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PART2　--------------------------------

引き続き「フィリーズレビュー」の
穴馬探しです。

PART1では、このレースで
注目すべき「過去の戦歴」について
お伝えしました。

今回は、その他の傾向を
お伝えします。

【1】とにかく「キャリア豊富な馬」が
　　 好走するレース

　　　　→近5年の好走馬全15頭の
　　　　　「フィリーズレビューまでに
　　　　　使っていたレース数」を診て下さい。
　　　　　（カッコ数字）は人気順。

　　　　　10年1着 サウンド（9）▼6戦
　　　　　　　 2着 ラナンキ（1）　4戦
　　　　　　　 3着 レディア（5）　5戦
　　　　　11年1着 フレンチ（3）　5戦
　　　　　　　 2着 スピード（6）　5戦
　　　　　　　　3着 エーシン（5）　3戦
　　　　　12年1着 アイムユ（1）　5戦
　　　　　　　 2着 ビウイッ（8）▼7戦
　　　　　　　 3着 プレノタ（7）▼7戦
　　　　　13年1着 メイショ（3）　4戦
　　　　　　　 2着 ナンシー（4）　6戦
　　　　　　　 3着 ティズ （11）▼6戦
　　　　　14年1着 ベルカ　（2）　4戦
　　　　　　　 2着 ニホン （13）▼6戦
　　　　　　　 3着 エスメラ（6）　2戦

　　　　　このように大半が、すでに
　　　　　5戦以上を走ってきた馬ばかり。
　　　　　この時期のクラシック前哨戦に
　　　　　出走する馬としては、多めです。

　　　　　特に、大きい穴をあける馬に
　　　　　この傾向が顕著です。
　　　　　7番人気以下（▼印の馬）の
　　　　　5頭はすべて、すでに6走以上を
　　　　　消化していた馬でした。

　　　　　同じ桜花賞のトライアル戦でも
　　　　　チューリップ賞の場合、逆に
　　　　　キャリアの少ない馬が好走する
　　　　　傾向があります。クラシックへ
　　　　　向けじっくりレースを選んで
　　　　　使われてきた素質馬が好結果を
　　　　　出すことが多いからですが、
　　　　　フィリーズレビューはむしろ、
　　　　　クラシック通用のスケールよりも
　　　　　早期の短距離戦を器用に戦える
　　　　　ような高い完成度が求められる
　　　　　レース…ということで、豊富な
　　　　　実戦経験を積んできた「完成度の
　　　　　高い馬」が強いのです。両レースの
　　　　　性格の違いがよく分かります。

　　　　　レースを使い倒してきて『今回が
　　　　　最大目標なのでは？』という趣の
　　　　　馬を、ぜひ狙いたいレースです。

【2】とにかく「父が非サンデー系の馬」が
　　 強いレース

　　　　→ここまでに記してきた内容と
　　　　　連動しますが、このレースは
　　　　　ダート的なタフな流れになるため、
　　　　　スマートな後傾ラップ戦に適性が
　　　　　高い馬が多い「サンデー系」が
　　　　　苦戦傾向。逆に非サンデー系の
　　　　　馬が毎年、その自慢の馬力に
　　　　　モノを言わせてよく好走します。

　　　　　近5年の好走馬15頭の「父」を
　　　　　診てください。このように父が
　　　　　非サンデー系の馬が断然優勢です。
　　　　　▼＝非サンデー系、☆＝サンデー系

　　　　　10年1着 サウンド（9）▼アグネスデジタル
　　　　　　　 2着 ラナンキ（1）☆スペシャルウィーク
　　　　　　　 3着 レディア（5）▼キングカメハメハ
　　　　　11年1着 フレンチ（3）▼タイキシャトル
　　　　　　　　2着 スピード（6）▼ファルブラヴ
　　　　　　　　3着 エーシン（5）▼Cozzene
　　　　　12年1着 アイムユ（1）▼ファルブラヴ
　　　　　　　 2着 ビウイッ（8）☆ダイワメジャー
　　　　　　　 3着 プレノタ（7）▼ジャングルポケット
　　　　　13年1着 メイショ（3）☆スズカマンボ
　　　　　　　 2着 ナンシー（4）☆ブラックタキシード
　　　　　　　 3着 ティズ （11）▼ティズワンダフル
　　　　　14年1着 ベルカ　（2）▼サクラバクシンオー
　　　　　　　 2着 ニホン （13）▼スウェプトオーヴァ－ボード
　　　　　　　 3着 エスメラ（6）▼ハーランズホリデー

　　　　　昨年は非サンデー馬が上位独占。
　　　　　何せ、ティズワンダフルに
　　　　　スウェプトオーヴァ－ボード、
　　　　　そしてハーランズホリデー……
　　　　　こんな血統が幅を利かせている
　　　　　クラシック関連レースは
　　　　　フィリーズレビューだけです。
　　　　　「フィリーズレビュー＝
　　　　　ダートっぽいレース」を
　　　　　分かりやすく表わしている印象。
　　　　　血統的にも、そういった趣の
　　　　　馬を積極的に狙いたいワケです。

　　　　　なお、5頭しかいない☆印の
　　　　　サンデー系の馬にしても、
　　　　　ブラックタキシードや
　　　　　スズカマンボなど、いかにも
　　　　　「鈍いサンデー」の産駒が主。
　　　　　当レースの特性がよく分かります。

会員様には「推奨馬」の結論を
PART3記事でお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。

　　
　　　★近5年好走馬15頭のうち、8番人気以下で
　　　好走した穴馬4頭には「血統の共通点」が
　　　さらに1つあります。その共通点とは？

　　　【こたえ】（34位）

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