーブオイルで焼きました。
夫によるとターボットは別名を「貧乏人のロブスター」と言うのだそうです。
ロブスターのような弾力こそありませんが味のよいお魚で、ナルホドどうしてどうして、なかなか満足度の高いメインディッシュとなりました。
付け合わせはグレープトマトとスナップえんどうのソテーと、スタッフトマッシュルーム、スープはカボチャです。
マッシュルームにマヨネーズとパルメザンチーズ、刻みパセリ、お醤油少々を混ぜた物を詰め、オリーブオイルをまぶしたパン粉を乗せてオーブンで軽く色付くまで焼きました。
このイタリアンパセリは庭のものだったかどうだったか…？
リスの度重なる攻撃を受けて以来元気がないので、もしかしたら買って来たものだったかもしれません。
そしてこちらは先週の、和食の日のメニューです。
塩鮭と一緒にしいたけと自家製しし唐もオーブンで焼いて添えました。
目測を誤って大盛りになってしまった＾＾サラダはエアルームトマトと、千切りにしたキュウリ（こちらはお店で買ったもの）と茹でたスナップえんどうをごま油入り和風ドレッシングで和えたもの。
この日収穫したキュウリとナスは大分硬めだったので、かぼちゃも入れてお吸い物にしてみました。
本当は茗荷があれば申し分なかったのですがね…。
ない物は仕方がないので玉長葱（？そうとしか呼べない野菜が最近出回っているのですよ）の薄切りを添えました。
紫蘇の葉も夏になると恋しくなる物の一つで、これはこちらでも日系スーパーに行けば大抵買えるのですが、残念ながら夫があまり好まないのでウチの食卓にはめったに登場しません。
でも、この日は仙台の母が送ってくれた紫蘇の味噌巻きがあったので出してみました。
多分油で揚げてあるせいか（実は私も食べるのはこの日が初めてでした）紫蘇独特の香りはほとんどなく、夫も「ビールに合いそうだね」と言って食べていました。
そう！ 今日は金曜、我が家では「ビールの日」です。
昨日よりややマイルドとは言え、２９日午後２時半、現在の気温は３７℃。
ポプシクル（こちらでポピュラーな氷菓子です）で涼をとりつつ、この記事を書いています。
口を開けばつい「暑い…」と恨みがましいツブヤキが漏れてしまいますが、冷えたビールが殊更嬉しいのは今の季節ならばこそ。
桃やネクタリン、スイカ等の果物が例年より甘くておいしいのも暑さの功名ですよね。
猛暑のストレスにも、私もどうせなら辛くならずに甘くなりたいものです…ピリッとしたしし唐は嫌いじゃありませんけれど。
日本はそろそろ涼風の立つ頃でしょうか？
どうぞくれぐれも体調管理にはお気をつけ下さい。
では、また。
なるべく近いうちに。＾＾
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