ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

仁王門通のそばにある、絵本、童話、木のおもちゃの専門店「きんだあらんど」。

2014-10-06 | アート

地下鉄東西線「東山駅」と「京阪三条駅」から、それぞれ徒歩7分ほど。三条通の北を走る仁王門通から、さらに新間之町通に進むと、白っぽいビルの2階に、小さな絵本屋さん「きんだあらんど」があります。
 
「ミモロちゃんが好きそうな絵本屋さんがあるから、ぜひ行ってみて…」と以前、お友達から教えてもらったお店です。
「ここだ~わ~絵本がいっぱい…」階段を上がって、2階のお店に入ると、棚にずらりと絵本が…。
  
たくさんの絵本を前に、立ち尽くすミモロ。「だっていろんな絵本があって、どれから見たらいいか迷っちゃう~」と…。

ここ「きんだあらんど」は、国内外で出版された絵本や童話の中から、お店の方が、選び抜いた作品だけが並んでいます。
「あ、『三匹のこぶた』だって…『ブレーメンの音楽隊』、『一寸法師』もある…」
ミモロは、もう夢中…。棚に乗って、次々に気になる絵本を見てゆきます。 

手が届かない高いところも、踏み台にのって…
  
約3500冊はあるといわれる店内の絵本。とても短時間で、選ぶことはできません。

小説などの本と違い、絵本は、短い文章で書かれているので、少し時間があれば1冊読み上げることが可能です。そのため、ゆっくり自分の心に沿うものを選ぶことができます。

「絵本は、子供のためだけではなく、大人の心にも響くすぐれた作品が多いんです」とお店の方。
ここには、時代、国、文化を超えた、あらゆる人たちに共通する心に触れる良質な絵本が並びます。一見、やさしそうな文章は、優れた作家が選び抜いた言葉で綴られ、また、そのイメージをいっそう広げる絵も、力量のあるアーティストによって描かれたもの。だから、子供の時に触れた絵本に、大人になって再び出会っても、その感激は決して色あせることがありません。

時間をかけて、選べるように、店内の中央には、大きな木のテーブルと、小さな椅子が並んでいます。もちろん大人だって座れる頑丈なもの…。

ミモロも、気になる絵本を棚から取り出し、熱心に読み始めました。

「ここにいらっしゃる方は、3,4時間過ごされることも多いんですよ」とお店の方。この日も、ミモロが訪れたときは、子供の姿はなく、20代の方々が、いとおしそうに絵本を手にとっていらっしゃいました。

鋭い感性をもつ子供だから、絵本に限らず、良質=愛にあふれたもの、に触れることが何より大切。
愛とは、ただ甘いものではなく、人として生きてゆく力を与えてくれるものだと思います。

絵本は、短い文章ながら、そこには、実に大きな世界が展開されていることを、改めて感じます。
 

大人になって、再び絵本を読み返すと、そこには、子供のころには、見えなかった世界が…。一方、子供のころには見えていたものが、見えなくなっているかもしれなせん…。

読書の秋…絵本に限らず、子供のころ読んだ本をもう一度読み返してみるのも、楽しいことでは…。

ミモロ、いつまで読んでるの~…「だって、面白いんだもの…」ここは、図書館じゃないのよ…。
「また、来て、ゆっくり選んでいい?今日だけじゃ、決められない…」とミモロ。読んでいた本を棚に戻して、再び訪れることにしました。

「あ、木のおもちゃもたくさんあるよ~」と、本の次は、窓辺に並ぶ木のおもちゃに目を輝かせます。
 
国内のメーカーによる木のおもちゃは、いずれも温もりあふれる品々。車や汽車をはじめ、ママゴトセットなども…。
「中に何、入ってるんだろ?」とてもよくできた木のおもちゃ…しかも価格も控えめで、プレゼントにぴったり。
 

「これ木のシーソーだって…」「ブーブー…」家のインテリアにしたいような洒落た木工の品々。
 

カタカタ…「これ楽しい…」引っ張ると音が出て、動きも楽しいおもちゃで遊ぶミモロ。
  

お店の売り物だから、遊んじゃだめよ…。「うん、選んでるの~」え? 買う気満々のミモロ。
「これも楽しいなぁ~」木琴やパズルなども…。
 
どれにするの?「う~ん、迷っちゃう…」と、やはり決められないよう…。

木のおもちゃも、ひとつひとつ見てゆくミモロ。ここに過ごすのが楽しくてたまらないよう。

あ、雨が止んでる…さぁ、今のうちにおうちに戻りましょ…。「え~もう行くの…あの~また、来ます…」とミモロは、後ろ髪をひかれる思いでお店を後に…。すでにお店に来てから2時間近く経過…。半日過ごす人がいるというのも頷けます。

心に沿う絵本や木のおもちゃ、そして童話などとともに、それをじっくり選ぶ時間が、このお店には用意されているのです。

*「きんだあらんど」京都市左京区新間之町二条下ル頭町351 075-752-7690 10:00~18:00 水曜休み、祝日不定休

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1 コメント

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行ってみたいなぁ~ (トトロ)
2014-10-07 00:17:02
すてきなお店ですね。
ミモロちゃんにピッタリ・・・・。
私も、絵本大好きです。
大人になっても、子供の心を忘れたくないですね。
これからも、どうぞ頑張っていろいろリポートしてください。
ミモロちゃんのリポート大好きです。

わかりやすくて、親しみ感じます。
がんばってね~

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