3月3日、上賀茂神社での「桃花神事」に参列したミモロは、「ここもお詣りしたい…」と、さらに足を伸ばして、京都の北東に位置する「貴船神社」へと向かいました。
参道を歩き、奥宮から本宮へ。
時折、みぞれが降り、次に太陽が射し込むという不安定な天候の中、「ホント、ここは気の流れが違う…。さすが京都屈指のパワースポット」と、改めてそのパワーを実感するミモロです。「貴船神社」は、太古の昔から、水の神、龍神をお祀りする神社。山から湧きだす清らかな水が、常にあふれる場所。
ミモロもまずは、お清めを…。3月3日には、本宮にて上巳の節句の「桃花神事」が行われます。
「あ、間に合わなかった…」。すでに神事は、ミモロが到着した時には、終了していました。上賀茂神社の神事と、1時間しか違わないため、とても間に合いません。「でも、貴船神社にお参りしたい…」と、やってきたのです。本宮の社殿には、お雛様が。
「神事は、終わりましたが、よかったら中へどうぞ…」と言われ、社殿に進みます。
貴船神社の禰宜さまや巫女さんなどにご挨拶して、中で、御供え物を拝見します。
春の節句には、飛び魚、鯛などを供え「あ、草団子もある…」
かつてはハハコグサで作ったという草餅、今は、ヨモギで作ります。山深い貴船に供える魚は、一夜干ししたもの。昔ながらのお供物です。「海の恵みと草餅など山の恵みをお供えするんだー。美味しそうなものばかり…」
貴船は、「気生根」とも書かれ、そこには、気が生まれる根源という意味が。ここに来ると、気が蘇り、運気が回復すると昔から言われるパワースポットです。
パワースポットと言われる場所に共通するのは、清らかな水があること。万物の誕生の起源であり、生命を育む水。その清らかさに触れると、生命力がアップして、それにより運気が上昇するのだとか。
「3月3日の雛祭りに行われる桃花神事は、やっぱり女の子の幸せを願うものだよねー。ここは、縁結びにご利益がある神社だから、きっとお雛様の時に参拝すると、縁結び効果が倍増する気がする…」と、勝手に思うミモロ。それで来たかったの～。「まぁね」と。神事は、終わってしまいましたが、ミモロは、神前に深々とお詣りを…。
貴船神社の中宮にある結社は、特に縁結びに縁のある社。ここに、「結び文」にお願い事を書き、奉納します。
「お守りもいろいろあるー」
御守は、ご利益がある、なしというものではなく、常に身のそばに置くことで、神さまと共にあり、見守られていることの証だと。京都に暮らして以来、数多くの神社やお寺を参拝したミモロ。今や「福招きネコ」と言われるほど、「だって、ミモロ、いつも神様に感謝してるもの…」と、なかなか信心深いネコ。
さて、本殿には、大きな双葉葵の神紋が。
京都でこの神紋を見るのは、他に、松尾大社、上賀茂神社、下鴨神社で、いずれも京都に古くからある神社です。
実は、貴船神社は、平安時代、上賀茂神社の第2摂社で、上賀茂神社が、炎上した折、ご神体が、一時、貴船神社に遷されていたことも。明治になり、上賀茂神社から独立することに。だから神紋は、双葉葵なのです。
京都に数ある神社を、ご神紋で見て行くと、一見全く別の神社でも、その起源や歴史的な繋がりが伺えます。
例えば、八坂神社と粟田神社は、瓜のようなご神紋。この２つも、深い繋がりが…。
出雲大社と伊勢神宮の式年遷宮を迎えた昨年以来、神棚の需要が高まっているそう。式年遷宮を機会に、神様とのつながりを改めて思う人が増えたようです。
「貴船神社の『誕生日祈祷』って知ってますか？」と、神社で知り合った方に教えてもらったミモロ。「へーえー、そういうのあるんですか～」と。「お誕生日の月に御祈祷をお願いすると、ご利益がいっそう頂けるそうですよ」と。同じ月生まれのお友達と毎年、いらっしゃるそうです。
さぁ、奥宮に参拝して帰りましょう。
神社の境内の中でも、一番奥に位置する奥宮。「なんかここは、いっそう強い気が流れているよう…」と、深呼吸してパワーを吸収するミモロでした。＊「貴船神社」の詳しい情報は、ホームページから、どうぞ…
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そして、私は貴船神社へ行ったことが・・・ない・・・ごめんなさい、と、何故か謝ってしまう。
私も元気なうちに行きたい・・・です。
ミモロちゃんも、せっかく、巫女さんのユニフォーム持ってるんだから、取材を兼ねて、方々の神社で巫女さんのアルバイトをされたら、いかがでしょう？
参拝客、ドッと増えると思うんだけど！
すごく神聖な雰囲気の場所ですよね。良いご縁を結べそうですね。
ミモロの巫女さん確かに好評・・・。
どこかアルバイトさせてくれる神社ないかなぁ～
冬は、川床は、設置されていません。夏だけ・・・。
だって、貴船は、寒いんだもの。おしり冷えちゃいます。