ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

寺町通で開催中の東北の手仕事「暮らしのクラフト ゆずりは」の展示会。13日まで「ギャリエ ヤマシタ」にて

2014-12-10 | ファッション

毎年、冬になると寺町のアーケードにある「ギャリエ ヤマシタ」で、東北の手仕事の品々の展示即売会が行われます。
  主催するのは、青森十和田湖畔にある「ゆずりは」という暮らしのクラフトの品々を扱うお店です。

店主の田中陽子さんは、ミモロのお友達。青森から京都に来ると、必ず会いに行きます。
器、布、籠、着物など、さまざまな東北の手仕事の作品が紹介される展示会は、とても洗練された品々が並び、ミモロは、見るのが楽しみなのです。

「ミモロちゃん、元気だった~」と田中さん。「はい、元気で~す」と、再会を喜び合うふたり。

冬は、特に、手織りもののストールなど、温かな品が並びます。
 岩手の「小岩井農場」で育ったヒツジの毛を使用したストールや、シルクリボンで織られたストールなど、いずれも美しい色と上質の肌触りがたまりません。
 
「フワフワであったか~い」と、思わず頬ずりするミモロ。いずれも使いやすそうなものばかり。
  


「おしゃれな雰囲気が素敵~」と、ミモロ憧れの品です。

また、「ゆずりは」の展示会で人気なのは、山ブドウ、あけび、くるみを使ったカゴ。手間暇かけて作られたもの。
 
「カゴは、冬は持てないかも~」と思っていると、「東北では、昔からカゴは、1年中使うもの…だからいつでも持って欲しいんです」と田中さん。

「あ、これクリスマスプレゼントにいいかも…」とミモロが見つけたのは、刺子の巾着やブックカバー、そして針山です。
 

「これ、憧れてるんだ~」とミモロが覗くのは、曲げわっぱのおひつ。
「これにご飯入れると、いっそう美味しくなるんだよね~」と。
木の器でご飯を食べると、とても美味しく感じます。ご飯は、陶器のお茶碗というのが一般的ですが、木の器は、熱伝導がしにくいため、いつまでもアツアツの状態が保たれます。手に持っても熱くないのが木の器。お汁ものだけに使うのでは、もったいない。


南部鉄器の作品も。


着物の趣味のよさに定評のある田中さんが選んだ織りの帯や紬も会場に…。
  

「東北って、豊かだね~」とミモロ。長い冬の間に、辛抱強く続けられる手仕事。京都のものづくりのような華やかさはありませんが、素朴な温かさが漂います。


ところで、東北地方といえば、縄文時代が思い浮かびます。その時代の遺跡が多く、青森の三内(さんだい)丸山遺跡などが有名です。「昔、東北地方って、今より暖かったらしいよ~」と、ミモロのどこかで聞いてきた知識。

学校の日本史では、1学期の初めに、ちょこっと触れるだけの縄文時代。竪穴式住居、土器、貝塚などしかイメージにありません。でも、日本の歴史の中で、この時代ほど長い時代はなく、一説には、紀元前14000年ごろから紀元前300年ごろまでと、なんと13700年間もあるのです。つまり、1学期でちょこっと習うところが、ホントは、もっとも長いことに。「え~1万年以上も続いたんだ~。今、学校で習う日本史って、2000年間くらいだから、その6倍も長いんだ~すご~い」と、ビックリするミモロです。

私たちが知っている歴史って、すごく短いもので、知らない歴史が、いかに長いか…。

そのころから、ご先祖様はいらしたわけ…。「ご先祖供養、しきれないね~」と、ミモロ。1万年前にいたご先祖様って、どんなだたんだろ?と、想像が膨らみますね。



話戻って、「暮らしのクラフト ゆずりは」の展示会は、12月13日まで、寺町の「ギャリエ ヤマシタ」075-231-6505で開催中。11:00~18:00です。

 



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