*Niagara Falls, Goat Island and Independence Day with Gin's Pork Spare Ribs*
早くも4回目となりましたナイアガラへの旅シリーズですが(あれ?シリーズ化してましたっけ?^^)、今回でとうとう(やっと)最終回です。
前日の7月1日はカナダデーのお祭りをトロントとナイアガラ・オン・ザ・レイクで楽しみ、夜は滝と花火の風景を満喫しまして(→「ナイアガラのミストを浴びて-「日本団」のカナダデー in トロント&ナイアガラ・オン・ザ・レイク」)。
翌7月2日の早朝5時半頃。
前後不覚に眠っていた夫と私は、姉のひかえめなノックで目を醒ましました。
「朝日が昇るところよ、見ない?」
おおぉ、見ますよ、見ますとも、見ないでか…。
夫と一緒に、寝巻き姿のまま母と姉の部屋にお邪魔して(一種のアジョイニングルームで、外に出ないで行ける作りの部屋だったのでよかったです)。
寝ぼけまなことカメラのレンズに、必死でナイアガラの日の出を焼きつけました。
*Sunrise at the Niagara Falls
雲が多くて、太陽の姿はあまりはっきりとは見えなかったのですが…。
日の出っていつ見ても、パワーをもらえる感じがするのは何故でしょう…?
(写真を見ていたら「太陽にほえろ!」のテーマが浮かんで来てしまったんですが、あれはどちらかと言うと夕日のイメージですよね…。♬チャラチャ~ン、チャララ~、チャ~ララ~♪)
お姉さま、叩き起こして下さってどうもありがとう。^^
この日は、DCに帰る日でした。
来る時は途中ペンシルバニア州で1泊しましたが(→「ナイアガラまで何マイル?-アナポリス、ゲティスバーグ観光とハーシーズチョコレートワールド」)、帰りは交通状況にもよりますがおよそ8~9時間のドライブなので、1日で帰ってしまおうという予定でした。
姉のおかげでみんなで早起き出来たので。
朝食はルームサービスをとってみんなでゆっくり食べて(写真はありませんが、ペストリー類とコーヒー、ジュースでした)。
ゴートアイランドに寄って、アメリカ側からもナイアガラの滝を眺めてから帰ることにしました。
ゴートアイランドとは、ブライダルベール滝とカナダ滝を隔てているアメリカ領の島です。
下は着いた日の午後5時頃に撮った写真ですが、遊歩道があるのが見えるでしょうか。
*The American Falls, the Bridal Veil Falls, Goat Island, and the Horseshoe Falls
上の写真の手の指先が指し示すあたりに立って眺めた景色がこんな感じです。
*View from Goat Island
Uの字(実際は⊂の字)のカナダ滝を正面に見ている訳です。
きっと魚がいるのでしょうね…カモメが飛んでいます。
*The Horseshoe Falls
滝の側に立つとゴゴゴゴ…、というかズズズズン…、というか、地面のバイブレーションを感じました。
霧の乙女号もこれが見納めです。
*Maid of the Mist
乗客が青いカッパを着ているので、アメリカ側から出た船ですね(カナダ側から出た船は赤いカッパなのだそうです)。
今度は暑い盛りに来て乗船し、この滝しぶきを思う存分浴びてみるのも一興かもしれません(昨日、今日とカリフォルニアも40℃を越す暑さになったので尚更そう思います)。
