ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「祇園祭」の後祭。3基の大きな山鉾の曳き初め。まずは、「大船鉾」で綱に触るミモロ

2017-07-21 | 祭事・神事・風習

7月24日の「祇園祭」の後祭。新町通沿いには、「北観音山」「南観音山」そして「大船鉾」が姿を見せ、20日には、その曳き初めが行われました。
毎年、ボランティアで「大船鉾」のお手伝いさせてもらうミモロ。その日は、当番ではありませんが、曳き初めとあって、浴衣姿で出かけます。

曳き初めに先立ち行われる神事と瀧尾神社の剣鉾の奉納。「あ、間に合わなかった~」ミモロは、時間を間違えて、到着したとき、すでに剣鉾の奉納は終わっていました。
 
「あ、ミモロちゃん、今終わったとこ・・・遅いよ~」と、剣鉾の保存会の皆さんに。「え~そうなんだ~」とがっかりするミモロ。「じゃ、記念撮影だけ一緒にしようね~」と言われ、ちゃっかりセンターに。

まだ曳き初めまでに時間が…
 
「大船鉾」は、四条町の鉾。4年前に150年ぶりに巡行が復活し、後祭のしんがりを務めます。
昨年は、船の先頭を飾る「龍頭」が完成。昔の龍頭と共に、今年は会所で祭りを見守ります。
南四条町と北四条町の2つの町が、かつて交互に務めていたことから、船の先頭の飾りも1年ごとに替わるのです。今年は、豪華な大金幣。これは、幕末の動乱の中で、焼け残った貴重なもの。

ミモロは、ご祭神の神功皇后に参拝後、会所の前で準備を見守ることに。
「あ、大河くん~わ~大きくなってビックリ~」。「大船鉾」の囃子方を5年前から務めているミモロのお友達。初めて会ったときは、まだ浴衣も肩上げをした子供だったのに、今は、凛々しさも感じられる少年に成長。「ミモロちゃんは、変わらないね~」「うん…」と、小さいままのミモロです。

「これで叩くの?」
大河くんの担当は、「鉦(かね)」。それを叩くバチは、鯨のひげと鹿の角でできたもの。今や貴重な品で、鉦を担当する先輩から代々受け継いでゆくのです。
「ミモロも男の子だったら、参加できるのに~」と、女性は祭りを蔭で支える役割ですから、どんなに望んでも無理。

「もう行くね~」曳き初めの準備が進みます。
鉾に乗り込む囃子方。そして鉾を浄める塩も用意されました。
 

いよいよ曳き初めがスタート。音頭取りさんたちも鉾の先頭にスタンバイ。
まずは、鉾のお浄めを…
「もう始まるね~」とミモロも鉾のそばにスタンバイ。
いよいよスタートです。
綱を握るミモロの手にも力が入ります。

「エンヤラヤ~」音頭取りの掛け声で、「大船鉾」は、ゆっくりと会所を離れ、新町通へと船出します。

「いよいよ今年も始まりましたね~」と、祭りに関わる方々も笑顔で鉾を見守ります。
  
年に1度のお祭りは、多くの人が力を合わせて行うもの。本当に多くの蔭で支える人たちの力がなくてはなりません。

ギシギシギシ・・・新町通の3基の大きな山鉾は、同時に曳き初めを行い、その車輪の音と、人々の歓声が通りに響きます。









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