醒ケ井仏光寺の町家「京空間mayuko]で、5月21日まで「武者人形飾り」が始まりました。
「桃太郎君に会いに行きたい~」というミモロのリクエストでさっそく出かけました。
暖簾がかかる町家のお座敷には、今年も武者人形の段飾りが…。
「いっぱいいる~」
明治3年創業の呉服商「黒田庄商店」に代々伝わる武者人形。男の子の誕生を祝い、さまざまな勇ましい人形や兜が揃えられたのです。
京都では雛人形飾りの公開は多いのですが、武者人形飾りを公開する場所は少なく、ここは貴重な場所。
「え~とあの人誰だっけ~」
「あの方は、神武天皇・・・」一番上の段にのっている大きなお人形です。
雛人形と異なり、武者人形は、そのモデルとなる人物がいること。ここには、源頼朝や義経、加藤清正、太閤秀吉、また金太郎に桃太郎などが見られます。
「あ、この人、ミモロわかるよ~」とすでに3回目となるミモロ。「太閤秀吉だよね~冠の形が特別なんだ~」
横に伸びた飾りがある冠が、太閤秀吉の証。
武者人形は、その持ち物などに、その人を示すものがあり、それで判別できます。「お顔じゃわかんないよね~」とミモロ。
どの方も美しいお顔立ちになっているので、実際とはかなり違うイメージです。
武者人形の中で唯一の女性が、神功皇后。その傍らには、赤ちゃんの応神天皇がいらっしゃいます。
身重の体で、戦場に出向いたといわれる神功皇后。そして戦場で息子である応神天皇を出産されたとか。
祇園祭の山鉾などでも神功皇后は、安産の神さまとして祀られています。
そして大きくなった応神天皇と守役。「いつも守役の人といっしょなんだ~」
「これ闘鶏してるところだって~」
いろんな場面があるのも武者人形飾りの面白さ。
「1年ぶり~桃太郎さん、こんにちは~」とミモロは、大好きなイケメンの桃太郎に挨拶。
「こっちにもいる~」
桃太郎は、男の子の誕生祝いの人形に人気で、ここには6体の桃太郎がいました。
「いいなぁ~お馬に乗って・・・」馬上の桃太郎は、なかなか見ない構図です。
今年もミモロは、飾ってある馬に乗せてもらいました。
「ミモロ着物着て、 このまま馬に乗ってたら、ここに来る人わからないかも~」と思うミモロ。
う~でも勇ましくないから~わかるんじゃないの?「そう?」と。この白馬も人形の「大木丸平」の作です。
「ミモロちゃん、これなんだかわかる?」と、「京空間mayuko]の気谷さん。
ミモロが着ているのは、黒田家の火消し装束です。火事の多かった京都。商家にとっては火事ほど怖いものはなく、そのため大きな商家では、火災に備えてさまざなものが準備されていて、これもそのひとつ。
「ねぇ~商家の男の子なら、将来はお金に強く、商売を発展させる人物になってほしいんじゃないの?武者だけじゃなくて、紀伊国屋文左衛門とか、二宮金次郎とかの人形ないのかなぁ~」とミモロ。う~これはあくまで健康で強い体をもつ男の子になってほしいという願いなのでは?
雛人形は、お道具などの楽しみが…武者人形は、身につける装備などに見所が…。
「ぜひ、いらしてくださいね~」と気谷さん。
*「京空間mayuko]の「武者人形飾り」は、5月21日まで。火曜・水曜休み 10:00~18:00 予約制。拝観料1000円 京都市下京区醒ケ井仏光寺上ル要法寺町445 075‐351‐0026
四条堀川から徒歩3分
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