「ナイアガラ」の語源の雷鳴の如き滝音も聞いてみたいですしね。
また会う日まで…とナイアガラに別れを告げて。
この後は銀之丞の運転で、ニューヨーク州からペンシルバニア州へとひたすら南下しました。
DCに入ったあたりでラッシュにひっかかり、ちょっと時間を食いましたが、午後5時半頃、無事姉の家に到着。
夕飯は姉が前もって作って冷凍しておいてくれたドライカレーと冷蔵しておいてくれた豚汁があったので、それにちょっとだけサラダや簡単な野菜の料理を添えて、ビールで乾杯♡しました(写真を撮るのを忘れてしまいました)。
やっぱり久しぶりに食べるおうちご飯はホッとしますね。
しかも姉が作る食事は基本私が作るのと同じ味なので、よそで食べている気がせず、体にしっくり来る気がするんです。^^
翌3日は珍しく洋服を見たいという母の希望で、お隣バージニア州のちょっと大きなモールまでみんなでショッピングに出掛けました。
最近は「もう新しい服を欲しいとは思わないのよ」と常々言っていた母ですが。
「これはどう?あっちも似合いそうだよ」と姉と私とで選んであげると、結構嬉しそうにシャツやカーディガンを買っていました(私達全員もお相伴してシャツ等を買ってもらっちゃいました…お母さん、どうもありがとう♪^^)。
ランチは私達はシーフードレストランで食べたのですが。
モールの往来のど真ん中で賑わっていたのがこのレストラン(思わず写真を撮ってしまいました)。
*Sushi-Go-Round Restaurant in a Mall in VA
回転寿司屋さんでした。
横から上から食べているところが丸見えですが、人気のお店なんですね、長い行列が出来ていました。
さて、この日の夕飯には夫がお得意のスペアリブを焼いてくれました。
塩胡椒、ブラウンシュガー、クミン、チリパウダーをもみ込んだ豚肉のあばら骨つき肉を、低温のオーブン(140℃=280℉)でじっくり、3時間かけて焼き上げます。
モールで食べたランチがしっかり目で、しかも時間も遅かったため、リブの他には茹でたとうもろこしと、トマトと白桃、きゅうりのサラダだけでしたが(あと、ビール♡^^)。
*Pre-Independence Day Dinner with Gin's Pork Spare Ribs, Corn on the Cob, and Salad of Cucumber, Tomato & White Peach
前日、青々としたとうもろこし畑の中をずーっとドライブして来たせいか、みんなコーンが食べたい気分だったんです。
しっとりと柔らかく焼きあがったポークは、お肉が苦手な母も大絶賛してくれたので、銀之丞も大喜びでした。
(母がスペアリブにかぶりついている写真も撮ったのですが、本人の意向で掲載できませんので悪しからず…^^)。
翌4日はアメリカ独立記念日。
この日のメインイベントは夜の花火でした。
夕飯には、シャンパンに合うようにと姉が玉ねぎのキッシュを焼いてくれました。
後は前日のスペアリブの残りと、スーパーで買ってきたローストチキン、サラダ(ドレッシングは変えましたが、材料が残っていたので前日とほぼ同じ内容^^)等で簡単に。
前日食べたコーンが甘くて美味しかったので、また買って来ました。
*Roast Chicken, Spare Ribs with Champagne
姉のキッシュが絶品!
