こんばんは。

シベリアンです。

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引き続き「安田記念」の穴馬探しです。

PART1では、安田記念は
前走からの間隔に要注目の
レース、と記しました。

今回は、その他の安田記念の
ポイントをお伝えします。

【2】リピーターレース

　　　　→安田記念は、下記のように
　　　　　同じ馬が2度好走する、
　　　　　いわゆる「リピーター」が
　　　　　多めに出るレースです。

　　　　　アサクサデンエン　05年1着　06年2着
　　　　　ウオッカ　　　　　08年1着　09年1着
　　　　　スマイルジャック　10年3着　11年3着
　　　　　ストロングリター　11年2着　12年1着
　　　　　グランプリボス　　12年2着　14年2着
　　　　　ショウナンマイテ　13年2着　14年3着

　　　　　昨年などは、2・3着馬が
　　　　　リピーターでした（笑）。
　　　　　特にグランプリボスは
　　　　　16番人気での大激走。
　　　　　ともあれリピーターが数多く
　　　　　出るということは、それだけ
　　　　　安田記念自体に独特の適性が
　　　　　潜んでいる、という事なのでしょう。

　　　　　今年も（今回もし好走すれば）
　　　　　リピーターに該当する馬が
　　　　　出走予定。要チェックです。

　　　　　また当項目と連動する事項として
　　　　　「ベテランが強い」のも
　　　　　当レースの顕著な特徴と言えます。

【3】「京王杯SC」経由組は危ない？

　　　　→近10年の安田記念の
　　　　　「前走別・成績」を診て下さい。

　　　　　▼高松宮記念　　1.0.0.5　複勝率.167
　　　　　▼京王杯ＳＣ　　2.2.1.41　　　 .109
　　　　　　マイラーズＣ　0.2.5.30　　　 .189
　　　　　　ヴィクトリア　2.0.1.14　　　 .176
　　　　　☆大阪杯　　　　0.2.1.2　　　　.600

　　　　　☆印＝前走で大阪杯を使ってきた
　　　　　馬の成績が非常に優秀。さすがに
　　　　　「安田記念＝マイル以上の距離を
　　　　　走れるスタミナがないと厳しい」と
　　　　　各方面で言われるだけのことは
　　　　　あります。

　　　　　逆に▼印＝「マイルより短い距離」の
　　　　　高松宮記念・京王杯SCを使ってきた
　　　　　馬のアベレージが非常に低調。

　　　　　特に、京王杯SCで1～3着に
　　　　　好走した馬が次走で安田記念に
　　　　　出てくると、本当に散々です。

　　　　　　◆近10年の京王杯SC1～3着馬の
　　　　　　　次走・安田記念での戦績

　　　　　　05年 アサクサ 京王 1着 → 安田 1着
　　　　　　　　 オレハマ 京王 2着 → 安田11着
　　　　　　　　 テレグノ 京王 3着 → 安田 6着
　　　　　　06年 オレハマ 京王 1着 → 安田10着
　　　　　　　　 インセン 京王 2着 → 安田 6着
　　　　　　　　 テレグノ 京王 3着 → 安田 9着
　　　　　　07年 エイシン 京王 1着 → 安田 6着
　　　　　　　　 シンボリ 京王 2着 → 安田17着
　　　　　　　　 オレハマ 京王 1着 → 安田18着
　　　　　　08年 スーパー 京王 1着 → 安田 8着
　　　　　　　　 キストゥ 京王 2着 → 安田 7着
　　　　　　　　 スズカフ 京王 1着 → 安田 5着
　　　　　　09年 スズカコ 京王 1着 → 安田12着
　　　　　　　　 トウショ 京王 2着 → 安田11着
　　　　　　　　 ファリダ 京王 3着 → 安田 3着
　　　　　　10年 サンクス 京王 1着 → 安田不出走
　　　　　　　　 マルカフ 京王 2着 → 安田 8着
　　　　　　　　 ア－バニ 京王 3着 → 安田不出走
　　　　　　11年 ストロン 京王 1着 → 安田 2着
　　　　　　　　 シルポー 京王 2着 → 安田 8着
　　　　　　　　 ジョ－カ 京王 3着 → 安田 5着
　　　　　　12年 サダムパ 京王 1着 → 安田 9着
　　　　　　　　 レオプラ 京王 2着 → 安田不出走
　　　　　　　　 インプレ 京王 3着 → 安田不出走
　　　　　　13年 ダイワマ 京王 1着 → 安田 9着
　　　　　　　　 トライア 京王 2着 → 安田不出走
　　　　　　　　 ガルボ　 京王 3着 → 安田 7着
　　　　　　14年 レッドス 京王 1着 → 安田17着
　　　　　　　　 クラレン 京王 2着 → 安田10着
　　　　　　　　 エールブ 京王 3着 → 安田不出走

　　　　　上記を合計すると（1.1.1.21）。
　　　　　とても、直前の最重要ステップ戦の
　　　　　好走馬の戦績とは思えません。

　　　　　直前の京王杯SCで好走＝
　　　　　安田記念ではむしろ「大きな
　　　　　マイナス材料」ということ。

　　　　　京王杯SCは最初から最後まで
　　　　　速く流れ続ける1400m戦＝
　　　　　非常にスプリント色が濃い
　　　　　レース＝短距離適性が大いに
　　　　　問われるレースです。

　　　　　ゆえに、そんな短距離色の濃い
　　　　　レースを直近に好走してきた馬が、
　　　　　その直後に一転して「マイルの
　　　　　距離分以上のスタミナ」を要する
　　　　　シビアなレース内容になりがちな
　　　　　安田記念に出走しても、なかなか
　　　　　スンナリ対応できず良い結果を
　　　　　残せないということなのでしょう。

【4】逃げた馬は全滅中

　　　→近10年の安田記念で「逃げた馬」の
　　　　全成績は下記のとおりです。

　　　　05年 ローエング　17着 （9番人気）
　　　　06年 メイショウ　14着（13番人気）
　　　　07年 コンゴウリ　 2着 （3番人気）
　　　　08年 コンゴウリ　 6着 （7番人気）
　　　　09年 コンゴウリ　17着（14番人気）
　　　　10年 エーシンフ　10着 （9番人気）
　　　　11年 シルポート　 8着 （4番人気）
　　　　12年 シルポート　12着 （6番人気）
　　　　13年 シルポート　18着（17番人気）
　　　　14年 ミッキーア　16着 （2番人気）

　　　　このとおり、散々です。
　　　　安田記念は序盤から速いペースで
　　　　淀みなく流れ続けますので、
　　　　テンから逃げた馬は物理的に
　　　　厳しく、なかなか残れません。

　　　　昨年は人気のミッキーアイルさえ
　　　　大きく沈んでしまいました。

会員様には「推奨馬」の結論を
PART3記事でお伝えします。

PART3・穴馬結論編に続きます。