ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[葵祭」に先立つ「御蔭祭」。糺の森に続く行列。

2018-05-13 | 祭事・神事・風習

「もうすぐ葵祭だね~」と、5月12日には、御蔭山で新しくお生まれになった神様の荒御魂を下鴨神社本殿にお迎えする「御蔭祭」が行われます。氏子町では、門口に双葉葵の神紋を描いた提灯が下がり、祭の日を心待ちにしています。
「あ、来た~」
12日の朝10時頃。ミモロが御蔭橋にいると、そこに下鴨神社で神事を済ませ、荒御魂をお迎えに行く車列が近づいてきました。

「あれ?タヌキさん?」車の運転席には、頭に麻縄を巻いたタヌキのぬいぐるみが乗っています。ミモロは、沿道から手を振ると、そのタヌキも身を乗り出して応えてくれました。
「いってらっしゃい~」と見送るミモロ。「いいなぁ~行列に同行できて~」とうらやましそうに見つめます。

一行は、八瀬の近くにある御蔭山の「御蔭神社」で神事を行い、荒御魂を神馬に乗せて、夕方に再び下鴨神社へと戻るのです。

ミモロは、昨年、「御蔭神社」まで行き、その様子を拝見してきました。詳しくは、「ミモロ 御蔭神社」で検索を。

さて、今年は、行列を下鴨神社でお友達と待つことに・・・。「なんかまだ少し早いみたい~」ということで、境内にある茶処「さるや」でひと休み。「冷やししるこ頂こう~」と。この日は、まるで夏のような暑さ。冷たいものが恋しくなります。
 
「ミモロちゃん、白玉食べる?」「うん、あ~ん」とお友達に甘えるミモロ。「美味しいね~」初夏のような陽射しの中、糺の森には、爽やかな風が吹き抜けて、本当に気持ちのいい時間・・・。

食べ終わったミモロは、馬場道から行列を見ることに。すでに行列の通る糺の森には、見物する人がいっぱい。
「ちょっと離れてるけど、ここからも見えるよ~」とミモロ。「あ、なんか音がする、もうすぐ到着するよ」
その言葉通り、行列の姿が森の木々の間に見えてきました。
 
神職や楽人、氏子など総勢200余名の行列は、どこか神々しい雰囲気が漂います。
「あ、あれが神馬だ~背中に荒御魂さまがいらっしゃるんだよね」


行列は、糺の森の中ほどにある切芝という場所でひと休み。そこでは「東游(あずまあそび)」という舞が奉納され、荒御魂さまをもてなす「切芝神事」が行われます。
 
荒御魂を背負った神馬は、顔だけを外にだして、その神事を見ていました。

やがて、糺の森での神事を済ませ、一行は、本殿へと向かいます。
「あ、神馬さんも移動してる~」

さらに新木宮司さまをはじめ、行列に参加する人たちが続きます。いろいろな人が作る行列・・・
  

糺の森を抜けて、本殿での神事に望みます。本殿の前の戸は閉められ、中の様子は見えません。「あれ?神馬さんは、お仕事終わり?」本殿に無事に荒御魂を届けた神馬の役割もここまで・・・「お疲れ様~」とミモロ。
 

戸が閉められた本殿前でしばらく待っていたミモロ。やがて中から神職さんたちなどが姿を現し、すべての神事が滞りなく納められたことを物語ります。
 

ミモロは、荒御魂が納められた本殿に、さっそく参拝。


「御蔭祭も終わったし、いよいよ葵祭が始まるね~」そう、15日の朝、京都御所を出発した斎王代や勅使の一行が、下鴨神社に到着するのは、11:40.それからさまざまな神事を行い、「上賀茂神社」へと進みます。
平安時代から続く古式ゆかしい「葵祭」。それが終わると、京都は、夏を迎えます。


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