*Onion Quiche by Jasmine
タルト生地はサクサク、アパレイユはぷるぷる、玉ねぎが甘くて、でも玉ねぎしか入っていないとは思えないくらい濃厚で…レシピを教えてもらいました。
花火が始まるのは10時半頃とのことなので、それまではみんなでDVD(麗しきジュリー♬)を見たり。
「ゴキブリポーカー」(ご存知カナ?)や「UNO」をして遊ぼう…と思ったのですが。
銀之丞は疲れてソファーで眠ってしまったので、女三人での勝負になりました。
*Playing "Cockroach Poker"
こういうゲームになると、何故か昔から母が強いんですよね…(ちなみに一番負けたのは…ジャスミンでした~^^)。
花火が始まりました。
*Independence Day Fire Works from Jasmine's Balcony
思ったより遠目でしたが、現場(?)まで行くとなると道が渋滞して大変なので、やはり家から見られるのはいいですね。
赤と青のアメリカンカラー。
このカラフルな花火を見て、高校で習った炎色反応の語呂合わせを思い出そうとしたのですが…ストロンチウムの赤と銅の青緑以外はどうにも思い出せず…。^^;
リアカー無きKという村、動力借りようとするともくれない馬力(Li:赤,Na:黄,K:紫,Cu:緑,Ca:橙,Sr:紅,Ba:緑)…でしたか(今ググりました^^;)。
こんな花びらのような形が炎で作れるという不思議…。
この色と形の組み合わせが素敵だと思いました。
翌5日、朝のベランダからの眺め。
このビルの向こうに花火が上がっていたんです。
緑の森に囲まれた姉のアパートの周りでは、早朝と夕方に鹿を見かけることがあったんですよ。
こうして花火でグランドフィナーレを飾って、今年の夏の家族旅行は無事に終わりました。
ハイ、「無事」…に終わったのです、結果としては。
でも実は…今回の旅行では姉以外の全員!が「失せ物」をしてみんなを騒がせるというハプニングがあったのですよ。
まずは母。
ナイアガラ・オン・ザ・レイクでお土産を買おうとして「あらっ?バッグが開いてる…。…パスポートがないみたい!」
人混みの中をさんざん歩いた後だったので、すわっ、泥棒がいないはずのカナダにスリが!?と青くなりましたが…結局母の勘違いで、パスポート、ちゃんとバッグの中に入っていました。…メデタシ、メデタシ。
もう一つ母。
3日にショッピングモールから家に帰る車の中で、帽子が無いことに気づきました。
多分ランチを食べたお店に忘れたのではないか…ということになり、レシートにあったお店の番号に電話したところ忘れ物として保管してあったので、次の日、夫と私とで無事受け取って来ました。…メデタシ、メデタシ。
次は夫。
ナイアガラ・オン・ザ・レイクから帰って来てみんなでルームサービスの夕飯を食べた後、スマホが見当たらないと言い出しまして。
夫と私の部屋のマットレスまでめくって探し、母と姉の部屋も見てもらっても見つからず。
もう少しで、ルームサービスを運んできてくれたホテルの従業員にまであらぬ疑いをかけてしまうところでしたが、結局母のベッドの下に滑り込んでいたのを姉が見つけてくれたのでした。…メデタシ、メデタシ。
そして最後は私。
ホテルの部屋の洗面台に結婚指輪を置き忘れたままチェックアウトしてしまい、その後気付いてホテルまで引き返すという大迷惑をかけてしまいました。
フロントに事情を話して部屋まで戻り、丁度そのフロアを掃除していたメイドさんに聞いたところ「これですか?」と渡してくれました。…メデタシ、メデタシ。
「今回はみんなで無くし物をして大変だったねえ、結局全部見つかったのがすごいけど」という母に「アラ、私は何も無くさなかったわよ」と姉。
しかし「いや~、アンタはやるとしたら何か大きい事をしでかしそうよ」と言われ、憤慨しておりました(実は私もそんな気がするのですが…^^)。
というわけで。
ちょこちょこぽこぽこ予想外の出来事も起こりましたが、結果オーライの良い旅でした。
ホステス役のお姉さん、そして遠く日本から参加してサポートしてくれたお母さん、本当にお世話になりました、どうもありがとう。
そして女性三人の中の白一点として(「日本団」の中の「米一点」カナ?^^)、陰となり日向となり、旅行を支えてくれた銀之丞にHeartfelt Thanksを。
計画した通りの、いやそれ以上の旅程を、みんなで元気で楽しめたことに心から感謝です。
そして長い長い旅日記を読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたなら、また皆様の旅の参考にしていただけたら(ならないカナ)嬉しいです。
残暑と呼ぶにはあまりに厳しい暑さが世界的に続いているような気がしますが、どうぞお元気でお過ごし下さい。
それでは、また。
きっと近いうちに。
★ クリックしていただけると嬉しいです。(^∨^) ★